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予測できないITの行く先を、あちこち歩きながら考えてみます

大型連休なのでMicroformatについて調べてみた

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このところMicroformatという言葉をときどき目にするようになりました。なんだかTechnoratiが推進しているとか、Google Calenderが対応しているとかいないとか、Geek達の話題っぽい。ところが、ざっと調べてみても自分にはいったい何のことだかよく分かりません。そこで、大型連休だし時間をとって調べてみることにしました。

何はともあれ、Googleに“Microformat”とか“Microformats”とか“マイクロフォーマット”とか打ち込んで検索。気になったページをどんどんタブで開いて、分かりやすそうなものから読んでみることにします。

いくつかのページをざっと見て、最初のとっかかりに選んだのは「はてな」のnaoya氏のエントリ。「microformats って一体何だ?

これが私にとってはいちばん分かりやすい説明でした。で、最初の結論が、

rel="nofollow" がそれ

えええ、「rel="nofollow"」って、単に<a>タグにアトリビュート拡張してるだけじゃん。これがMicroformat? マジすか? いきなり驚愕。

この rel="nofollow" という属性で、その要素にアンカーであるという以上の意味(検索エンジンに評価されないリンクという意味)を持たせる、というのは、マークアップしたデータにメタデータを与えているということに他ならない。

なるほど。XHTMLに埋め込むマイクロなフォーマットというのはそういうことなのか、とおぼろげながら分かってきました。で、次の例。

hReviewはelemental microformatsの上に成り立つcompound microformats

あああ、いきなり難しくなってしまったので飛ばして、Naoya氏がオススメの別のブログへ。「武田の近況報告」ブログの「Microformats (とSemantic Web)」を読む。

ここでも簡単なMicroformatの例を発見。

わかりやすい実例は XFN Xhtml Friends Networkでしょう.これはその名のとおり,XHTMLで友人ネットワークがかけるということです.機能的にはFOAFと同じことができるわけですが,ポイントは別途メタデータのファイルを置くのではなくて,XHTMLの中にかけるということです.

<a href="http://www-kasm.nii.ac.jp/~i2k/" rel="friend met colleague">大向 一輝</a>

なんて書くと,友人であり,会ったことがあり,同僚である,という関係が僕から彼につけられるわけです.で,この"friend"などの語を定義しているのがXFNのフォーマットということです.

了解。ここでは、rel="nofollow"と同様に<a>タグのアトリビュートを拡張してます。rel="ここに友達の属性を書いている"って感じ。HTMLとしてはこのまま問題なく表示できるし、これを解釈するアプリケーションに、このHTMLを食わせれば、友達の情報が取り出せる、ということになります。

もう少し具体的な例を「Amazon Web サービス ブログ」から。ここではNaoya氏のブログでも出てきたhReviewというMicroformatについて解説しています。

hReviewはブログなどで商品レビューを書くときに使うMicroformatです。

要は普通のHTML要素にclass属性を埋め込んで、あるHTML要素が「何を意味しているのか」がわかるようにしただけです。これを行っても、多くの場合人間から見たWebサイトの見た目には影響を与えません。しかし、class属性があるおかげで、プログラムにとっては単なるDIV要素やA要素よりもはるかに処理しやすいHTMLになります。

見ればブログでのレビュー記事のHTMLに対して、「ココは商品名(AmazonのASIN)」「ココは見だし」「ココは星の数」といったHTMLをじゃましない属性が追加されています。なので、Webブラウザではそのまま表示できて、でも属性を理解できるアプリケーションに読み込ませれば、星の数などがちゃんと理解出来る、という仕組みのようです。

てことは、もしもhReview形式のMicroformatを採用したブログがたくさんあって、一方でhReviewを解釈できる検索エンジンがあれば、「星の多い順に製品名を並べる」なんて検索結果が一発でできます。こういうのがMicroformatで実現できる(=従来のHTMLと検索エンジンでは実現できない)ソリューションの例だということのようです。

これくらい準備運動を済ませたら、あとはリファレンスっぽい「About microformats」とか、「Microformatの先へ」、あたりをチェックしてみようと思います。

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