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2012/03/15

唐揚げと映画の会inマッドハウス

ついにコイツをみてしまった
センパイお二人が記事を書かれていたので自分も書かねばならぬ!と奮起して書いています。
ついに観てしまったある映画のはなし - まっどてぃーぱーてぃー
唐揚げと映画を楽しむ会。 - FromAtoMemo
高度すぎて理解できなかったAVのはなし - まっどてぃーぱーてぃー (3/16追記: リンク追加しておきました)

ラインナップは
  1. 恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜
  2. 食堂かたつむり
  3. スーパーバッド
  4. イップ・マン 序章
  5. ムカデ人間
  6. 劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ
でした。

恋ナポはまっどさんの記事が大変面白いので読んだ方がいいです。序盤はお二方がお料理なすってた関係で、ソロナポするハメになり、地獄のような思いでソロナポしていたことだけ書き添えておきます。
恋ナポは、制作側の腐った考え方がきちんと伝わる映画になっていて、それはそれでクソだったんですが、食堂かたつむりは全員イってるとしか思えない作りになっていて、同様にクソでした。

映画鑑賞というよりは、拷問苦痛と言った方が正しい3,4時間を過ごしたあとのスーパーバッドは大変素晴らしく、童貞サイコー!マクラヴィンイエーイ!これが映画ってやつだぜヒャッハー!っていう最高の体験ができました。
その後のイップ・マンは、ドニー・イェンがやたらカッコいいし、奥さん美人だし、早く続編みたいな、とおもいました。男が惚れる男闘呼ってやつでした。
そして!ムカデ人間!ムカデ人間!ヤバイ!マジで!サイコ!食堂かたつむりとは180度振り切ったサイコっぷりにオェーッ!でした。あとムカデ人間2ウワァァァァァァァ!
神聖かまってちゃんは寝ちゃいましたテヘペロ。

そんな感じで楽しかったです。すごく楽しかったです。またよろしくお願いします。

七味とマヨネーズと唐揚げとビールは神の食物

2011/12/31

2011年私的映画ふりかえり

観た映画を後から思い出せるように、思ったことなどをまめにメモしているついでに勝手にランク付けて面白かった映画を備忘録的に発表しはじめて、今年で3年目かな。
自分が今年観た映画なので、ある程度旧作を含みます。
劇場で鑑賞した作品や、爆音で鑑賞した作品などはその都度書くようにしています。
去年はインセプションが1位でした。

