POSIX準拠のUNIX互換OSのカーネルまたは、そのカーネルを用いたOSの総称。
フィンランドの学生だったリーナス・トーバルズが開発したカーネルを、彼が中心になって皆で寄ってたかってOSに仕立て上げたもの。Linuxをディストリビューション化するためにGNUのコンポーネントを多用している為GNU/Linuxと言う呼び方をする事もある。(Linuxカーネル自身もGPLで配布されている)
ソフトウェア開発における「バザールモデル」の成功例。
LinuxをOSとして使えるようにした何種類ものディストリビューションが公開、発売されている。
もともとはi386(x86)上で動作するOSとして作られたが、現在はx64はもとより、PowerPCやAlpha、SPARC、SuperH、Playstation 2、Cellなどでも動作する。
MINIXを元につくられた(ソースコードを一部ないし全部を再利用していた、など)という主張をする人間がいるが、少なくともLinuxが世に出た時のソースコード(バージョン0.01)にそのような痕跡はない。
Linux Is Not UniXの略だと言うジョークもある(元ネタはGNU)。発音は「りぬくす」が原音に一番近い様だが、英語読みの「りなっくす」が一般的に普及している。*1
*1:http://www.jp.kernel.org/pub/linux/kernel/SillySounds/などにリーナス・トーバルズの発音を記録したファイルが公開されている