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社会的にアレな人に最適化されたブログ

西尾泰和さんとのマッシュアップ

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http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50985072.html

知らないうちにサイボウズ・ラボの西尾泰和さんとマッシュアップされていた(笑)

僕はFirefoxのすばらしさを変な汁を飛ばしながら語ったり、小飼さんとべにぢょに挟まれて無味無臭の空気と化したり、土曜夜のTBSで放送される「ランク王国」で、「小中学生ONLYのJr.アイドルマガジン」とかもっともらしいキャッチで低年齢化が進むグラビアをオブラートに包んで、大勢の人が何となく言葉にしにくい後ろめたさを解消してくれていることを手をたたいて笑っている方の西尾です。以後お見知りおきを(笑)

# もちろんここまでも西尾泰和さんとのマッシュアップです-:)

 で、そもそもこんな奇妙なマッシュアップが発生するベースとなったdropdbさんのブログ閉鎖発言。そこにいたる経緯も本人に若干ながら聞きかじって「なるほどなぁ」と思うとともに、最近自分が力を入れて取り組んでいる「New Generation Chronicle」でdropdbさんを取り上げたことなども少なからずそこに影響しているかもしれないことに責任を感じてしまう。

 小飼さんのいうとおり、メディアに携わる自分が「虚像作りの共犯者」であることは疑いようもない。dropdbさんのみならず、きょろさん小飼さん、べにぢょさん、 そして今後も続いて行くであろう「New Generation Chronicle」に登場いただける方に対して、自分はそうしたスタンスで取り組んでいくことになる。もっとも、虚像作りであるということと、まったく 別人であるかのごとき人物像を(悪意を持って意図的に)作り上げることは違う。後者は忌避すべきものだ。

 最近ある企業の社長にインタビューした際、買収した企業との記者発表会の経験をお聞きした。いわく、「わたしと買収された企業の代表、それぞれの 笑顔と悲壮な顔をカメラに収めようとその一瞬をカメラマンが待ちかまえていた。その方が記事として(買収会見としての)インパクトがあるというのは理解で きるが、あれはどうもね」といったものだ。ここまで作為的かどうかはともかく、メディアは往々にしてこうしたところがある。好意的に解釈すれば個人のフィ ルタではあるが、行き過ぎれはねつ造にほかならない。

 「New Generation Chronicle」では、事前に原稿をインタビュイーに確認いただいている。タイアップなどのPR記事じゃないんだからそれが必須なわけではないが、「俺目線」を打ち出しすぎてインタビュイーが不快に思う度合いの高い記事をUPするこ とは、結果的にメディアとしてもプラスとならないと考えているからで、古い言い方をすれば「Win-Win」の関係に少しでも近づきたいからだ。それゆえに単純な100質の構成にもかかわらず、それに見合わない長い編集時間を掛けて周りの編集部員を困らせているほどだ。メディア としては甘っちょろい考えなのかもしれないが、今どき「取材してやってんだぜ」感を押し出すようなメディアはさっさと滅べばいいのにと個人的には思う(ど こがそうかというのは置いておいて)。むずかしいのは俺目線のさじ加減で、これが少なければ単に100質をやっているのと変わらないし、多すぎれば妄想に近づいていく。まだ手探りのところもあるので、回によってそのさじ加減がブレているような気もするが、編集者にとってこれはいい成長の糧になるのかもと考えている。

 編集側のこうした意識のありようとは別のベクトルで、読者との意識のズレというのは起こる。このあたりが(コードとデータで構成される)人工生 命っぽい考えだなと思うのだけど、さまざまな因子が絡み合う事象の結果を予測することはそもそも困難だ。「New Generation Chronicle」だけを取り上げるなら、ここで登場いただく方のその後にもそれなりの責任を持つくらいの気概で取り組まなければ、信頼されうるメディ アにはとうていなり得ないし、署名記事というのは本来それくらい重い。少なくとも、「New Generation Chronicle」はそうした気概で取り組んでいますと蛇足ながら付け加えておきたい。

 これまで「New Generation Chronicle」で取り上げてきた方についても、例えばきょろさんなどは、「巫女萌えバイナリアン」などと半ばちゃかしたタイトルを冠しているが、実 際の彼は、そうした要素も内包するだけの優秀なハッカーにほかならず、だからこそバイナリアンスレッドの一人目として登場いただいた。

 もちろんきょろさんにも事前に原稿を確認いただき、タイトルで悩んでいることを告げると、「西尾さんにおまかせします」と温かい言葉をかけていた だいた。「巫女萌えバイナリアン」というタイトル、そして記事の内容は彼の個性を前面に押し出したものとなっている点で今後の編集面で改善すべき点もあれ ど、だからといって、彼のハッカーとしての能力をいささかも疑うものではないことは当たり前ではあるが伝わらないこともあるのでやはり書いておかなければ ならない。

 話が脱線してしまったが、dropdbさんがブログを休止するという決断を下したことは、今回彼女に降りかかった出来事を軽減こそすれ、無にする ことはない。しかし、軽減であっても彼女にはそれが必要と感じられたからそうした、それだけの話である。小飼さんの述べている4種類の自分には大いに同意 するが、感情がロジックに先行することもある。そしてそれが人間にとってしばしば起こりうるというありふれた事象ではなかったのかと思う。何となくこの文 が核心に触れることなくグタグタで終わっている理由は禁則事項です。

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