著者は一連の大きなテーマのもとに、近代日本の建設を解明をすべく、多くの人物や学術的著書を出している。丹念に史料を読み込んでの叙述は、説得力を持ちます。出典が常に明示されていて、申し分のない本です。
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明治天皇:むら雲を吹く秋風にはれそめて (ミネルヴァ日本評伝選) 単行本 – 2006/9/10
伊藤之雄
(著)
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激動の幕末に14歳で即位した時には、無力なシンボル的君主であったが、明治憲法ができる頃に政治権力を確立。憲法にふさわしい調停的な政治関与、絶妙のバランス感覚、頑固な性格、表と違う奥の生活など、これまで明らかにされてこなかった人物像を新資料から描き出す。
一四歳で即位した無力な少年から「大帝」と呼ばれるまでの軌跡。近代天皇像を一新する。
【目次】
プロローグ――一四歳の少年天皇
1 皇子誕生
2 孝明天皇と睦仁
第一章 ひとり立ちの不安と孤独
1 王政復古
2 岩倉具視の輔導と新しい天皇イメージの形成
第二章 「大元帥」イメージの創出
1 行き詰まる維新政権
2 征韓論政変への道
3 「大元帥」イメージの完成
4 征韓論をめぐる対立と無力な睦仁
第三章 極東の青年君主
1 台湾出兵・江華島事件の危機と回避
2 権威のない青年天皇
3 睦仁の修養
4 西南戦争のプレッシャー
第四章 立憲国家と明君の形成
1 天皇親政運動と「親政」の形式
2 天皇の政治関与のあり方の模索
3 睦仁の政治権力の定着
4 明治憲法・皇室典範の制定
5 嘉仁親王の成長と睦仁
6 リラックスした奥での生活
第五章 初期議会の調停君主
1 憲法停止の危機と睦仁の威信
2 陸軍特別大演習始まる
第六章 日清戦争と大元帥の誕生
1 日清開戦
2 広島大本営の睦仁
3 極東の危機と伊藤博文への信頼
4 自信と窮屈になる日常
5 息子の修学の遅れとあせり
6 京都へのつのる思い
第七章 日露戦争の「栄光」と忍び寄る病
1 日露戦争への道
2 日露開戦と戦争指導
3 多忙・ストレスと体の衰え
エピローグ――晩年の憂鬱と希望
参考文献
あとがき
明治天皇略年譜
人名索引
一四歳で即位した無力な少年から「大帝」と呼ばれるまでの軌跡。近代天皇像を一新する。
【目次】
プロローグ――一四歳の少年天皇
1 皇子誕生
2 孝明天皇と睦仁
第一章 ひとり立ちの不安と孤独
1 王政復古
2 岩倉具視の輔導と新しい天皇イメージの形成
第二章 「大元帥」イメージの創出
1 行き詰まる維新政権
2 征韓論政変への道
3 「大元帥」イメージの完成
4 征韓論をめぐる対立と無力な睦仁
第三章 極東の青年君主
1 台湾出兵・江華島事件の危機と回避
2 権威のない青年天皇
3 睦仁の修養
4 西南戦争のプレッシャー
第四章 立憲国家と明君の形成
1 天皇親政運動と「親政」の形式
2 天皇の政治関与のあり方の模索
3 睦仁の政治権力の定着
4 明治憲法・皇室典範の制定
5 嘉仁親王の成長と睦仁
6 リラックスした奥での生活
第五章 初期議会の調停君主
1 憲法停止の危機と睦仁の威信
2 陸軍特別大演習始まる
第六章 日清戦争と大元帥の誕生
1 日清開戦
2 広島大本営の睦仁
3 極東の危機と伊藤博文への信頼
4 自信と窮屈になる日常
5 息子の修学の遅れとあせり
6 京都へのつのる思い
第七章 日露戦争の「栄光」と忍び寄る病
1 日露戦争への道
2 日露開戦と戦争指導
3 多忙・ストレスと体の衰え
エピローグ――晩年の憂鬱と希望
参考文献
あとがき
明治天皇略年譜
人名索引
- ISBN-104623047199
- ISBN-13978-4623047192
- 出版社ミネルヴァ書房
- 発売日2006/9/10
- 言語日本語
- 本の長さ480ページ
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商品の説明
著者について
《著者紹介》*本情報は刊行時のものです
伊藤之雄(いとう・ゆきお)
1952年 福井県大野市生まれ。
1981年 京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。
現在 京都大学大学院法学研究科・法学部教授。京都大学博士(文学)。
