大変ごぶさたしております。この1ヶ月、iPod touchにかかり切りで、Boot Camp環境をおざなりにしておりました……。
本ブログでは、Mac OS XからNTFSパーティションを読み書きする「ntfs-3g」をソースからコンパイルする記事を公開しておりました。しかし、最近はインストーラ形式で提供するサイトも現れ、導入の敷居が一気に下がりましたので、最新のバージョン(MacFUSE 2.0.x + ntfs-3g 1.5222RC)での導入手順を改訂版としてご紹介いたします。
【09/01/22訂正】MacFUSEの最新リリースならびにntfs-3gの日本語ファイル名問題を解消したRC版 (Release Candidate、製品候補版) に合わせて文中の表記を訂正いたしました。画像は以前のままですが、同様の手順でインストールできます。
【注 意!】ここで紹介している手順は私の環境での動作実績はありますが、必ずしもすべての環境で動作を保証するものではありません。 Apple、Microsoft、各種ソフトウェア作者、ならびにパソコンよろずQ&A管理人のいずれも、この情報を元に実施した作業のいかなる 責任の一切を負わないことを、あらかじめご承知おきください。
■MacFUSEのインストール
FUSEのMac版、MacFUSEはGoogle Codeで配布されています。こちらはdmg形式で配布されていますので、ダウンロードしていつも通りインストールするだけです。
■ntfs-3gのインストールと設定
Mac OS X用のntfs-3gは有志の方が用意されたdmg形式のものがあります。まだ正式版ではありませんが、濁点・半濁点などを含む日本語ファイル名のファイルがコピーできない問題に対応したRC版を使用します。
※gooブログの文字数制限の都合で、不要となった「ntfs-3g.utilの編集手順」と「Mac OS X 10.5 (Leopard)でNTFSパーティションからファイルをコピーできない制限の対処方法」は削除しております。一部コメントと内容との不整合がございますが、何卒ご理解のほどお願いいたします。
それでは、また。
本ブログでは、Mac OS XからNTFSパーティションを読み書きする「ntfs-3g」をソースからコンパイルする記事を公開しておりました。しかし、最近はインストーラ形式で提供するサイトも現れ、導入の敷居が一気に下がりましたので、最新のバージョン(MacFUSE 2.0.x + ntfs-3g 1.5222RC)での導入手順を改訂版としてご紹介いたします。
【09/01/22訂正】MacFUSEの最新リリースならびにntfs-3gの日本語ファイル名問題を解消したRC版 (Release Candidate、製品候補版) に合わせて文中の表記を訂正いたしました。画像は以前のままですが、同様の手順でインストールできます。
【注 意!】ここで紹介している手順は私の環境での動作実績はありますが、必ずしもすべての環境で動作を保証するものではありません。 Apple、Microsoft、各種ソフトウェア作者、ならびにパソコンよろずQ&A管理人のいずれも、この情報を元に実施した作業のいかなる 責任の一切を負わないことを、あらかじめご承知おきください。
■MacFUSEのインストール
FUSEのMac版、MacFUSEはGoogle Codeで配布されています。こちらはdmg形式で配布されていますので、ダウンロードしていつも通りインストールするだけです。
1 Safariから以下のURLにアクセスし、右側「Featured Downloads:」より「MacFUSE-2.0.3,2.dmg」をクリック(表示されていない場合は、「Show all」をクリック)
・macfuse - Google Code
http://code.google.com/p/macfuse/ (MacFUSEプロジェクトページ)
2 「“MacFUSE-2.0.3,2.dmg”にはアプリケーションが含まれています。」と表示されたら、「続ける」ボタンをクリック
3 開いたウィンドウ内の「MacFUSE.pkg」をダブルクリック

※もしもウィンドウが開かない場合は、ダウンロードされた「MacFUSE-2.0.3,2.dmg」をダブルクリックしてマウントしてください。
4 「続ける」ボタンをクリック
5 「ようこそMacFUSEインストーラへ」の画面が表示されたら、「続ける」ボタンをクリック
6 使用許諾契約を確認し、「続ける」ボタンをクリック
7 「Agree」(同意する)ボタンをクリック
8 Mac OS Xのシステムパーティションをクリックし、「続ける」ボタンをクリック

