実際の刀による斬り合いは… 実際はどうだったのでしょうか? ①切れ味について ②殺傷能力について ③刀の強度について

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根本的なツッコミで回答にはなっていないかと思いますが、まず実際の所 戦国時代は刀による斬り合い自体が、あまり有効では無かったようです。 というのは、戦に素肌剣法で望む馬鹿はいない訳で、皆何らかの武具を身に着けている事が前提です。つまり、戦時の獲物は主に槍や、弓、銃が用いられる事が多く、非常に有効であったそうです。 刀での斬り合いや、果し合い等は天下泰平の江戸時代以降、平和な時代になってからの物が大多数です。『刀に斬り業なし、槍に突業なし』というように『刀は突け、槍ならば薙げ』との教えがあるように実戦では、有効性、切れ味、殺傷能力を最大限に引き出しながら、刀への負担を最小限に済ませる方法が伝わっている一方で、平和な時代ならではの要素も多数発生したのも事実です。 例えば、『刀は武士の魂である』の売り文句も、江戸時代以降発生した概念で、既に刀に精神性を付加している時点で、いかに平和な時代背景であったかが伺えます。 ただし、一部の古流居合の中には刀礼(刀に頭を下げない)しないものが存在し、あくまで刀は自身の身を護るための『道具』であるとの精神が伝わっている流派もあります。 また、居合術だけでなく砲術、弓術、馬術、毒物学など総合兵法? などで伝わっている流れの物も存在しているようです。 以上、脱線してスミマセンでした。

参考までに池田屋事件 戦闘経緯 http://www.webvider.com/ikedaya/index.html 新撰組隊士刀一覧 http://www.toshizo.com/nozoku/skatana2.html ページ内検索で池田屋で抽出してください 事件後、隊士達の刀の研ぎや修理をした研師の源竜斎俊永の資料でしょうから信憑性が高いです。 ちなみに近藤はほぼ無傷(数人斬ってる)、土方は刃毀れだらけ

殺傷能力は ①使い手の力量 ②戦いの状況 ③刀の品質 によって大きくちがうので、ひとつの答えにはなりません。 ① 刀は刃がついていますが、本当に切るのは切っ先3寸だけです。 従って基本的に刀は剣術や剣道などの素養の無い素人が使う ものではありません。昭和時代の剣道の素養のない将校の 感想はあてになりません。 昭和10年に剣道4段で教官だった相沢中佐が永田鉄山を 斬殺した時は、永田の左右上肢を斬り、首から袈裟がけに 切り、心臓を刺しています。相沢自身も心臓を刺すときに 左手で添手をしたために左指数本を負傷しました。 さらにとどめに首を刺し、コメカミを突き刺しました。 またその間に別の一人が相沢の腰に飛びかかって来たところ、 相沢は相手の腕を一斬りし、腕はほとんど切断状態で、 相手はすぐに失神しています この時間は全部で1分といいます。刀は有名な実戦刀でし たが、刃こぼれは全くありませんでした。 ②鎧を着て切り合いはかなり難しくなります。 どちらかというと取っ組みあいになってしまうので、倒して 胴の隙間から鎧通しで刺すことになります。 信長が相撲を奨励したのにはちゃんと理由がありました。 江戸時代のように鎧なしで切り合うのであれば力量の 違いがものをいいます。「気合」も大きな要素です (太平洋戦争では「気合」重視で失敗しましたが) 人間は切創があっても致命傷にならない限りは落命は しません、隙が出れば致命傷を負わすことができます。 ③刀の製造時期でも 昭和の軍刀は粗製乱造品なので切れ味は最低です。 江戸時代のは殆どは装飾刀なので切れ味はいまいちです。 戦国時代の刀は粗製乱造品と実戦刀があります。 鎌倉時代の刀は最高品質です。 本当に切るなら実戦刀でなければなりません 実際に切り合いをした刀をみると切っ先が壊れている刀は 殆どありません。殆どは峰側に受け傷が残っています。 刃の欠けも手元側ばかりなので刃こぼれで殺傷能力が 落ちることはありませんので10人は楽に切れるでしょう。

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2008/12/18 8:02

あくまで記録を読んだ記憶で、実見したものではありませんが、一刀で絶命に至る事はあります。例えば頸動脈を両断されれば出血のみならず、呼吸も出来ません。また薩摩示現流のように、居合抜刀の初太刀は袈裟掛けに斬り下ろすため、肺を直撃しこれまた呼吸出来なくなり出血性ショック を与えます。出血量が一定の数値を超えなければ死なないというのは、誤った認識といわざるを得ません!また日本刀は遣い手の技量によって、その切れ味が非常に変化すると言われます。人斬りと恐れられた、中村半次郎、後の桐野利秋などは示現流の遣い手でしたが、人間が薪を割ったように両断したそうです。また以前も書きましたが、万延元年(1860年)三月三日の桜田門外の変では、事件の後、幕府の体面と譜代大名井伊家の面目のために、事件の痕跡を消すため全ての土を掘り下げ入れ換えたそうです。その折りに斬り合いで斬り落とされた指が手桶一杯あったと記録にあり、切れ味はあのような乱刃の中でさえ、それ程であったというエピソードとして書きます。ご参考になれば幸いです。

実際に殺し合いをした事はないので想像まじえますが ①実は包丁の方が耐久力あるんです。包丁は雑な使い方ができるので。刀は刃筋がまっすぐな時に限りマシンガンの弾も切れます。しかし、刺せばいくらでも殺せますし、殴っても殺せますし、脂ですぐ切れなくなるというのは嘘です。骨や刀との接触による刃こぼれで、刀として駄目になるという事です。 ②斬れ味は、記録では6つ胴や7つ胴という話があります。死体を7体重ね、一刀両断というものです。しかし実戦ではこうはいきません。某事件では、素人ではない人間が3回も斬り付けて尚相手は生きてました。一撃で殺すには心臓を突くか、頭を殴って気絶させるかです。まあ一撃は無理でしょうね。死者の頭蓋骨だけ見ても、3~6発ほど喰らって絶命してますから。 ③きちんとした刀であれば見た目の割に丈夫です。思いきり打ち合っても折れません。まあ刃で打ち合えば一発で刃が大きく欠けますが。刀は1対1で勝負するだけでもノコギリみたいになります。曲がるというよりは、性質上折れます。また、ミネ打ちだと折れやすいようです。