夢のなかで責任がはじまる 作者:デルモア・シュワルツ,ルー・リード 河出書房新社 Amazon 『夢のなかで責任がはじまる』デルモア・シュワルツ著 小澤 身和子訳を読む。 デビュー作『夢のなかで責任がはじまる』が、評判になったとか。20代の若者らしく、ベストセラーを連発。ハリウッドで映画化。うはうはの印税生活を夢見る。 訳者あとがきを読むと、次作がさんざんの評価で、あとが続かない。小説や詩が出版されない日々。食うために大学で教鞭をとる。学生からの評判は良かったようだ。酒に溺れる日々。スコット・フィッツジェラルドに憧れていても、生き方まで範にすることはないだろ。アルコール依存症となって余りにも哀…