9 「インストール」ボタンをクリック
10 パスワードを求められたら、ログインしている管理者権限のユーザーのパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリック
11 インストールの完了後に「閉じる」ボタンをクリック

・macfuse - Google Code
http://code.google.com/p/macfuse/ (MacFUSEプロジェクトページ)

2 「“MacFUSE-2.0.3,2.dmg”にはアプリケーションが含まれています。」と表示されたら、「続ける」ボタンをクリック

3 開いたウィンドウ内の「MacFUSE.pkg」をダブルクリック

※もしもウィンドウが開かない場合は、ダウンロードされた「MacFUSE-2.0.3,2.dmg」をダブルクリックしてマウントしてください。
4 「続ける」ボタンをクリック

5 「ようこそMacFUSEインストーラへ」の画面が表示されたら、「続ける」ボタンをクリック

6 使用許諾契約を確認し、「続ける」ボタンをクリック

7 「Agree」(同意する)ボタンをクリック

8 Mac OS Xのシステムパーティションをクリックし、「続ける」ボタンをクリック

9 「インストール」ボタンをクリック

10 パスワードを求められたら、ログインしている管理者権限のユーザーのパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリック

11 インストールの完了後に「閉じる」ボタンをクリック

■ntfs-3gのインストールと設定
Mac OS X用のntfs-3gは有志の方が用意されたdmg形式のものがあります。まだ正式版ではありませんが、濁点・半濁点などを含む日本語ファイル名のファイルがコピーできない問題に対応したRC版を使用します。
12 Safariから以下のURLにアクセスし、「NTFS-3G 1.5130 Update2」の記事にある「Note: Beta release available, including a fix for the accented filenames issue.」の「Beta Release」のリンクをクリック
・NTFS-3G for OS X Revived
http://macntfs-3g.blogspot.com/
13 「Beta release: 1.5222-RC Mac OS X Package」の画面が表示されたら、「http://hem.bredband.net/unsound/ntfs-3g/NTFS-3G_1.5222-RC-stable-catacombae.dmg」のリンクをクリック

14 「“NTFS-3G_1.5222-RC-stable-catacombae.dmg”にはアプリケーションが含まれています。」と表示されたら、「続ける」ボタンをクリック
15 開いたウィンドウ内の「NTFS-3G」をダブルクリック

※もしもウィンドウが開かない場合は、ダウンロードされた「NTFS-3G_1.5222-RC-stable-catacombae.dmg」をダブルクリックしてマウントしてください。
16 「ようこそNTFS-3G 1.5222-RC [stable build] インストーラへ」の画面が表示されたら、「続ける」ボタンをクリック

17 使用許諾契約を確認し、「続ける」ボタンをクリック

18 「Agree」ボタンをクリック

19 Mac OS Xのシステムパーティションをクリックし、「続ける」ボタンをクリックしてください。

20 「インストール」ボタンをクリック

21 パスワードを求められたら、ログインしている管理者権限のユーザーのパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリック
22 インストールの完了後に「再起動」ボタンをクリックし、Mac OS Xを再起動する

23 Mac OS Xが再起動したら、アップルメニューから「システム環境設定」をクリックしてシステム環境設定を開き、「その他」から「NTFS-3G」をクリック

24 「NTFS-3G」の画面が表示されたら、左下の鍵アイコンをクリック

25 パスワードを求められたら、ログインしている管理者権限のユーザーのパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリック

26 「Filename normalization enabled」にチェックを付けてシステム環境設定を閉じる

上記の設定直後は、いったんNTFSボリュームをアンマウントしてから再度マウントする必要がありますが、以後は起動直後から設定が有効な状態でマウントされます。・NTFS-3G for OS X Revived
http://macntfs-3g.blogspot.com/

13 「Beta release: 1.5222-RC Mac OS X Package」の画面が表示されたら、「http://hem.bredband.net/unsound/ntfs-3g/NTFS-3G_1.5222-RC-stable-catacombae.dmg」のリンクをクリック

14 「“NTFS-3G_1.5222-RC-stable-catacombae.dmg”にはアプリケーションが含まれています。」と表示されたら、「続ける」ボタンをクリック

