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日銀はだれのものか 単行本 – 2006/5/1

3.8 5つ星のうち3.8 16個の評価

商品の説明

メディア掲載レビューほか

日銀はだれのものか
新日銀法が施行された1998年4月から2002年3月まで、日銀の最高意思決定機関である政策委員会の審議委員を務めた著者の回想録。政策委員会の中身は、議事録が10年後に公表されるまで明らかにしてはならないことになっているが、既に公表されている議事要旨の範囲内で、著者の思いや政策決定までの経緯を振り返る。

1998年当時、日本経済はデフレスパイラルに陥る瀬戸際に追い詰められていた。著者は審議委員に就任後まもなく金利引き下げを、その後ゼロ金利や、さらなる追加緩和策を提案。これらは少数意見として否決され続けるが、経済情勢のさらなる悪化で、後追い的に採用されていく。2000年8月、著者は強く反対したが、景気が上向いたとの判断でゼロ金利は解除される。ゼロ金利解除後、景気は反転。結局、追加緩和が必要となり、著者が主張してきた量的緩和策が採用されたという。本書では、こうした過程での政治家や日銀幹部とのやり取り、委員会内部の“票固め”の様子などが描かれる。

日銀のあり方についても考察する。政策委員会の構成、審議委員の選び方、人員削減などに言及する。また、政策運営で失敗しても責任を取らない現在の状況を是正するため、政府に総裁の罷免権を与えるべきと提言する。


(日経ビジネス 2006/07/17 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
--
日経BP企画

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2006/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 277ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4120037282
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4120037283
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 16個の評価

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中原 伸之
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2010年10月7日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    遅がけの書評で恐縮であるが、ここまで日本銀行の
    金融政策の実態を客観的にかつ冷静に書いた本は
    皆無である。必読書だと思う。

    最近は日銀バッシング的な本がでているが、いずれも
    自説に反する政策スタンスを批判したり、感情的な
    雑文ばかりで、低俗ジャーナリズムの域をでていないが

    本書は、まさに政策委員会の委員が自らの経験を通して
    書いているのだから、読む価値は高い。

    随所にみられる日銀のカルチャーや行動様式に対する
    辛口のコメントも読みごたえがあり、つい笑ってしまう
    部分もある。

    ひとつ気になった指摘は、副総裁を務めたジャーナリストが
    在任中に外部に匿名で寄稿していたということである。
    とんでもないことだ。日銀の情報管理の程度が知れるし
    こんな人間を副総裁にした責任は重い。彼の最初の挨拶が
    「金融はズブの素人ですから・・」というものだから、ますます
    怒りが湧いてくる。

    ジャーナリストはいかにも第三者的だから、中立性を装うのには
    良かったのだろうが、大いなるミスキャストであった。
    ミスキャストといえば、速水総裁の功罪も冷静に指摘しておられる。

    本書を読んで感心したのは、中原氏が民間の経営センスを持っていた
    だけでなく、数多くのエコノミストや海外の有識者と交流を欠かさず
    景気の現状や望ましい金融政策について勉強しておられた姿勢だ。
    マーケットに関心を持つ向きには必読書といえよう。
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2013年2月5日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    新日銀法ができた1998年から2002年までの日銀の状況について書かれています。

    内容は古いですが、日銀というシステムについて良くかかれており、内部の状況が良くわかります。
    時間が経過しているので、当時、日銀の取った行動が、現在世界の状態にどのように影響しているのか、
    判定が降りていると思います。

    ”日銀の独立性” ということが良く言われますが、良く考えてみると、意味がわからない。私は、
    この本を読んで、その意味が良くわかりました。例によって、人間味あふれる魑魅魍魎の世界ですが、
    著者は、切れ味するどく、分析しています。

    現在の日本の経済状況(2013年2月時点)を考えるのにも役立つ本だと思います。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年6月16日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    「日銀は誰のものか」という本のタイトルなので、日銀の公開されていない40%分の持ち分を誰が持つのかが書いてあるのかと思ったら、全くそれに関係なく、筆者自身が日銀で働いていた際の出来事の羅列だった。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2006年12月13日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    マスコミは自分たちを「第4の権力」などと言うけど、それは単なる奢りで
    本当は金融政策を行う「日銀」が第4の権力。(経済音痴でそういうこと知らないから著者だけが頑張ってるんだよ!)

