問い合わせが多いため後継サイトを作りました。
コメント等は以下でお願いします
こちらは記入できないようにします。
ご挨拶
少々予定より早いですが月末に薬学会があるため、ここでのニュースの更新は本日が最後です。
本当はもう少しちゃんとした最後にしたかったのですが、予期せぬ出来事が重なり、中途半端になってしまいました。
とりあえず長い間お付き合い下さり、ありがとうございました。
コメント欄はしばらくは書き込みできるままにしておきますがそのうち書き込み不可、閲覧のみの設定にします。
[FSA]FSAの報告書は子供向けメニューに改善の必要があることを示す
Food Standards Agency Report Shows Children's Menus Need Improvement
25 March 2024
英国食品基準庁(FSA)は、北アイルランドのレストランで提供される子供向けの食事について地方当局と協力して実施した調査結果を明らかにした。以下、報告書。
[FSS]農場での中毒を防ぐために農家ができる5つの対策
Five steps farmers can take to prevent on-farm poisoning
25 March 2024
スコットランド食品基準局(FSS)は農家に対し、放牧期の牛や羊の鉛中毒と銅中毒を防ぐための対策を紹介する。
[FSAI]FSAI相談窓口(Advice Line)への消費者からの苦情は2023年に増加した
Consumer Complaints to FSAI Advice Line Increase in 2023
MONDAY, 25 MARCH 2024
https://www.fsai.ie/news-and-alerts/latest-news/consumer-complaints-to-fsai-advice-line-increase-i
2023年は合計7,732件の問い合わせと苦情がアイルランド食品安全局(FSAI)の相談窓口(Advice Line)に寄せられた。消費者からの苦情は4,395件で、その31.9%は衛生水準の低さ、27.2%が食べるのに適さない食品、26.7%は食中毒の疑いに関するものだった。全体として、2023年の苦情は、2022年と比較して8.3%増加し、過去10年間の全体的な増加傾向が続いている。
[FDA]プレスリリース
-FDAはよりスマートな食品安全の新時代におけるデータとテクノロジーに関する会議を開催
FDA Hosts Meeting on Data and Technology in the New Era of Smarter Food Safety
March 25, 2024
米国食品医薬品局(FDA)は、2024年4月24日午前10時から午後4時(EDT)まで、スマートな食品安全新時代のデータとテクノロジーに関するバーチャル公開会議を開催する。会議の登録は以下より行うことができる。
-FDAは食品接触物質の認可取消し手順を改訂し理由を更新する最終規則を発表
FDA Issues Final Rule to Revise Procedures and Update Reasons for Revoking the Authorizations for Food Contact Substances
March 21, 2024
米国食品医薬品局(FDA)は、食品接触物質通知(FCN)が無効であるとFDAが判断する方法と時期に関する規則(21CFR170.105及び21CFR170.102)を改正する最終規則を発表した。
*Inventory of Effective Food Contact Substance (FCS) Notifications
食品接触物質に関する有効な市販前通知リスト。
-FDAはヒト用食品の予防管理規則に関するガイドライン案の2章を新しく発表
FDA Releases Two New Chapters of Draft Guidance for the Preventive Controls for Human Food Rule
March 21, 2024
FDAは、ヒト用食品の予防管理(PCHF)に関するガイダンス案の「Chapter 11- Food Allergen Program(第11章 - 食物アレルゲンプログラム)」と「Chapter 16– Acidified Foods(第16章 - 酸性化食品)」についての意見募集期間を更に60日間延長し、2024年5月24日までとする。
[ヘルスカナダ]カナダ政府は大麻法の規制レビュー最終報告書を提出
Government of Canada Tables Final Report of the Legislative Review of the Cannabis Act
March 21, 2024
カナダ政府は2018年に大麻法を導入し、その目的達成に向けて前進したかどうかを独立した専門家委員会が18ヶ月にわたってレビューしていた。最終報告書が公表され、いくつかの助言が提示された。ヘルスカナダは現在報告書を検討中である
報告書
Legislative Review of the Cannabis Act: Final Report of the Expert Panel
禁止から合法化したことで大麻所持による犯罪は減った。懸念としては若者の使用率が依然として高いこと、ますます強力な製品が増えていること、研究が進んでいないことなどを挙げている
[ヘルスカナダ]食品添加物に関する提出書類作成ガイド
A Guide for the Preparation of Submissions on Food Additives
March 22, 2024
情報更新。以下、最新の食品添加物の申請チェックリストに関する詳細。
[ヘルスカナダ]リコール
-カドミウムのためAnthropologieが販売したElin Dessert Plates(皿)をリコール