15 開いたウィンドウ内の「NTFS-3G」をダブルクリック

※もしもウィンドウが開かない場合は、ダウンロードされた「NTFS-3G_1.5222-RC-stable-catacombae.dmg」をダブルクリックしてマウントしてください。
16 「ようこそNTFS-3G 1.5222-RC [stable build] インストーラへ」の画面が表示されたら、「続ける」ボタンをクリック

17 使用許諾契約を確認し、「続ける」ボタンをクリック

18 「Agree」ボタンをクリック

19 Mac OS Xのシステムパーティションをクリックし、「続ける」ボタンをクリックしてください。

20 「インストール」ボタンをクリック

21 パスワードを求められたら、ログインしている管理者権限のユーザーのパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリック

22 インストールの完了後に「再起動」ボタンをクリックし、Mac OS Xを再起動する

23 Mac OS Xが再起動したら、アップルメニューから「システム環境設定」をクリックしてシステム環境設定を開き、「その他」から「NTFS-3G」をクリック

24 「NTFS-3G」の画面が表示されたら、左下の鍵アイコンをクリック

25 パスワードを求められたら、ログインしている管理者権限のユーザーのパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリック

26 「Filename normalization enabled」にチェックを付けてシステム環境設定を閉じる

【補足:「MacからWindowsに切り替えて再起動する機能を追加するには」の記事をご利用になる場合のご注意】
本記事の方法でntfs-3gをセットアップした場合、「MacからWindowsに切り替えて再起動する機能を追加するには」の記事をご利用になる際は「ntfs-3gを利用していない場合」のスクリプトをご利用ください。「ntfs-3gでWindowsパーティションをマウントしている場合」のスクリプトでも問題ございませんが、NTFSパーティションを再マウントをするコマンドが実行される分、余計に時間がかかってしまいます。
本記事の方法でntfs-3gをセットアップした場合、「MacからWindowsに切り替えて再起動する機能を追加するには」の記事をご利用になる際は「ntfs-3gを利用していない場合」のスクリプトをご利用ください。「ntfs-3gでWindowsパーティションをマウントしている場合」のスクリプトでも問題ございませんが、NTFSパーティションを再マウントをするコマンドが実行される分、余計に時間がかかってしまいます。
※gooブログの文字数制限の都合で、不要となった「ntfs-3g.utilの編集手順」と「Mac OS X 10.5 (Leopard)でNTFSパーティションからファイルをコピーできない制限の対処方法」は削除しております。一部コメントと内容との不整合がございますが、何卒ご理解のほどお願いいたします。
それでは、また。
今回の内容も私にとって非常に助かる嬉しい記事です。
いつもありがとうございます。
早速新しいバージョンを入れてみます。
私もiPod Touchを入手し、ライブラリをMacBookに移行
したのですが、ライブラリの容量が大きいのでOSのボリューム
とは別に取ったNTFSのボリュームを指定しています。
1度だけ(今のところ・・・?)経験したのですが、
移行したライブラリが突如、忽然と姿を消してしまいました。
ボリュームの使用量はライブラリが消える前と同じで、
ただただ見えなくなってしまいました。
その時は原因が分からず、たまたまその後再起動しVistaを
立ち上げると何故かチェックディスクが起動し、問題の
ボリュームをチェックし始めました。
殆ど見えない速さでエラーファイル名らしきものを表示させた後、
起動し、エクスプローラでライブラリ辺りを見ると、CHK001の
ようなフォルダが出来ていました。そこにはライブラリと全く
同じフォルダ構成が出来ていました。
見えなくなったものが復元されていたのでした。
iTuneのライブラリをNTFSに持ってくるのは、流石にまずかった
かな~と思いました。。。
そう言えば、前のバージョンでも一応日本語名は表示されています。
レオパード(レオパルド?レパード?)の機能として、NTFSに
対応してくれたら良いんですが。。。
(こう書くとMacFUSEやNTFS3Gの作者に失礼ですね、すみません)
インストールしようとするものより新しいバージョンが
あります。と言われ、それでもインストールを選択すると、
最後に、インストール出来ません、処理を続行出来ません
と言われてしまいました。。。
何故なんだろう。。。
取り急ぎ報告まで。