真ん中らへん
87位 - GAMER
おぼろげにしかおぼえてないんだけど、ダサい近未来な感じだけぼんやりおぼえてる。
86位 - ワイルド・スピード MAX
まあ、嫌いじゃない作品なんだけど。この辺すね。
85位 - デス・レース2
ステイサム出てくるのかと思ってたら、なんと前日譚。そんなに面白くなかった。
84位 - コップ・アウト
ブルース・ウィリスのお気楽おまわりさんコメディ。つまらなかった。
83位 - パラノーマルアクティビティ2 TOKYO NIGHT
いたずら大好き悪霊がちんまいいたずらを延々するだけの映画。ラストのアレもよかったし、日本舞台だったし、本家よりは好きだったりするんだけど、いくらなんでもショボすぎて大して怖くない映画。
82位 - 復讐 運命の訪問者(爆音)
カナザワ映画祭にて。ま、まあ、面白かったんだけど、うん。
81位 - アンディ・ウォーホルのBAD(爆音)
これもカナザワ映画祭。はっきり言ってつまらない映画だけど、ちょいちょい面白いシーンあった。
80位 - PATHOLOGY
医大生がなんやかんやする映画で、そこまで面白くないんだけど、エロもあるし、イイ感じのグロもあったりで、まあ。
79位 - スプライス
キメラ作っちゃった!映画。キメラにNTRなんていう際どいシーンがあったり、キメラの動きがいい具合に気持ち悪かったりで画的には面白かったけど、主人公たちが全く科学者としてクズすぎるので「ハァ?」って感じでした。
78位 - LIMIT
TSUTAYAでレンタルしたらこの予告がマストで入ってるんじゃねーのかってぐらいしつこく予告編みたし、予告編みる度に「間がもたねえだろ!」ってツッコミいれてたんだけどやっぱり「間がもってねえ!」って感じでした。眠かった。
77位 - エクスペリメント
有名な監獄実験を映画化した「es」のリメイク。ある程度顛末は予想できるわけだから、それを超えるぐらいしてほしかったよね。
76位 - ジョナ・ヘックス
アメコミモノ。主人公カッコよくないし、なんつーか、イマイチ。
75位 - ナイト&デイ
トム・クルーズのやつ。
74位 - RED
オジサン版エクスペンダブルズか!なんて期待してみてみたら、またまたブルース・ウィリスのおちゃらけアクションでしたとさ。
73位 - マンディンゴ(爆音)
カナザワ映画祭。昔の作品に文句言っても仕方ないんだけど、奴隷制度あった時代の空気が完全に再現されててそれがもう気持ち悪かった。
72位 - その街のこども劇場版
NHKのドラマを劇場版にしたやーつ。試みとしてすごくよかったし、映像もよかったんだけど、内容うーんだったし、オチもうーん。
71位 - レズビアン・ヴァンパイア・キラーズ
それはもうむちゃくちゃくだらない映画だけど、好きだよ。
70位 - ゾンビハーレム
上同。
69位 - マンソン悪魔の家族(爆音)
ディスカバリー・チャンネルとかで見ればいいや。
68位 - 抱きたいカンケイ
アシュトン・カッチャーカッコイイ。
67位 - とある飛行士への追憶(劇場)
つまらなかった。ただ、ファナがかわいかったからもうそれだけで十分でした。ファナかわいい。
66位 - 東京島
えっ、脱がないの!?しかもなんだその結末!?つまんねえ!
65位 - カランバ!(野外)
カナザワ映画祭の前夜祭野外上映。ま、まあ面白かったッス。
64位 - REDLINE
レースモノなのにつまらないスポ根映画みたいな感じだったのが残念。それ以外はまあまあ。
63位 - スカイライン
エイリアンモノが多かった2011年、CGショボいし、話つまらなかったけど、あの最後の展開はよかったね。
62位 - ジャッジ・ドレッド(爆音)
ランボーが近未来都市で大暴れする映画。
61位 - アメリカン・バイオレンス(爆音)
あー知ってる知ってるー、って事件を集めた映画。
60位 - アイアムキューブリック!
わからないキューブリックネタっぽいのが多かったせいか、あんまり楽しめず。
59位 - 空気人形
設定面白かったし、板尾創路の怪演もよかった。あと、ラストのアレも結構くるものが。ただ、全体的に冗長。
58位 - トランスフォーマー/ダークサイドムーン(劇場/3D)
いやー!映像スゲー!あと小ネタおもしれー!オモシロシーンおもしれー!以上。
57位 - ON AIR脳内感染
ゾンビ映画だけど、斬新な設定で低予算(っぽい感じよかった!)ながらよくできた映画だった。Kiss is Kill!Kiss is Kill!
56位 - マイティソー(劇場)
一連のアヴェンジャーズ関連映画で一番の駄作では?というぐらいのアメコミだった。
55位 - クレイジーズ
ウイルスパニック映画かな。そこそこ楽しめた。
54位 - ソルト
アンジーがスパイ。オチが割と読める展開だった。
53位 - チョコレート・ファイター
タイ映画。メイキングがヤバかった。
52位 - ゾンビランド
マーク・ザッカーバーグがゾンビをぶっ殺す映画。面白いって。
51位 - ヒーローショー
好きな映画なんだけど、もう二度とみたくない、クソ後味悪い映画。ジャルジャルよかった。
50位 - レスラー
ヒーローショーと同じく、好きな映画なんだけど後味悪くて。ミッキー・ロークよかった。
49位 - アンノウン
記憶が戻ってくーる映画で、面白かった。
48位 - スラムドッグ$ミリオネア
途中まではむちゃ面白くて、なるほどこれは面白いわ!って思ってたらオチがクソだった。ただ、そのクソエンドの後に関係ねーよそんなの!みたいなEDがサイコー。
47位 - デイブレイカー
