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ツ、イ、ラ、ク (角川文庫) Kindle版
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2004/1/16
- ファイルサイズ2591 KB
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
著者について
登録情報
- ASIN : B009GPMUMG
- 出版社 : KADOKAWA (2004/1/16)
- 発売日 : 2004/1/16
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2591 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 461ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 116,755位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
姫野/カオルコ
姫野嘉兵衛。1958年滋賀県出身。97年『受難』(文春文庫)が第一一七回直木賞候補、04年『ツ、イ、ラ、ク』(角川文庫)が第一三〇回直木賞候補、06年『ハルカ・エイティ』(文春文庫)が第一三四回直木賞候補、10年『リアル・シンデレラ』(光文社文庫)が第一四三回直木賞候補になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの小説について、以下のように評価しています: 描写が秀逸で個性が際立つと好評です。独特な文体や露悪的なアプローチで恋愛の本質に迫ることで美しさを際立たせているという意見があります。また、読後感が良かったという声もあります。一方で、読みやすさについては意見が分かれています。不思議な読後感があり、感情移入して読むことができたという意見もあります。多くの登場人物が登場し、視点がコロコロと変わるため、読みにくさを感じさせてしまうという指摘もありました。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの小説について、読み応えのある面白い小説だと評価しています。言葉が面白いと感じており、読後感が良かったという声もあります。また、大恋愛小説として楽しめる点も好評です。特に隼子の描写が印象的で、二十年後の描写がまどろっこしく心をはやらせると述べています。
"読み応えあった 面白かった Amazonで買えてよかった" もっと読む
"...また時代が20年一気に飛んだのちの再会と言うのもどうだろうか?あと登場人物が多いので、読みながら整理が必要である。全般的には、読み応えのある面白い小説でした。" もっと読む
"面白かった。読む世代や身を置くステージで印象や感想が変わるであろう。思春期のドロドロとした感情、熱情、青臭さの思い出を昇華させた人でないと、読むのが辛いかも知れない。描かれている少女たちのいずれかに、女であるなら誰もが分類されそうだ。..." もっと読む
"疲れるけれど面白い。執筆中、作者は心身が異常なほど昂揚していたそうだが、それだけのエネルギーを感じた。 しかし、全体に小細工が気になってしまう。人物の環境設定が物語に都合のいい作り物と感じた。 また、時折暴走するように書かれた作者の思い、思想は、時に鬱陶しい。..." もっと読む
お客様はこの恋愛小説の描写を高く評価しています。独特な文体で、美しさを際立たせていると感じています。また、心情がリアルに描かれており、時に真っすぐに、時には斜めに女性を描いている点も好評です。特に小山内先生(女性)が登場するシーンは巧みだと評価されています。
"...著者は、しいて恋愛小説とジャンルしているが、個人的には、愛と欲望のサスペンスか欲情の哲学書に近いかと思った。登場人物の心の動きが年月をまたいで良く描かれている。小学生の時代の描写は、あえて必要だったのだろうか?また時代が20年一気に飛んだのちの再会と言うのもどうだろうか?..." もっと読む
"なにを書いてもネタバレに繋がりそうなため、一番の感想だけを。これまで感じたことがなかったくらい、美しかったです。ありがとうございました。" もっと読む
"...ひたすら俗な世間に対して、お互いを愛する彼らの気持ちの美しさが際立ってくる。 「さびしい」ということについての描き方が秀逸な恋愛小説。姫野さんっぽくないなとも思えた、大団円とも言える最後のシーンはもうせつなくて、ジーンときてしまった。 ..." もっと読む
"...だから本作は口当たりの良い恋愛ロマンスとは懸隔している。露悪的なアプローチで恋愛の本質に迫ることで、寧ろその美しさを際立たせている。そこがこの作品が凡百の恋愛小説と一線を画す所以なのである。ならばその本質とは何か。それは恋とはただ落ちるものだという一点にある。..." もっと読む
お客様はこの作品の結末を高く評価しています。最後が実にいいと感じており、ハッピーエンドでほっとしたという声があります。また、隼子や統子の存在感も高く評価されています。
"...どの人物にも作者が投影されているものだろうが、誰に近い感じだったのかなと想像する。 結末はハッピーエンドでほっとした。具体的ではないものの、予想とそれほど外れてはいなかった。 隼子という人物は誰が見てもかっこいいだろう。ある種の女にとっては脅威かもしれない。..." もっと読む
"...あのメンバーは何をしてどういう青春を送っていたのだろう。 最後が実にいい!生きていてよかったね、隼子。 それと統子の存在感。脇役の生徒たちの配役も見事!..." もっと読む
"...前半は青春群像、村上龍さんの「69」のような展開になるかと思えば、 後半はなかなかの揺さぶりで、ラストも良かったと思います。 小説の内容と同じような経験をしているために、感情移入して読むことができたと いうこともあります。" もっと読む
"もう5回くらい読み返しました。世間的には不純な関係ですが、とても切なく心動かされる物語です。" もっと読む