iTunesのライブラリに関しましては、私も同じ経験がございます。隊長@やから建設様もご指摘の通り、ほとんどのケースでWindows側でチェックディスクを行うことで解消します。これはあくまで経験からの推測ですが、Macが異常終了(私はバッテリー切れに気付かずによくこれをやらかします……)した際などにiTunes Library.itlファイルが破損したのではないかと思われます。Mac側からNTFS-3GでマウントしたNTFSパーティションはジャーナリングの保護がされておりませんので過信は禁物ですが、異常終了等に気を付けていればおおむね問題ないかと存じます。
ちなみに、NTFS-3Gの作者は現在Appleに雇い入れられているという話ですので、Leopardへの搭載はあながち夢ではないかもしれません。
さて、肝心のntfs-3gの導入に失敗する件ですが、これまでにインストーラ形式のntfs-3gを導入されたことがございませんでしょうか。ひょっとすると、他の有志の方が作成されたインストーラの痕跡が残っていて、そのバージョンを読み違えている、という可能性が考えられます。
Finderを開き、ハードディスクの「ライブラリ」-「Receipts」フォルダ内に、「ntfs-3g」何某といったファイルがありましたら、それをいったんデスクトップ(もちろんゴミ箱でも構いません)に退かした上で、あらためてインストールをお試しください。
よろしくお願いいたします。
教えて頂いた方法で出来ました。
再起動を促されたので再起動します!
ありがとうございました。
便利は便利ですが、WindowsOSボリュームまで読み書き可能
でマウントするのはちょっと心細いと言うか。。。なんと言うか。
ま、でも起動時にオートマータを実行しなくても良いので、
便利です。
これって現状ではあきらめるしかないのでしょうか?
ご支援ください。
ご指摘の通り、今回ご紹介したインストーラ形式のntfs-3gは自動マウントされます。また、ntfs形式の外付USB HDDなどを接続しても、すべてntfs-3gにより読み書きが可能な状態でマウントされます。ご説明が不足しており、申し訳ございませんでした。
ntfs-3gを私の環境に導入して8ヶ月ほど経っておりますが、これまでオプション設定の挙動が変わったことで書き込みに支障が出たことがあったものの、大きなトラブルはございませんでした。また、その間ntfs-3gもベータから正式版となり、MacFUSEも0.4で安定しております。世界中で利用されバグフィックスも進み、常用でも問題ないと判断したため、今回の改訂版とさせていただいた次第です。
もしも、元の環境に戻したいということがございましたら、アンインストール方法をご紹介いたしますので、その旨ご連絡いただければと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
EFI Firmware Updateが原因だとしても、Apple社のテストにおいて見落とされるとは思えず、MAC初心者様のMacBook PROにおける何らかの個体上の問題である可能性がございます。
通り一遍の手段で恐縮ではございますが、まずは念のため、PRAMのリセットをお試しください。
http://docs.info.apple.com/jarticle.html?artnum=2238
また、MacBook Proに導入されたATIのグラフィックスドライバはBoot Camp 1.4 Beta付属のものでしょうか。もしも、サードパーティ製のグラフィックスドライバを導入されているようでしたら、Boot Camp 1.4 Beta付属のドライバを再度お試しください。
不明な点がございましたら、またご連絡いただければと思います。
よろしくお願いいたします。
ご指摘の方法についてはすべて試しましたがだめでした。
VISTAをSAFEモードで立ち上げても同じ症状ですのでドライバーが原因ではないと思います。
また、サポートに問い合わせても現状ではサポート対象外と言われ諦めている状態です。
Firmwareのアップデートまでは正常に動作していた、ということであれば、アップデートの過程でなんらかの問題が発生した可能性も無いとは限りません。軽々しくおすすめできませんが、最後の手段としてFirmwareを元に戻す「Firmware Restoration CD」を適用してみるという選択肢もございます。
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/firmwarerestorationcd14.html
ただし、あくまでもこれはFirmwareのアップデートに失敗した場合に使用する目的で配布されております。今回のアップデートで必ずしも適用できるとは限らないことをあらかじめご了承の上、お試しになるかどうかをご判断ください。
よろしくお願いいたします。