伊藤之雄(いとう・ゆきお)
1952年 福井県大野市生まれ。
1981年 京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。
現在 京都大学大学院法学研究科・法学部教授。京都大学博士(文学)。
登録情報
- 出版社 : ミネルヴァ書房 (2006/9/10)
- 発売日 : 2006/9/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 480ページ
- ISBN-10 : 4623047199
- ISBN-13 : 978-4623047192
- Amazon 売れ筋ランキング: - 448,363位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2014年5月1日に日本でレビュー済みAmazonで購入例によって第一次資料を丹念に読み込んだ労作です。近代史において明治天皇の果たした役割を無視することは許されませんが、厳密な史料の検討に基づいた一般向けの評伝はほとんどなかったように思われます。その意味で日本の近代史に興味のある方は必読の本です。
私自身は、明治天皇が果たした歴史的役割もさることながらその魅力的な人物像に触れられた感じがしました。明治の政治的な動乱の中でストレスから酒を飲み過ぎたり、故郷の京都が忘れられず奥では京都弁で会話をし京料理をこよなく愛した明治天皇の実像を初めて知ることができました。
- 2021年7月14日に日本でレビュー済み本書は、明治天皇(睦仁)の重厚な評伝である。
幼少期から崩御までの全人生を描いている。
大元帥としてのイメージの形成、見ているだけで政治的決定にほとんど携われなかった前半生から、調停者としての意義を発揮する後半生に至る変化が、本書を貫く一つのポイントであろう。
また明治天皇の評伝だが、それを描くには必然的に政権中枢の動きも描かざるを得ないので、明治天皇がほとんど出てこない「維新政権史」のような箇所も多々あり、そのあたりはコンパクトな維新史ともなっている。
筆者は『明治天皇紀』等の一次史料をきちんと読み込んでいる自負があるようで、注の形で他書への批判もしばしば行われている。
例えば孝明天皇と幼少期の睦仁の間の関係は良好で、睦仁は比較的健康だったと筆者は論じており、併せて睦仁を病弱とみる説(これは当時は普通であった小児の熱病などを過大視していると論じている)や孝明天皇からの警戒を指摘する説(これは「子供」が皇后女御に仕えている少年を指すのに、睦仁を指すと誤読したことによると論じている)などを批判している。
この辺りは癖もあるが、しかし全体に占める割合はごくごくわずかなので、気に入らない人は飛ばして読めば十分だろう。
筆者は明治天皇と特に伊藤博文を高く評価しており、両者を平和主義的な思想の持ち主として描き出している。
史料に基づきよくまとまった明治天皇の評伝である。
一般向けには難渋な気もするが、この時代を深く知りたい人には強く薦められる一冊だと思う。
- 2013年9月12日に日本でレビュー済み明治天皇の伝記としては、実証的に書かれています。 しかし、明治天皇を「睦仁」と表記している点や、他者の論や著作をいちいち批判する文章や注記がはさまっている点は、著者の人間性が垣間見れて、ほとほと嫌気がさします。 明治期の著作が多い著者ですが、自分の論が正しいという考え方はどうなんでしょう?。 「明治天皇の大日本帝国」の方がシリーズものの割りに伝記としては公平です。 著者の人間性が好きになれないので、他の著作も読むきになりません。
- 2006年9月20日に日本でレビュー済みサブタイトル「むら雲を吹く秋風にはれそめて」は「三笠の山に出でし月かな」を下の句とする明治天皇御歌の上の句。明治41年奈良県の陸軍特別大演習において、日清・日露の戦争に勝利しながら、ストレスで健康を損ねていた天皇がリフレッシュした歌らしい。本書の趣旨を即伝える象徴句であるかどうか、疑問である。
『明治天皇記』(宮内省編)根本史料として、綿密に明治天皇の実像、その真実に迫っている。大政奉還、王政復古による独り立ちの不安と孤独。明治憲法の制定、初期議会の朝廷君主、そして日清・日露戦争の勝利の栄光とその影を描いている。本評伝シリーズがそうであるように、正確な史実を尊重し、いわば「堅い本」であるにはちがいないが、昭和人間天皇の祖父明治天皇にも人間味を感じ取れる(雅)