お客様はこの小説の読みやすさについて意見が分かれています。不思議な読後感や感情移入して読むことができたという声があります。また、心を鷲掴みにされた作品であり、再読すると良さが分かったという意見もあります。一方で、多くの登場人物が多く、視点がコロコロと変わるため、読みながら整理が必要だという指摘もあります。特に、田舎の閉鎖的な人間関係が読んでいて遠かったという意見もあります。
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"...姫野氏のスタイルは単に僕の好みに合わないだけなのかもしれない。しかし、直後に読んだ浅田次郎が文章の達人だと感じられたことも事実である。読み応えのある作品なだけに、この内容で窪美澄が書いていたら大傑作になったのではないか、などとくだらないことを想像してしまった。..." もっと読む
"...小学生の時代の描写は、あえて必要だったのだろうか?また時代が20年一気に飛んだのちの再会と言うのもどうだろうか?あと登場人物が多いので、読みながら整理が必要である。全般的には、読み応えのある面白い小説でした。" もっと読む
"...途中からは一気に読み進めてそのまま最後まで行ってしまう、不思議な読後感でした。 私は良くも悪くもこの手の話に感情移入はできないですが、著者の恋愛に対する考え方が主人公に投影されて丁寧に描き出されていて、読み応えのあるレベルの高い小説と感じました。" もっと読む
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2024年6月18日に日本でレビュー済みAmazonで購入まずはじめに、本書はかなりの長編である。Kindle Ebook で買うとページの量感を感じないので、そこは覚悟した方が良い。著者は、しいて恋愛小説とジャンルしているが、個人的には、愛と欲望のサスペンスか欲情の哲学書に近いかと思った。登場人物の心の動きが年月をまたいで良く描かれている。小学生の時代の描写は、あえて必要だったのだろうか?また時代が20年一気に飛んだのちの再会と言うのもどうだろうか?あと登場人物が多いので、読みながら整理が必要である。全般的には、読み応えのある面白い小説でした。
- 2017年8月22日に日本でレビュー済みAmazonで購入恋愛小説が読みたく、他のサイトで女性視点の描写がすごいとあったので購読しました。
確かに女性視点の描写がよく書かれており、中学男子の幼児性もよく表現されています。
また、歳を重ねていくたびに表現を変えているので、実年齢に近づくほど読みやすくなりました。
残念ながら、作者の主張みたいなものが途中にあったり、ダイレクトな表現、無理矢理感のある幕末と、執筆時に作者が感じた時事に対する思い入れが強い印象です。
それが余計に読みにくさを感じさせ、いたずらにページ数が増えていったと思います。
もしからしたらそう思えるのは自分の読書力の無さかもしれませんが……。
性描写がかなりあるので苦手な方も多いかと思いますが、最後の終わり方はスマートで良い印象を感じました。
途中もいろいろと起こりますが、それほどひどい出来事とは感じさせません。
結局最後の方は流し読みになりましたが、ストーリーは楽しめます。
- 2024年8月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入面白かった。読む世代や身を置くステージで印象や感想が変わるであろう。思春期のドロドロとした感情、熱情、青臭さの思い出を昇華させた人でないと、読むのが辛いかも知れない。描かれている少女たちのいずれかに、女であるなら誰もが分類されそうだ。どの年齢のエピソードにも共感できたが、そのぶん全て通過して戻ることはない自分の年月が見せつけられたようで悲しい。
私はこの結末をツイラクからの救いと考え、読後感が良かった。
- 2021年11月30日に日本でレビュー済みAmazonで購入疲れるけれど面白い。執筆中、作者は心身が異常なほど昂揚していたそうだが、それだけのエネルギーを感じた。
しかし、全体に小細工が気になってしまう。人物の環境設定が物語に都合のいい作り物と感じた。
また、時折暴走するように書かれた作者の思い、思想は、時に鬱陶しい。お説ごもっともではあっても、自慰行為と感じた。
それに、意図したことだそうだが、いつの時代かわからない田舎の閉鎖的な人間関係は、読んでいて遠かった。それは、私が作者と同い年であっても、地方の小都市に高校生までいた女性と、小学生の時から東京の世田谷に育った男とでは、思ってきたことが違って当たり前だからか。
読みながら、作者にとっては恋愛もセックスも楽しくなかったのかもしれないと感じた。作者はこの年代にどんな立場だったのだろう。どの人物にも作者が投影されているものだろうが、誰に近い感じだったのかなと想像する。
結末はハッピーエンドでほっとした。具体的ではないものの、予想とそれほど外れてはいなかった。
隼子という人物は誰が見てもかっこいいだろう。ある種の女にとっては脅威かもしれない。田舎でなく東京に生まれ育って、養女ではなく両親をはじめ家族のに見守られて育った、隼子のような女性を何人か思い浮かべた。
そんなふうに思ったあと、姉妹編の『桃 もうひとつのツ、イ、ラ、ク』を読んで、作者の構想力というか妄想力、登場する各人への想いに圧倒された。
- 2019年8月30日に日本でレビュー済みAmazonで購入ドキドキピュアトキメキ☆
そんな恋愛小説が読みたかった
解説に惹かれて買ってみた初めての姫野さんの作品の
この小説は単なる10代の重苦しいポルノ小説。。?
性の目覚めから発情の出来事はいろいろあるだろうけど
それとは異なる恋愛や日常のトキメキって
10代の頃も当然持ってたはず。。
というか性的には奥手だったけど
そういうものを大事にしてた私の記憶が大切に思えました。
- 2023年11月6日に日本でレビュー済みAmazonで購入なにを書いてもネタバレに繋がりそうなため、一番の感想だけを。これまで感じたことがなかったくらい、美しかったです。ありがとうございました。
- 2021年7月28日に日本でレビュー済みAmazonで購入グスグスな内容で気分が悪く、断念した。たくさん読みたいからり厚さに惹かれたが、残念だった。