阪堺電気軌道株式会社は、大阪府大阪市住吉区に本社を置き、南海電気鉄道グループで主に大阪市、堺市内で軌道事業を行う会社。
上町線は1900年開業の大阪馬車鉄道にその源を発する。1902年までに天王寺西門前から下住吉まで開業させた大阪馬車鉄道は電化工事に着手、社名を浪速電車軌道と変更していたが、電化未完成のまま1909年12月に南海鉄道に合併され、同上町線となった。電化工事は1910年10月に完成した。その後1913年7月に路線が住吉公園まで延伸され、現在の路線が全通した。
阪堺線は(旧)阪堺電気軌道により1911年12月から1912年8月にかけて開業。大阪と堺の間を併走する南海鉄道と競争状態にあったが、1915年6月、南海鉄道に合併され阪堺線となった。
南海電鉄は1980年12月1日、新たに設立した100%子会社の阪堺電気軌道株式会社に両線の営業を譲渡した。
2014年4月1日、全線でPiTaPaサービス導入予定。