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 もう絶対に帰らない9年 いや一生

長女が10歳になって、下の子もできてたりして
3000万くらいのマンションとか買っちゃって
上の子がそろそろ「パパとお風呂に入るの恥ずかしいからヤダ」とか言われちゃって
奥さんにも「そろそろお受験だからお父さんのお小遣い減らすわね」とか言われちゃって
飲み屋で後輩に「結婚なんてするもんじゃねぇなぁ」なんて愚痴って
でも定期入れにはしっかり家族の写真とか入れちゃってて

っていう本村さんのあるべき9年間を返してやれ(光市母子殺害事件の記者会見見て無い人へ:アルファルファモザイク)

復讐のために死刑を望む。
是非は言わない。
僕が気にするのはその後だ。


人一人の命が消えるのに参加するという行為は
僕の経験上、それが、病死やガン告知後の尊厳死やその他の
合法的な物であっても、心に重い傷を残すんです。


まして言わんや死刑です。
10年後 20年後。
僕はこの木村さんには、もう1度新しい家庭を築いて欲しいと思うけれども
そうなって、子供が、犯人と同じ年になったときに
死刑を望んだという行為が、木村さんの心に陰を落とさないかそれだけが心配です。
木村さんが胸を張って正しいと信じて人生を全うできるなら、僕が言えることは何もない。
ただ、もし、木村さんの心に2つめの陰を落としてしまうようなことがあるのならば、
木村さんのために、刑の執行はある程度まで保留されていると良いと思う。



人の命とは、それほどまでに人の心にとって重い。あまりにも重い。