ヴァンパイア映画。ヴァンパイア設定なんかをいい具合にブラッシュアップさせてて面白かったぞー。
46位 - ぼくのエリ
ヴァンパイア映画に入るんだろうけど、なかなか異色な作品。いろんな人がいうように、最後のプールのシーンは傑作ですね。あと、スウェーデン語(かな?)の感じとか、北欧のこどもの色白い感じとかすごいよかった。ただ、作品内でいろいろわからない部分があって、それを後からレビューしているブログなんかで読んで、すごい深い作品なんだなってわかって本来ならもっと上位にいれるべきだったんだろうけど、ここで。
45位 - 鴨川ホルモー
最後の最後まで栗山千明だって気付かなかったところが一番面白かった。
44位 - ヒン子のエロいい話
こういう映画好きだよ、うんうん。
43位 - 特攻野郎Aチーム
元々の特攻野郎を全然知らないでみたせいか、まあ、普通かな。
42位 - 世界侵略: ロサンゼルス決戦(劇場)
普通に面白かった。メカデザインがD9以降のエイリアンデザインで好感。
41位 - つみきのいえ
アニメーション短編。アニメーションはすごい。
40位 - 乱暴と待機
演者にぐいぐい引き込まれるいい映画でした。話が面白いかというと、まあ。
39位 - アメリ
面白いっすよね。
38位 - ジェイコブス・ラダー(爆音)
現実がわからなくなっていーく映画。ぼやーんってしていく感じとか、あのアングラ病院みたいなとこのイヤーな感じとか、むちゃくちゃ怖かった。
37位 - スコット・ピルグリム
面白い映画なんだけど、自分はまあそこまででも。
36位 - グリーン・ホーネット
最初はこのタッグ面白いのか??と思ってたらドッコイ面白かったわー!映画。3Dでみてたらたぶんもっと上位だった。
35位 - ガリバー旅行記(劇場/3D)
こちらを参照ください!
34位 - パイレーツ・ロック
このネットラジオ全盛を生きる自分が、海賊ラジオがあったってことを知れただけでもよかったし、あの船ちょうたのしそうだよね。
33位 - エンター・ザ・ボイド
ぐわんぐわんする一人称映画。映画というよりは映像体験って感じスゴかった。ギャスパー・ノエすごい。
32位 - リトル・ランボーズ
厳格に育てられボーイとやんちゃボーイのバディムービー+ランボーで面白かった。
31位 - マチェーテ
万年脇役だったダニー・トレホが主演ってだけでもういいよね。満足満足。
30位 - キャプテンアメリカ (劇場/3D)
愛すべきバカなアメコミ映画。アヴェンジャーズの予告編フォー!
29位 - デュー・デート!
途中まではロバート・ダウニーJrがかわいそうすぎてもうやめて!もうやめて!って思いながらみてたけど、面白かったっすね。
28位 - フィリップ、きみを愛してる
こんな愛の形もアリだよね(棒)
27位 - パコと魔法の絵本
くやしい!面白い。
26位 - ブルーバレンタイン
ある夫婦がデキる日と壊れる日を交互に見せるっていう鬼畜映画。うぅっ。
25位 - スーパー!(劇場)
キック・アス系を期待していったらレンチでぶん殴られて帰らされた感じ。シャラップクライム!エレン・ペイジがかわいい。
24位 - 13人の刺客
いろいろ圧倒されました。いやー。すごい。ラストの大立ち回りがめっちゃ長い。
23位 - SHOT
たぶんはじめてのウルグアイ映画で、ワンカットのPOV映画。加えて現実錯誤要素もあるので、もう頭ゆっさゆっさされる。ギャー!的な怖さからゾワワッって怖さまで味わえる傑作。
22位 - おまえうまそうだな
傑作アニメ。義務教育の一環で小学生にみせるべき。泣く。
21位 - サッカーパンチ
愛すべきザック・スナイダー!愛してる!
20位 - コンテイジョン(劇場)
ものすごくよくできたドキュメンタリ風の映画。すごくよくできてる。
19位 - 告白
中島哲也恐るべしでした。
18位 - 悪魔を見た
とにかくエグい。エグい。すごいよ、これ。チェ・ミンシクの舌なめずりやばい。
17位 - ゾンビランド(爆音)
再び登場ゾンビランド!一度みた後に爆音鑑賞したのですが、これがまあめちゃくちゃサイコーの体験だった。サイコー!
16位 - 月に囚われた男
低予算っぽい感じがよかったし、話スゲー面白かったし、AIのガーティが萌えすぎる。傑作。
15位 - 攻殻機動隊SACSSS3D(劇場/3D)
攻殻機動隊のOVAのSSS自体はもう何度もみたのだけれど、劇場で3Dでみるのはまた格別のよさがあって、なにより電脳通信のポップが3Dで飛び出したり、サイトーの鷹の目が3Dで飛び出してみれるのはヤバい。話は申し分ないし、タチコマ出てくるし、いい作品。
14位 - スペル
サム・ライミやばい。おばあちゃんコワすぎだし、あのラストは最悪(褒めてる)。
13位 - 冷たい熱帯魚
園子温やばい。でんでんやばい。やばいって。
12位 - ヒックとドラゴン
すごく好きな作品なんだけど、オチだけが気に入らない。あと、3Dでみたかった。
11位 - へんげ(爆音)
みるべき。
10位 - 先生を流産させる会(爆音)
みるべき。いや、今度いつみれるのかわからないけど。牛乳王子がすごくみたい。
9位 - 渇き
韓国のヴァンパイア映画。このなんともいえない倒錯した感じがめちゃくちゃ好き。
8位 - アンヴィル!
ヘビメタのドキュメンタリ。レスラーを彷彿とさせるような画好きだし、しかもこれ実話だし。ラストシーンがめちゃくちゃ好きで、あそこだけ何回か見た。
7位 - インビクタス
イーストウッドさすが。
6位 - キック・アス
でたー!おれたちのヒットガール!かわいい。

