9/9付で、東証Target経由で上場各社に対して連絡事項が公表されていました。
何と
東証の適時開示システムであるTDnet(Timely Disclosure network)、決算発表時の決算短信に添付する財務諸表のXBRLファイル出の提出が、2009年1月に延期になってしまいました。
これは従来、3月決算企業ですと、第2四半期、つまり今度の9月中間期の決算短信の提出のときから、財務諸表部分をEDINETと同様のXBRLファイルにして提出する予定になっていたものです。
そのため、今までは決算発表が早い企業もあるので2008年10月からXBRL提出に対応しますというアナウンスだったわけです。
通知文では、7/7に新TDnetをスタートしてから、たびたびシステム障害が発生しており、現在、システムの見直しを行っているとのことでした。
ちょうどプロネクサスと相談して、第2四半期から財務諸表のXBRL化が始まり、EDINETの四半期報告書におけるXBRL財務諸表と同じになるので、決算短信の制作ツールと四半期報告書の制作ツールを統一して、プロネクサスワークスでも使おうかなと思っていた矢先だったので、今回の東証の発表には、驚きとともに、失望を禁じえませんでした。
そのうえで、同じXBRLの財務諸表を作成・公表するんだから、社会的な費用便益の最大化のために、EDINET提出のXBRLを決算短信から参照するとかできないものかしらと思ってしまいました(発表タイミングとしては、30日以内の決算発表を要請されている決算短信のほうが、45日以内の四半期報告書よりも早いですが)。
EDINETのほうはまずまず順調に稼動しているようですから、なおさら発行会社の負担減を求めたいなぁと思います。
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