Elin Dessert Plates Sold by Anthropologie Recalled due to the Presence of Cadmium
2024-03-21
カナダ保健省のサンプリング及び評価プログラムにより、リコール対象の中国製Elin Dessert Platesには許容基準値を超えるカドミウムが含まれていることが判明した。
-鉛のためCanadian Art PrintsのIndigenous Collection Ceramic Plates(陶器)をリコール
Indigenous Collection Ceramic Plates by Canadian Art Prints Recalled due to the Presence of Lead
2024-03-21
カナダ保健省のサンプリング及び評価プログラムにより、リコール対象の中国製の陶器の皿には許容基準値を超える鉛が含まれていることが判明した。
[ヘルスカナダ]修正通知
-Saccharomyces cerevisiae LALL-GO 由来のグルコースオキシダーゼをパン、小麦粉、全粒小麦粉及び規格外のベーカリー製品に使用できるようにするための、許可された食品酵素リストの修正に関する通知
Notice of modification to the List of permitted food enzymes to enable the use of glucose oxidase from Saccharomyces cerevisiae LALL-GO in bread, flour, whole wheat flour and unstandardized bakery products
March 22, 2024
カナダ保健省食品局は、パン、小麦粉、全粒小麦粉及び規格外のベーカリー製品の食品酵素として使用するSaccharomyces cerevisiae LALL-GO由来のグルコースオキシダーゼの市販前安全性評価を完了した。修正は2024年3月21日に発効した。
-Saccharomyces cerevisiae LALL-GO 由来のグルコースオキシダーゼをパン、小麦粉、全粒小麦粉及び規格外のベーカリー製品に使用できるようにするための、許可された食品酵素リストの修正に関する通知
Notice of modification to the List of permitted food enzymes to authorize the use of chymosin B from Trichoderma reesei GICC03546 in sour cream and various cheeses
March 22, 2024
カナダ保健省食品局は、サワークリームや様々なチーズの製造における凝乳酵素としての使用を目的とした、T. reesei GICC03546 由来のキモシンBの市販前安全性評価を完了した。許可食品酵素リストを修正し、2024年3月21日に発効した。
[NSW]今年のイースターは食品安全を手の中に
Food safety is in your hands this Easter
22 March 2024
https://www.foodauthority.nsw.gov.au/news/general-news/food-safety-your-hands-easter
イースターを前に手洗いの重要性を改めて紹介する。
[TGA]リコール改革計画の最新情報
Recall reforms program update
26 March 2024
https://www.tga.gov.au/news/news/recall-reforms-program-update
オーストラリアTGAはリコール改革を進めている。治療用製品の統一リコール手続き(URPTG)の新バージョンと更新されたガイダンス資料が以下に公開されている。
https://www.tga.gov.au/resources/resource/guidance/uniform-recall-procedure-therapeutic-goods-urptg
[TGA]リコール:Sun Herbal Pty Ltd Clear the Skin Formula a.k.a. Liang Xue Xiao Feng San CM116
Recall: Sun Herbal Pty Ltd Clear the Skin Formula a.k.a. Liang Xue Xiao Feng San CM116
21 March 2024
Sun Herbal Pty Ltd社のClear the Skin Formula a.k.a. Liang Xue Xiao Feng San CM116(皮膚発疹用の中国医薬品)は、ラベルにヨモギ成分のために必要な警告文「妊娠中又は妊娠の可能性がある人は使用しないこと」を表示していないため、リコール。
[HK]法令違反等
-包装済みカシューナッツ及びウォルナッツミックスパウダーのサンプルが栄養表示規則に違反
Prepackaged Cashew and Walnut Mixed Powder sample not in compliance with nutrition label rules
March, 22 2024 (Friday)
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20240322_10902.html
台湾産包装済みカシューナッツ及びウォルナッツミックスパウダーの炭水化物が83.4 g/100 g脂肪が4.5 g/100 gという表示のところそれぞれ61.1 g/100 g、26.5 g/100 gの検出であった。
-包装済みフルーツジャムサンプルが栄養表示規則に違反
Prepackaged fruit jam sample not in compliance with nutrition label rules
March, 22 2023 (Friday)
