ウェブページでpdfをリンクするときのちょっと便利な小技
ウェブブラウザで開くと何かと不便な向きもあるpdfですが*1、ちょっと幸せになれるかもしれない小技を見つけたので紹介。
pdfを開く際にページを指定するなんて芸当ができる。
例えば、2ページ目を開きたいなら、URLのあとに#
で区切って、page=2
と記述すればいい。
http://www.jitec.ipa.go.jp/1_01mosikomi/20a_annaisho/20a_all.pdf#page=2 (IPA*2)
とまあ、少なくともAcrobat Readerのプラグインが入っているなら、2ページ目が開く。
また、ズームを指定することができる。例えば50%にしたいなら、zoom=50
とする。
http://www.jitec.ipa.go.jp/1_01mosikomi/20a_annaisho/20a_all.pdf#zoom=50
2ページ目かつ、ズームを50%としたいなら、&
で区切る。
http://www.jitec.ipa.go.jp/1_01mosikomi/20a_annaisho/20a_all.pdf#zoom=50&page=2
このようにして、URLごしにパラメータを渡すことで、pdfを開くときの動作をある程度制御できる。
以下、これはと思うものをピックアップ。全部のパラメータについてはOpen Parameters for PDF(adobe公式/pdf)を見てください。
それっぽい解説。
view=Fit | FitH | FitV
- Fit ページ全体が収まるようにpdfを開く。
- FitH ページの横幅が収まるように開く。
- FitV ページの縦の長さが収まるように開く。
そのほかにもキーワードが定義されているが、違いがよくわからなかったので割愛。
pagemode=bookmarks | thumbs | none (default)
ブックマーク(ページ)、サムネイル(しおり)、何も表示しない(デフォルトの動作)を選択できる。
scrollbar=1|0
スクロールバーを有効にするかどうかの選択。
search=wordList
pdfを開くときに単語を検索する。日本語を検索するときはutf-8でパーセントエンコーディングする。複数の単語を指定するときは引用符でくくってスペースで区切る。例:search="word1 word2"
toolbar=1|0
ツールバーを有効にするかどうかを選択。
navpanes=1|0
ナビゲーションバーを有効にするかどうかを選択。