    三重野総裁以降、日本をデフレの渦に叩き落とした日銀の
    政策担当者の政策決定顛末の回顧録。
    ゼロ金利も量的緩和も提唱したのに無視され、解除に「時期尚早」と言っても無視された人物の
    政策論と日銀の独立性をどう定義するかの持論は必見。
    結局全て後手に回って大失敗なのはご存じの通り。
    金利政策至上主義と独立性の曲解、責任を負わない構造。

    現場を知り尽くした人間の目から日銀はどう見えるのかが面白い。
    これだけ本質的にぼろくそに言われても、今日「金利は上げてもいい局面」と言う日銀。
    「してもいい」でする政策なんかあるのか?
    「しなければならない」か「すべきだ」でやるのが政策だろ。
    要は著者の批判し続けた「影響を軽視し、金利政策への復帰で他国の中央銀行へのメンツを保つ」だけの政策。
    著者の批判は未だ届いていないようだ。
    24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2012年9月20日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    著者の中原伸之氏は1998年〜2002年に日銀の審議委員を務め、
    一人、ゼロ金利政策や量的緩和などを提唱し日本経済を救った世界的エコノミストです。
    その著者により当時の日銀内部の政策決定プロセスや政府とのやり取りなど、
    興味深いことがらがほぼ時系列で記され、当時の日本経済の非常に危うい舵とりがうかがえます。

    日銀の審議委員は、実は過半は経済学の素人からの選任であること、
    女性枠などという国家経済と女性をバカにしたような人事的慣習があること、
    日銀の金融政策決定会合の採決が(中原氏を除き)ほとんど全会一致であること、など
    審議委員は「民主的な政策決定プロセスを踏んでいる」と見せかけるための存在であって、
    日銀の政策決定はほぼ総裁の独善と保身のための思いつきであるという事実を知り、
    愕然とするとともに、白川日銀の振る舞いにも改めて怒りがこみ上げてきました。

    本書を読めば日銀法改正がなぜ必要であるかが切実さを持って分かります。
    今こそ多くの国民に読んでもらいたい一冊です。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2008年1月25日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    著者の中原氏を審議委員に推薦したのが現日銀総裁の福井氏だったとの回想があるが、これは二重の驚きを覚える。第一の驚きは、日銀プリンスである福井氏が、日銀にとってもっとも厄介な相手となる人物を推薦したという点である。第二に、審議委員は内閣によって任命されるが、やはり予想どおり日銀執行部が事実上決めているという点である。第一の点は、中原氏を甘く見過ぎたということだと推測でき、審議委員選択は日銀の都合で決めているというふうに読める。
    中原氏の回想は、ひじょうに謙虚でマイルドな表現になっているが、2000年のゼロ金利政策解除を政府の議決延期請求権行使にも関わらず、それを反故にしたうえ決行し明らかに失敗したのに、誰も責任をとっていないことへのコメントには強い憤りが現れている。また、イギリスのファイナンシャルタイムズの記者が、中原氏に、アメリカの世界的経済学者が軒並み日銀の政策を批判し、アドバイスをしているのになぜ日銀は一切耳を貸そうとしないのか?というような質問をしたときに、戦前の開戦直前の政府や軍部に例えているところも言いえている。
    中原氏の提言どおり、現行日銀法を改正し日銀の独立性の尊重と同時に自ら行った政策については結果責任を取らせるように、政府に総裁罷免権を持たせるということに同意せざるを得ない。世界的経済学者の意見や、政府の意見をも反故にし、それで独断専行して失敗しても一切責任を取らないということが独立性というなら、独立性など害悪以外の何物でもない。
    37人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2007年1月19日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    「いつもお一人違った案を提出していた委員さん。」という記憶のもの、それならばと思い購入。

    歯に衣着せぬ書き方で、同僚や経済界の重鎮も堂々と批判され、信念を持った委員さんだったと改めて思う。ただ、日銀の政策会議の内容は公開できない部分も多く、全貌は分からないのが残念。それでも国民に分かりにくい会議の流れは把握できる。長年石油業界に身をおかれていた方だけに、第7章原油高を読むが個人的には一番読み応えがあった。
    13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2008年3月2日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    「伝統的日銀マンにとっては、金融緩和は自分たちの権力と存在意義の衰えであり、金融引き締めは権力の誇示、存在意義の発揚になる・・・。」なるほどそうなんだ、日銀の体質がよく理解できて勉強になりました。今後の日銀の動向を予想する上で、大変参考になります。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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