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20240322_10903.html
オーストリア産包装済みフルーツジャムのエネルギーが143 kcal/100 gという表示のところ245 kcal/100 g検出、タンパク質が0.5 g/100 gという表示のところ未検出であった。
-包装済みエッグロールのサンプルが食品医薬品法(組成及び表示)規則に違反
Prepackaged egg roll sample not in compliance with Food and Drugs (Composition and Labelling) Regulations
March, 22 2023 (Friday)
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20240322_10904.html
マカオ産包装済みエッグロールにソルビン酸の表示がなかったが、158.4 ppm検出された。
[SFA]SG Fresh Produceのロゴとシンガポール農産物需要の取引と消費者教育に関するAfAを活用したシンガポールのアグリフード分野の育成
Nurturing the local agri-food sector with SG Fresh Produce logos and the AfA on Local Produce Demand Offtake and Consumer Education
25 Mar 2024
シンガポール食品庁(SFA)は、SG Fresh Produce(シンガポールの農産物)のロゴ及び昨年発足したシンガポールの農産物の需要と消費者教育に関する行動同盟(AfA:Alliance for Action)について紹介する。
[FSA]2024年3月のFSA理事会のハイライト
Highlights from March 2024 FSA Board Meeting
22 March 2024
https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/highlights-from-march-2024-fsa-board-meeting
英国食品基準庁(FSA)理事会の議題である規制対象製品の改革に関する最新情報、食品由来疾患政策に関してまとめている。
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular 286-24
26 March 2024
認可-閣僚会合通知
・食品添加物としてのローズマリー抽出物-使用拡大、特定医療用食品の食品添加物としてのステビオール配糖体、加工助剤としてのGM Bacillus licheniformis 由来トランスグルタミナーゼ、除草剤耐性大豆系統MON94313、乳児用調整乳製品へのGM大腸菌由来2’-FL
[EPA]EPAは国の検査戦略の一環としてPFAS検査命令をだす
EPA issues PFAS test order as part of National Testing Strategy
March 25, 2024
https://www.epa.gov/newsreleases/epa-issues-pfas-test-order-part-national-testing-strategy
3MとWacker Chemical Corporationに対して2-(N-メチルペルフルオロ-1-オクタンスルホンアミド)エタノール (NMeFOSE) (Chemical Abstract Service Reference Number: 24448-09-7)の物理化学性状と吸入による健康影響の試験を行い提出するよう命令。EPAは不必要な重複を避け、時間や使用する動物や費用を削減するため、企業が協力して試験することを薦める
(EPAが動物実験をするように命令していることに注目。)
[USDA]USDAは遺伝子組換えを用いて開発したトウモロコシの規制解除のための環境影響声明案にパブリックコメント募集
USDA Seeks Public Input on Draft Environmental Impact Statement for Deregulation of Maize Developed Using Genetic Engineering
Mar 21, 2024
https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2024/dereg-corn
Bayer社からの除草剤ジカンバ、グルホシネート、キザロホップ、2,4-D、組織特異的グリホサート耐性のMON 87429の規制解除申請(最初の公表は2020年5月8日)に対する環境影響声明案
2024年3月22日まで
[FSSAI]FSSAIの中央助言委員会が抗菌剤耐性行動計画を発表
Central Advisory Committee of FSSAI unveils Action Plan on Anti-Microbial Resistance [Updated on:16-03-2024]
https://pib.gov.in/PressReleasePage.aspx?PRID=2015026
・家畜、水産養殖、家禽への抗生物質の慎重な使用に関して農家に啓発する
・強化米の重要性と利益について啓発
・大学や寄宿舎の食堂の食品安全インフラを強化する、食品取扱者の訓練のためのガイダンス文書発表
その他
-ビタミンCは風邪を治せるか?保留
Can Vitamin C cure the common cold? Hold on
Joe Schwarcz PhD | 22 Mar 2024
https://www.mcgill.ca/oss/article/health-and-nutrition-history/can-vitamin-c-cure-common-cold-hold
