Amazonは23日、同社のホスティング・サービス「Amazon EC2」が正式版としてサービスの提供を開始することを発表した。また併せて、Amazon EC2上でマイクロソフトのWindows ServerとSQL Serverをパブリックベータ版として利用できるようになった。
Amazonは23日、同社のホスティング・サービス「Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)」が正式版としてサービスの提供を開始することを発表した。
Amazon EC2は、Amazonが保持する巨大なインフラ上の仮想マシンを利用できるホスティングサービス。今まではベータ版だったものの、既に海外では「The New York Times」を始めとして、大規模な運用をしている企業も存在していた。今回正式版になったことで、Amazonは利用可能地域ごとのSLA(Service Level Agreement)を公開。それによると、EC2では稼働率99.95%を保障するという。
また、先日発表されたとおりマイクロソフトのWindows ServerとSQL Serverがパブリックベータ版としてEC2上で利用可能になった。料金は通常どおり従量課金制を採用。WindowsライセンスにかかるコストのためLinux版よりわずかに高く、1時間につき0.125ドルとなっている。
併せてAmazonは2009年に新機能を追加することを発表。「管理コンソール」や「ロードバランシングサービス」「自動スケーリングサービス」「モニタリングサービス」などが利用可能になるという。
【関連リンク】
・Amazon EC2 Exits Beta and Now Offers a Service Level Agreement
・Amazon EC2 Running Windows Server Now Available
・Big Day for Amazon EC2: Production, SLA, Windows, and 4 New Capabilities:AWS Blog
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