(1)書籍・雑誌・教科書等出版物の販売と販売企画
(2)教育情報関連商品、音楽関連用品等の販売と販売企画
(3)情報処理、情報通信、情報提供およびコンピュータ機器の販売とその企画
書籍、雑誌、コミック、CD、DVD、CD-ROM、ビデオ、カレンダー、日記・手帳、キャラクター商品、等
主に書店やCVSなどの小売店に、出版物や関連商品を販売する販売会社。
4000社以上の出版社と22000店以上の書店が年間7万タイトル以上(新刊のみ)の出版物や情報を直接やり取りする事は難しい。また出版物は委託販売制度により、返品が発生する事から、複雑な物流機能と会計処理が発生する。
この事から出版業界には出版社と書店の中間に立つ、卸・流通機能を持った販売会社が存在しており、2006年現在全国に31社有る。
トーハンは主に書店(特に中小書店に強い)やCVS(セブン−イレブンなど)に対して出版物を販売している。
最近のトピックスとしては2006年に「トーハン桶川SCMセンター」を設立した。
敷地面積65,400㎡(19,800坪)、延床面積76,300㎡(23,100坪)の5階層で、1階「書籍注文品センター」、2階「書籍返品センター」、3階「書籍商品センター」、4階「本の特急便/EC事業」、5階「出版QRセンター」からなる。
これは書籍流通における販売機会ロスの減少、潜在需要掘り起こし、商品供給最適化を目指した施設である。
トーハン桶川SCMセンターの主な機能は以下の通り。
書籍返品の自動検品システムを導入。出版社の検品レス、書店の伝票起票レスを実現。省力化とコスト削減を支援。
取引先書店と出版社をネットワークで繋ぎ、送返品データをリアルタイムで活用できる環境を構築。出版SCMの実現を目指す。
利用出版社の返品商品再出荷や保管商品出荷を協業化。注文出荷の迅速化を行い、読者を待たせない商品供給を目指す。