最近は一段とGitHubが流行してきたように思います。多くのオープンソースプロジェクトがGitHubに移転するなど、いまやOSS開発者にとっては無くてはならない存在ですね。
ところで、GitHubにホストされているプロジェクトの中には、インストール方法として「git cloneしてね」などと書いてあるものがあります。確かに開発者の立場からはgit cloneが一番自然な方法かもしれませんが、ソフトウェアのユーザー全員がgitコマンドを用意しているとは限りません。
もし、こうした意識のズレがソフトウェアの普及を妨げているとすれば不幸なことです。この事態を解決するため、gitコマンドがなくてもGitHubからのgit cloneをエミュレートするbashスクリプト「fakegit」を作ってみました。
fakegitは、指定されたGitHubリポジトリからのダウンロードをgit以外のコマンドで実現するものです。svnコマンドが利用できる場合はGitHubのSubversionサポートを利用してcheckoutします。svnも無い場合には、curlかwgetを利用してプロジェクトのtarballを取得・展開します。
インストール方法
gitが無い環境であれば、次のように$HOME/bin以下にgitという名前でインストールするのがオススメです。