ついに役に立つかもしれないという根拠が示された、しかしビタミンCが風邪を治すという考えはロボトミーと同じ科学由来で、有名人が言ったから。
ノーベル化学賞受賞者であるライナス・ポーリングのビタミンCへの傾倒
かつての医療は偉いヒトが主張したから、であった。Walter Freeman博士は有効性の根拠無く4000以上のロボトミーを行った。Freemanの名声は将来の大統領John F. Kennedyの妹Rosemary Kennedyのロボトミーを行ったことによる。そして現在はメディアへの露出が多いことで有名になったMehmet Oz, Deepak Chopra, Steven Gundry, Joseph Mercola そして Christiane Northrupのような医師達が根拠を無視して影響を与えている。
-おそらくあなたにはグリーンAG1スムージーは必要ないだろう
You Probably Don’t Need that Green AG1 Smoothie
Jonathan Jarry M.Sc. | 22 Mar 2024
AG1はマルチビタミン業界の「念のため」マーケティングと証明されていない健康成分を高価なカクテルにして心配性の健康な人向けに売っているもの
AG1は盛んに宣伝されていて目にとまる。Athletic Greens社が作ったこの緑の粉末は、宣伝メールによると75の成分の混合物である。AG1の良い点はNSF認証が有、汚染物質や成分表示が確認されていることである。悪いことは誇大宣伝である。
以下誰にとって必要なのか、効果などの検証
AG1のウェブサイトでの「あなたに適したAG1はどれ?」のコーナーで完璧に健康(従ってサプリメントは必要ない)だと入力してもAG1を薦める
重要なメッセージ
-AG1は非常に人気のある、75の成分からなる1日1杯スムージーを作るサプリメント粉末である
-そのビタミンやミネラルは、平均的な人が食事から十分な栄養は摂れないという考えに基づくが、それは科学的根拠と矛盾する
-AG1はさらに消化酵素、アダプトゲン(健康食品等の業界用語、なんかいいもの)、プロバイオティクスなどを含むがこれらがヒトに利益になるというしっかりした根拠は無い
-バースでお風呂に入る
Taking a Bath in Bath
Joe Schwarcz PhD | 20 Mar 2024
https://www.mcgill.ca/oss/article/history/taking-bath-bath
お風呂に浸かると毒素が排出できる?そうかもしれないが、もちろん話はそれだけでは終わらない
鉛の水道管による鉛中毒を水に浸かることで治療しようとした歴史
-エチレンオキシド最終規則:人体で作られるより少ない
Ethylene Oxide Final Rule: Less Than Produced In The Human Body
By Susan Goldhaber MPH — March 25, 2024
https://www.acsh.org/news/2024/03/25/ethylene-oxide-final-rule-less-produced-human-body-17733
EPAはますます科学に基づく結論を出すことから遠ざかっている。商用殺菌施設からのエチレンオキシド排出規則は最善の科学を無視している
EPAは2023年に医療機器の滅菌施設の新しい規制を提案し、この3月に最終化した。この規則では23の殺菌施設の周囲の生涯がんリスクを高いとし、エチレンオキシド排出量を下げなければならないとしている。EPAは100万人に1人の生涯がんリスクに相当する0.0001 ppbをエチレンオキシドの許容排出濃度としている。この量は人体が作るエチレンオキシドの量より少ない。この結論のもとになったのはIRISデータベースである。
2016年にEPAはエチレンオキシドのIRIS評価を「恐らくヒト発がん性」から「ヒト発がん性」に改定した。このときの評価にはいくつかの欠点があり、過剰に保守的になっている。
例えばLNTモデルでは、EPAは低用量のほうが高用量より協力だというsupra-linearモデルを使っている。これは極めて疑わしい。そのようなモデルを使う生物学的根拠は無く、リスクを過剰に見積もるためにリスク評価で使われることは滅多にない。Texas Commission on Environmental Qualityは線形モデルを使ってEPAの推定の24000分の1のがんリスク、2.4 ppbを導出している。
-動画
Food Babeの混乱した世界
Cup o'Joe-The Confused World of the Food Babe
2024/03/23
https://www.youtube.com/watch?v=Lf-b9reLnc8
「Food Babe」を自称する Vani Hariは2011年からブログを開始し、「発音できないならそれは食べてはいけない」「どんな化学物質にも許容できる量などない」という主張をしている。多分彼女は1,1′-[(1E,3E,5E,7E,9E,11E,13E,15E,17E)-3,7,12,16-Tetramethyloctadeca-1,3,5,7,9,11,13,15,17-nonaene-1,18-diyl]bis(2,6,6-trimethylcyclohex-1-ene)は発音が難しく食べるべきではないと言うだろう。βカロテンだが。彼女は「プレミアムな手で選んだ成分」の「オーガニックマルチビタミンサプリメント」にこの物質が入っていることは問題が無いようだ。
(以下天然ビタミンCと合成ビタミンCは違うといった、彼女の妄言への批判)
私はVaniはすこし化学を勉強した方がいいと思う。アマゾンには「おばかのための化学Chemistry for Dummies」という本がある。
[FDA]FDAと連邦協力機関が子どもの成長と発育へのシーフード摂取の役割についての研究を発表