ワースト5
88位 - タイタンの戦い
つまんねーってこれ。
89位 - チャットルーム
嫌いな映画。
90位 - LAST SEVEN
サイテー。
91位 - エアベンダー
文句なしのクソつまらん映画だ!
92位 - ソドムの市(爆音)
はい!もちろん今年の中でワーストはもちろんソドム。爆音でみるソドムは最悪最低(褒めてる)でした。この先5年、10年ぐらいはしばらくみたくない。これだけはみたくない。普段、映画で酔ったりはしないのだけれど、これだけは途中胃から出てきそうだった。

ベスト5
5位 - サマーウォーズ
今さらかよ!って思われそうだけど、はい。今さらみました。なつきセンパイ!!
4位 - SUPER8(劇場)
ここもっとこうした方がいいんじゃないの?みたいなツッコミのいれどころ多いんだけど、それを超えてむちゃくちゃ面白かった。
3位 - ミッション: 8ミニッツ(劇場)
やばい。この映画はやばい。先に挙げた「月に囚われた男」のダンカン・ジョーンズの新作。そりゃあもうめっちゃよくできたSF。
2位 - 一命 (劇場/3D)
3D時代劇かー。どんなもんなんだろうな、って軽い気持ちでみに行ったらむちゃくちゃスゴかった。見終わった後に身体が震えるぐらいだった。大傑作。
1位 - くもりときどきミートボール
え?え?いいの?1位これでいいの?だって、ミッション: 8ミニッツとか一命あるよ?とは思うんだけど、ギークの端くれとしてこの映画を愛している。中盤のバカすぎる展開や、映像で笑えるし、ラストもサイコーだよ。

総評
長かった。去年は60本程度だったんだけど、まさか1.5倍もみてたとは思わなかった。書き始めてから90本もみたのかよ!って思った。
あと、相変わらずとりこぼしが多いので来年に回します。X-MEN: ファーストジェネレーションとか、ソーシャルネットワークとか、ブラック・スワンとか、見逃しているものが多いなあ。
ちなみに、ドラマもたくさんみました。24ファイナルシーズン、SUPERNATURALシーズン5-6、FRINGEシーズン2-3をみました。FRINGEは面白い面白い言われてるのもうなずける面白さ。
でも、個人的なベストはSUPERNATURALシーズン5かな。シーズン1からのサーガの完結編としてカタルシスがすごくあった。聖書になぞらえて起きる事件もよかった。新章としてはじまったシーズン6は、敵がコロコロ変わったり、今までのセオリーが通じなかったり、サムがアレだったりといろいろオモシロ要素を盛り込みすぎてごちゃごちゃしてる感じがちょっと。いや、面白いけどさ。
あと、24のファイナルシーズンはウワサ通り映画に続く感じだった。
来年も楽しい映画ライフがおくれますよーに!

