今月でクレジットカードの有効期限が切れるため、新しいカードが届きました。
新しいカードを手にするとき、大きな問題があります。カードの裏の「署名」ってすごく書きにくい。きっと不正利用防止の為とかで書きにくい素材にしてるんだろうな。
5年前の失敗
5年前にカードを発行したとき、その辺に転がってたペンでさくっとサインを書いたんですよ。サインしてみたら、滲むというか滑るというか文字を書けている実感がなかった。その結果、かなり薄くなってしまってよくない。薄かったもんだからまだ消せると思って、サインの欄をティッシュでこすったんですよ。そしたら消えはしたんですが、薄く黒く滲んでしまって汚くなった。そもそも水性で書いた私が馬鹿だった。そして私は泣きながら、油性の強そうなボールペンを探しだし、力を入れて書き直したんですよ。そしたら消して滲んだサインの上にまたサインがあって汚くなってしまった。
それからの5年間は、そのカードの裏を見るたびに涙を浮かべながらセキュリティコードを確認していました。セキュリティコードは「クレジットカード裏面のサイン欄上部に記載されている数字の一番右の3桁の数字」で、ネット通販では度々入力を求められる。だからネット通販する度に泣きながらネット通販してた。
だが遂に不遇の5年が終わった、5年経ったのだ。5年経つということはカードの更新を意味する。新しいカードが届くのだ。もう5年前の失敗は繰り返さない。最高にロックでモダンなサインを書くのだ。これからは誇らしげにセキュリティコードを入力するのだ。
最高の選択
ということでググった。クレジットカードのサイン欄に適した最高にクレジットカードのサインなペンを求めてググった。
ネットという情報の海から私が出した結論はこれだ。
マッキー極細
もう一度言おう
マッキー極細
ネットにはいくつかの選択肢があったが、入手の難易度と値段から言えばこいつがベストだ。俺はこいつのおかげで最高にクールなサインが書けた。今後5年間、最高の気持ちでカードを使える。
だが、あることに気づいてしまった。最高のペンを手に入れた私だが、詰めが甘かった。くだらない過ちを犯してしまった。マッキー極細は両端がペン先で「細」と「極細」がある。私はあろうことか「細」で書いてしまったのだ。心が苦しい。「細」であるため、やや太めな野暮ったいサインになってしまった。悲しい。残業で疲弊した会社帰りにマッキー極細を買ったのに、あろうことか「細」で書いてしまったのだ。「マッキー極細」を買って「細」で書く。そんなマッキー極細のメンツをぺしゃんこに潰すような使い方をしてしまったのだ。これはマッキー極細への侮辱だ。マッキー極細には本当に申し訳ないことをした。
いつもこうだ、周到な準備をしても最後の最後でささいなミスを犯す。そのミスがまた、これからの5年間僕を衰弱させるんだ。気持ちが高ぶってしまったんだ、新しいカードにサインを書けば、5年間も僕を屈服させた旧カードとさよならできる。気持ちが高ぶって「細」も「極細」もわからなくなってしまった。また悲しい5年が始まるのだ、今度はマッキー極細への謝罪も従えて・・・。
この過ちを繰り返してはいけない、僕はマッキー極細を手にとってこの記事を書いた。もちろんペン先は「極細」だ。これからカードにサインを書く人、そして5年後のボクに向けて・・・
続編があります!
当記事の続編は こちらから読めます!! 読んでみてね〜