MPEGとITU-Tによって共同策定された動画像の圧縮規格。
MPEG4 AVCとも呼ばれるが従来のMPEG4 Video(Part2)とは別のもの。
Baseline Profile(BP)、Main Profile(MP)、Extended Profile(XP)の標準化が2003年の3月に完了した。
MPEG2やMPEG4と比較して高い圧縮率が実現できるのが特徴。
利用用途はモバイル端末への配信からHDTVなど高品質映像など多岐にわたる。
モバイル端末への地上波デジタル放送(ワンセグ放送)で用いる符号化方式として利用されている。
またSONYの携帯ゲーム機PSPやAppleのQuickTime、携帯音楽プレーヤーiPodにおける映像符号化方式としても利用されている。
Blu-ray Discでは、後にFRExtとして拡張された High ProfileとMain Profileが使われる。
MPEGにおける標準化名はMPEG4 Part10、ITU-Tにおける名称はH.264である。