2011/09/20

カナザワ映画祭2011フィルマゲドンⅡいってきました

 カナザワ映画祭、今年で5年目だそうですね。ぼくは3年目です。
参考↓
2009-1: http://e-jigsaw.blogspot.com/2009/09/blog-post_20.html
2009-2: http://e-jigsaw.blogspot.com/2009/09/blog-post_21.html
2009-3: http://e-jigsaw.blogspot.com/2009/09/blog-post_22.html
2009-4: http://e-jigsaw.blogspot.com/2009/09/blog-post.html
2010: http://e-jigsaw.blogspot.com/2010/09/2010.html

時系列順に感想などつらつらと書いていこうと思います。

オープニング野外上映・カランバ
カランバ!してるシーン(腕がもげてるあのシーン)が大プッシュされてて、それはそれは恐ろしい映画なんだろうなあ、と思ったらエグかったのは鳥葬のシーンだとか、綱渡りしてたら風に煽られて落っこちたりするシーンと、最後にちょろっと出てきたカランバ!ぐらいなもんで、あとはうさぎちゃんがきつねちゃんに追いかけられる(デケデケデケデケデケ〜♫)シーンだとか、チータに追いかけられるシーンだとかそんなのばっかりで割とゆるーい映画でした。
股とか尻にやたらズームする悪趣味なエアロビクスの撮り方とかは爆笑しながら見れました。

1日目
マンソン悪魔の家族
マンソンファミリーの事件には全く疎くて、序盤は「ははー、頭おかしいヤツもいるもんだなあ」なんてみてたんですが、なにぶんインタビュー中心だったのでだんだん眠くなってきて眠気と戦いながらみていました。

ランボー
名前だけは知ってるし、おぼろげに見たことある気はするんだけれど、ちゃんとみたことはなくて、爆音上映だしこれを期にみてきました。ついこの前「リトル・ランボーズ」をみたのもあってか、ラストのランボー慟哭シーンにはなにか打たれるものがありました。
それまではやたら冴えない感じだけど、むっちゃ強くてなんだコイツ!?って感じだったんですけどね。

アンディ・ウォーホルのBAD
なにもかもが無意味な映画でした。もうなんか誰一人として感情移入できる人いないし、ストーリー意味わかんないし。
ただ、要所要所でオモシロシーンあったのでよかったです。犬ぶっころしたいオバチャンとか、赤ん坊を落とすシーンとか、警官が明らかに殺したあとなのに「おれじゃないよ!」「そうなのね!」のシーンだとか、まあ、うん。

へんげ
出ました大当たり!映画。サスペンススリラーなのねー、と思っていたらラストは超ド迫力の特撮映画で、しかもおれたちの見たい特撮(ミニチュアドッカンドッカンやるやつ)だったのでテンション上がりまくりでした。鑑賞後は事あるごとにへんげごっこ(ウォォォォって叫ぶだけだけど)たくさんしました。
終盤までの夫婦、とくに奥さんが壊れていく感じは去年の「降霊」をちょっと思い出しました。監督も坂下さんもイイ感じの人で大変楽しかったです。

先生を流産させる会
出ました超当たり!映画でした。教室のあのイヤーな感じから「告白」を連想するんだけど、最終的に「女ってなんだろう」「生命ってなんだろう」っていう大きなテーマをドカーンとぶつけられてビビりました。「女はね!みんな気持ち悪いのよ!」っていうセリフからの、三者三様の気持ち悪さをもった女たちが喧嘩するシーンはもう圧巻、の一言です。
いやはや女こわい。あと、うわ〜ありそう〜この感じありそう〜っていう雰囲気もまた最悪(超褒めてる)でしたね。
こちらも監督がすごい人っぽかったので楽しかったです。なんとか劇場公開できるといいなあ。いやほんとスゲー映画だから見てない人は損してるよマジで。