FDA and Federal Partners Launch Study on the Role of Seafood Consumption in Child Growth and Development
March 21, 2024
NASEMの公開ウェビナー紹介
The Role of Seafood Consumption in Child Growth and Development (Meeting 22 - Public Webinar)
MARCH 26-26, 2024
https://www.nationalacademies.org/our-work/the-role-of-seafood-in-child-growth-and-development
[NASEM]子どもの成長と発育へのシーフード摂取の役割
The Role of Seafood Consumption in Child Growth and Development
(2024)
一般的アメリカ人女性と子どものシーフード摂取量は少なく、推奨量(週に2食分)を満たす人は僅かだが一部これ以上食べる集団がある。基本的には摂取量を増やすよう対策が必要
(水銀とかPCBとかの汚染物質の影響より多価不飽和脂肪酸摂取を増やすほうがいい。
ダイオキシンやPFASの主な摂取源はシーフードであってもそうなので、これらの毒性影響がそれほど大きいはずはない)
[EU]欧州委員会はある種の医療機器にフタル酸が存在することのベネフィット-リスク評価についてのSCHEERガイドラインの予備的更新にパブリックコメント募集
Commission launches a public consultation on the preliminary update of SCHEER guidelines on the benefit-risk assessment of the presence of phthalates in certain medical devices
https://ec.europa.eu/newsroom/sante/newsletter-archives/51827
2024年4月28日まで
2019年のガイドラインの更新。規制によりガイドラインは最低でも5年ごとに最新の科学的根拠に基づき更新する必要がある
[EPA]新しい有害物質放出目録によると、有害化合物の排出は10年で21%減った
Toxic chemical releases have declined 21% in 10 years according to new Toxics Release Inventory data
March 21, 2024
EPAは2022年有害化学物質排出目録(TRI)全国解析を発表した。この計画でカバーされている施設からのTRI化合物の排出は2013年に比べて2022年は21%少なかった。
今回の解析にはPFASの報告も含まれる。2022年に4物質が追加されて180のPFASがTRI計画で追跡されている。2022年は50の施設がこれら化合物をゴミとして120万ポンド管理し、それは2021年に比較して8%減っている。2024年からはPFASの使用については低濃度の例外はなくなる
[FSIS]FSISは中国から輸入された不適格冷凍ナマズ製品の公衆衛生警告を発表
FSIS Issues Public Health Alert for Ineligible Frozen Siluriformes Products Imported from the People’s Republic of China
March. 21, 2024
認証されたものではない
[IARC]プレスリリース
-IARCは2025-2029の間のIARCモノグラフの優先物質を薦める助言委員会を開催
IARC hosts the Advisory Group to Recommend Priorities for the IARC Monographs during 2025–2029
19 March 2024
2024年319-22日
助言グループは22カ国28人からなり、その助言は2024年4月にThe Lancet Oncologyに発表される
-WHO腫瘍分類第5版9巻:頭部と頸部の腫瘍 出版
Publication of the WHO Classification of Tumours, 5th Edition, Volume 9: Head and Neck Tumours
21 March 2024
その他
SMC UK
甘味料と減量/体重維持についての学会要旨への専門家の反応
expert reaction to conference abstracts about sweeteners and weight loss control / weight maintenance
MARCH 21, 2024
甘味料と減量管理についての肥満学会の要旨に科学者が反応
Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授
大きな学会があるとジャーナリストや私のような科学コメンテーターが適切に評価できないプレスリリースに直面する。まだ発表もされていないのに要旨とプレスリリースがある。しかし詳細は不明である。この種の研究のほとんどで、悪魔は細部に宿る。だから正確な中身がわからないこの研究について想像して時間を無駄にしたくはない。
この研究についてはプレスリリースと要旨は比較的詳細で、少しだけ言うことができる。ただし全部を見た方がよい。一部について、例えば脱落率が大きいことは懸念かもしれないしそうでないかもしれない。
プレスリリースはこの試験の動機について興味深いことを言っている。2023年のWHOのノンシュガー甘味料のレビューに言及していて、その欠陥に対応したものであることを示唆している。しかしこの試験の結果をもとにWHOの知見を再検討すべきかどうかは完全報告がないとわからない
(わからないと言いつつ長いコメント。学会発表はSWEET試験の結果)