1929年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒、フランス文学者、文芸評論家。筑波大学教授を務め、その後杏林大学教授。天皇崇拝家で、現天皇の即位の当時、左翼に家を焼かれた。日本古典、キリスト教、中東問題等関心は幅広かった。『死の日本文学史』は代表作。1982年フランス政府よりパルム・アカデミック(学芸)勲章、オフィシェ級を贈られる。1987年、木戸孝允を描いた小説『醒めた炎』を中心とした業績により第35回菊池寛賞を受賞。1994年5月死去。女優村松英子は妹。