新著「シリコンバレーから将棋を観る」は、何語に翻訳してウェブにアップすることも自由、とします。
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- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/04/24
- メディア: 単行本
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日本国内では(将棋を知らない人にも)将棋に興味を持ってもらうのに、大いに意味があるでしょう。竜王戦のウェブ観戦記もとても興味深い内容でした。将棋を世界に広める観点からどれくらい効果があるかわかりませんが。あ、この本が英訳されれば大きな意味があるかもしれませんね。
をいただきました。たしかにこの日本語の本が日本で出版されるだけでは「世界に広める」との接点はありません。しかし、世界で将棋を指す人は桁違いに増えてきているとのこともあり、僕自身この本の「はじめに」で、
素人でも感じ取れる将棋の魅力、そして棋士という素晴らしい人たちの魅力を描くことで、「将棋を観てみよう」と思う気持ちを一人でも多くの人が持つことになればいい……。それだけを願いながら、本書を書き始めることにする。
と書いたように、本書の意味は、将棋の普及に某かの貢献をしたい、ということに尽きるわけで、版元である中央公論新社とも相談の上、本書の全部または一部を、英語はもちろん中国語でも韓国語でもスペイン語でもフランス語でも、どなたが何語に翻訳してウェブにアップすることも自由、とします(許諾の連絡も不要です)。
なお、本書に掲載されている二つの観戦記の棋譜は、ネット上ではここで閲覧することができます。
むろん、何が起きるかはわかりませんが、将棋のグローバル普及という文脈で何か面白いことが起きればと思い、本書についてはこういう新しい試みに挑戦してみることにしました。See what happens! ということで。