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コーディングの授業を受ける受刑者たちPHOTO: CHRISTIAN SCIENCE MONITOR VIA GETTY IMAGES

コーディングの授業を受ける受刑者たち
PHOTO: CHRISTIAN SCIENCE MONITOR VIA GETTY IMAGES

クリスチャン・サイエンス・モニター(米国)

クリスチャン・サイエンス・モニター(米国)

Text by Ann Scott Tyson

カリフォルニア州の刑務所では、重罪の受刑者たちがプログラミングを学んでいる。「成果物」の納品先はシリコンバレーの有力企業やスタートアップ。いずれ、彼らが「塀の外」で生きていけるようにするためだ──。

サン・クエンティン刑務所はカリフォルニア州最古であり、米国で最も多くの死刑囚を抱える刑務所だ。

コンクリートと鉄の壁に囲まれた作業所のなかに、青い囚人服姿のクリス・シューマッハはいた。彼は、ロサンゼルスで仲間の麻薬密売人を殺害した罪で16年間、刑務所暮らしをしている。

シューマッハは目の前のコンピュータ・スクリーンをじっと見つめ、色とりどりのコードを打ち込んでいる。窓のない部屋で聞こえてくるのは、キーボードを打つ音と、ときおり回転椅子を回す音だけだ。

彼の日々の仕事は、刑務所でありがちなナンバープレートの加工や家具製作ではない。
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