2日目
ジャッジ・ドレッド
今回唯一かな?SFというか、アメコミ?作品。よくもわるくもアメリカっぺーなー、って感じがすごくアレだった。あと、スタローン主演だったのでついついランボー連想させるシーン多かったように感じました。いつも冷静、冷酷なマッチョと脳天気でおちゃらけなギークっぽいヤツのコンビみたいなのってどこが最初なんだろう?この映画はあんまり噛みあってなかった気がするけど。

復讐 運命の訪問者
なんていうか、なんだかなーって映画だった。哀川翔と六平直政が至近距離で撃ちあうものの、一切当たらない演出だとか、立ちションしようとしてるところを撃ち殺されたりとか、そういうシーンは面白かったです。あとは微妙。あんまり復讐って感じじゃなかったなあ。

アメリカン・バイオレンス
アメリカの猟奇事件やなんかの寄せ集め映画。知ってる知ってる〜って事件も犯人が自白してたりとかしてると現実味が増して気分が悪くなる映画でした。ただ、最後がジョン・レノンの話で、イマジンで終わるのはなんだかなーと。マンソンアゲインしてたし、ヒッピーっぽい雰囲気には辟易してるところにそれはなあ...っていう。

3日目
ジェイコブス・ラダー
現実が現実じゃなくなっていくような感覚に襲われるぐわんぐわんできる映画。昨年の「ポゼッション」を彷彿とさせるような作品でした。電車とか車からクリーチャーがのぞいてるシーンとか、頭ブルブルブル!とか、汚い病院みたいなところを搬送されるシーンとかトラウマものでした。
爆音だったのもあって、ディスコ演出はよかったですねー。

マンディンゴ
処女厨の白人の旦那が黒人ロリ奴隷とニャンニャンしてたら非処女の白人の奥さんができるんだけど、非処女は嫌いなので黒人ロリ奴隷とニャンニャンしてたら非処女の白人奥さんが黒人マッチョ奴隷とセックスしちゃって子供できちゃってっていうクソみたいなヤツばっかり出てくる映画。
あの白人一家の晩餐シーンは見ててムカつく感じハンパなかったですね。ああいう時代があったのだなあ、と突きつけられた映画でした。

バイオレンストーク
毎年恒例のトークショー。今年は町山さんがくるとあって、さすがの混雑っぷりでした。タマフルの公開収録も兼ねていたようなので、橋PがMDノートを物販していて生橋Pだ!ってテンション上がりました。
本編はというと、町山さんを中心にバイオレンス映画に関するなにやらかんやらでずっと爆笑していました。ムーンレイカーのくだりとか超おもしろかった。あと、メル・ギブソンね。
ヨシキさんの監督作品も見れてすごく楽しかったです。おんなのひとの顔が大写し+爆音は昨年の「女優霊」を思い出して怖かったです。

ソドムの市
この映画、自分のカナザワ史上、もしくは人生レベルで最低最悪(褒め言葉)でした。特に吐きそうになったのが、食糞のシーン。デブのオッサンがぶりぶり〜ってウンコして、それを泣きわめく女の子に「食えーーー!食えーーー!食えーーー!」って爆音で怒鳴るとことかもう最低ですマジで。銀のボウルっぽいやつが開いたら中から大量のウンコが出てきて、それを配膳してムシャムシャ食って食わせてチューしてもう最悪。あとはひたすらアナルセックスだわ、女装だわ、飲尿だわ、もう。

というわけで、計12本鑑賞できて大満足です。カナザワ大好き。また来年も楽しみです。

会場にお手製の発泡スチロール判子が押せるようになっていたのでみた作品をぺたぺた押して自作パンフレットを作りました。

2011/04/23

まとまってない話

大変まとまってない話で申し訳ないので先に書いておきます。
あと、いろいろネタバレあるので悪しからず。

魔法少女の最終回があって、ものすごく久しぶりにタイムラインと同調しながら、電脳的にいうならば、同期的に並列化できて大変おもしろかった。西と東で若干ズレがあったけど。
ネタバレ話とか深読み話とかいろいろあがってるので少しだけ。
この作品も主人公の名前がタイトルに冠してありながらも、主人公的な振る舞いを見せるのはほむほむだったりする。
つい最近、全く似た様な不意打ちをくらっている。
そう、サッカーパンチである。
最後の大どんでん返し的に主人公はそっちやったんかーい!って不意打ちをくらわす、タイトルにもなっている構造だった。
本質的には若干違う二作品なんだけども、なんだか受ける印象は同じだった。

