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DotCloudのMongoDBをScalaから使ってみる

May 28, 2011 - Scala

DotCloudにDuoStackが買収されて、DotCloudでもMongoDBが使えるようになりましたし、node.jsも使えるしで、ますますDotCloudが魅力的なものになってきました。

ただし、node.jsはサポートされても、WebSocketは正式サポートされていないと公式マニュアルにも書いてありますがWebSocketサポート済みのDuoStack買収によってどう流れるか気になるところです。

さて今回は、前回作ったものをベースにScalaからMongoDBへアクセスするサンプルをDotCloudで動かすまでを書いておきます。(まぁ、Scalaのコードはオマケみたいなものですけど…)

前回の記事はこちらです。

ちなみにDotCloudは下記バージョンにて動作しているみたいです(2011.05.28現在)

  • nginx 0.7.65
  • jetty 6.1
  • mongodb 1.8.1

作成したサンプルアプリ

事情により停止する場合があるかもしれませんがご了承を。

DotCloudにMongoDBサーバーを準備する

DotCloudのMongoDBマニュアルはこちら

上記マニュアルにしたがって作成すればMongoDBサーバーを準備できます。 基本的には、追加したいサーバーを登録して、ユーザーを作成するだけです。

簡単。

今回は”example.mongo”という名前で作成する例を記してありますので、 それぞれ自分の作成したいアプリ名に読み替えて下さい。

サーバーを作成

事前に”dotcloud create example”は実行してあるものとします。 詳しくはこちらのマニュアルを見てください。

$ dotcloud deploy -t mongo example.mongo
> Created "example.mongo".

DB情報を確認(ID/PASS)

$ dotcloud info example.mongo

deployコマンド実行してから実際に作成されるまで少し時間がかかります。 すぐにinfoコマンドを実行すると下記エラーがでます。 ※正確に測ってませんが数十秒くらい?

> Sat May 28 08:14:43 Error: couldn't connect to server 127.0.0.1 shell/mongo.js:79
> exception: connect failed
> Connection to mongo.example.dotcloud.com closed.
> Abort.

作成完了していれば、下記情報が表示されますので、”mongodb_password: ******“に記載されたパスワードをメモしておきます。

cluster: wolverine
config:
    mongodb_password: ******
created_at: 1306570413.6722209
name: example.mongo
namespace: example
ports:
-   name: ssh
    url: ssh://mongodb@mongo.example.dotcloud.com:5906
-   name: mongodb
    url: mongodb://root:******@mongo.example.dotcloud.com:5907
state: running
type: mongodb

MongoDBサーバーへログイン

$ dotcloud run example.mongo mongo

infoコマンドで表示されたパスワードを使って、”sampledb”というdbにアプリユーザーを追加します。

> use sampledb
switched to db sampledb
> db.getSisterDB("admin").auth("root", "<infoコマンドで表示されるパスワード>");
1
> db.addUser("APPUSER_NAME", "APPPUSER_PASS");
{
     "user" : "APPUSER_NAME",
     "readOnly" : false,
     "pwd" : "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx"
}
> exit
bye
Connection to mongo.example.dotcloud.com closed.

※とりあえず一旦ログアウトしてますが、別に必須じゃないです。

再度ログインしてテスト操作してみる

$ dotcloud run example.mongo mongo

新規作成したユーザーでDB操作が可能か確認してみます。

# mongo
Warning: Permanently added '[mongo.example.dotcloud.com]:5906,[174.129.17.131]:5906' (RSA) > to the list of known hosts.
MongoDB shell version: 1.8.1
connecting to: test
> use sampledb;
switched to db sampledb
> db.auth("sampleuser", "samplepass");
1
> db.sampledb.save({id:1,name:"foo"});
> db.sampledb.find();
{ "_id" : ObjectId("4de0b033a1fd29eb0e1522fd"), "id" : 1, "name" : "foo" }

問題なさそうなので、あとはアプリを”dotcloud push”して動かすだけです。

scalaからアクセスするサンプル

サービス名を「example.samplemongo”として作成する例です。

requirementsはイカのとおり。

  • scala 2.9.0
  • sbt 0.7.7
  • jetty 7.3.1.v20110307
  • casbah 2.1.5.0

sbt で基本ディレクトリを作成したら、下記プロジェクト設定を{root}/project/build/MongoSampleProject.scala”として保存します。

前回の設定クラスをコピーしてきたので、”sbt dot_create”と”sbt dot_push”も一応使えます。

※”example.mongo”の名称は適宜読み替えでお願いします。

MongodbSampleProject.scala

配置できたら、

sbt reload update

でライブラリを読み込みます。

あとは下記Servletの実装とweb.xmlを用意したらOK.

MongodbServlet.scala
web.xml

できたら、”sbt dot_push”でdotcloudへアップロードされるはずです。

最後に、”http://samplemongo.exapmle.dotcloud.com”にアクセスして、フォームからデータ登録ができれば成功です。

RDBMSにくらべてデータ保存・取得までが圧倒的に簡単で、PaaSでもMongoDBはいい感じですね!

#Scala #mongodb #dotcloud #paas

ReSTARTR
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