ずっと音楽がわからないことに対するコンプレックスを抱えてきた。 このほどは多少なりともアニメの曲以外にも聞くようになっていたと思っていたのだけど、音楽の話をする機会があって改めて自分は音楽に対する愛がほんとうにないということがわかったのだった。というのも、僕が最近聴く曲の聴いている理由を辿るとすべて個人的な思い出に還元されるのだ。思い入れのある曲のバンドの曲をさらに遡って聴いていくとか、好きなジャンルをディグって見つけた曲を聴くだとかそういうことを僕は一切していない。 例として、よく聴く曲をいくつか挙げてみよう。 斉藤和義『歌うたいのバラッド』 これは友達がクジラックスの『歌い手のバラッド』を…