それで、こんな作品って他にあったかなあ、と考えてみてまず思いついたのがスターウォーズ。
4-6だけでみるとルークが主人公かと思っちゃうんだけど、1-6を通してみると明らかにダース・ベイダー=アナキンの話なんだよね。

っていうことに気付いただけです。
特に脈絡もないけど、他にそういった作品あったら教えてください。

2011/04/19

ジャック・ブラック映画の王道! - ガリバー旅行記

ガリバー旅行記をみてきました。少し前に予告でガリバー旅行記をジャック・ブラックがやるとみたときは映画はじまる前から狂喜乱舞(心のなかで)していたぐらいの気持ちで観に行ってきました。

さてさて、このジャック・ブラックというひととはじめて出会ったのはスクール・オブ・ロックという作品でした。
ロック好きすぎるロックバカな主人公がひょんなことから小学校(確か)の教師になるものの、子供たちに覇気がないので今こそロックだ!って子供たちとロックする話。
すっかりジャック・ブラックに惚れ込んでしまって、以後ジャック・ブラックが出てる!と聞きつけては映画をみるぐらいハマりました。
その後も、ナチョ・リブレ、テネイシャスD〜運命のピックを探せ!〜(両方とも手を打って大傑作!ってわけでもないけど、佳作ぐらい。あ、でも、めちゃめちゃ面白いよ!!)などをみました。
そして、わたしが2009年ベスト1に挙げているのが「Be Kind Rewind(邦題:僕らのミライへ逆回転(余談:この邦題はなんなんだ))」です。
これについては記事でもろもろ書いているのでそちらを参照くださいな。
からのー、ガリバー!という感じである意味安心して観てきました。

本題に入る前に、先に3Dの話をしておこうと思います。
このガリバー旅行記という話、人間が大きくなったり、小さくなったり、また大きい人間と小さい人間が同時にいるシーンがあったりと観終わってみるとそれはもう3D向きだなあ、と。
そろそろネタバレ入ってくるので、ジャック・ブラック映画をみてない!って人は今すぐスクール・オブ・ロックを、ガリバーをみてない!って人は明日にでも劇場へ行くべきです。

さてさて、もうオープニングのミニチュア風の映像からしてうおお!3Dスゲェ!ってなりました。
それから、爆笑の巨大竜巻(もしや不謹慎)とか、何よりもジャック・ブラックのメタボ腹が3Dで見れるだけでサイコーですよもう。
それから、人物たちの大小関係を示すのにも大変上手く3Dを活用していて、素晴らしいなあと思います。
3Dなんていらねーよ!で魅せてくる映画もすごく好きなんですが、こういう3Dを上手く使っている映画もまたたまらなくよいですね。

そして、いよいよ本題のストーリーなんですが、今まで挙げてきたようなジャック・ブラック映画は良くも悪くもだいたい構造は同じで
  • 冴えないデブが
  • ひょんなきっかけでチャンスを掴む
  • 有頂天になる
  • 挫折する
  • なんてちっぽけなんや
  • でもやればできるだろ!(仲間)
  • やっちゃう
  • イェア!!!
という感じです。
スクール・オブ・ロックもまさに「冴えないデブがひょんなきっかけからガキとロックして超楽しい!→学校に怒られる→子供たちに励まされる(号泣)→ロックフェスに出る→イェア!」だし、Be Kind Rewindも「(脇役的ではあるものの)冴えないデブが→帯電してビデオ全部消えるけど自前でなんとかする→ヒットして傾いていた町のビデオ屋がいい感じになる→権利団体に怒られる→町の人に励まされる(号泣)→最後にみんなで映画を撮る→上映会(号泣)」という感じである意味一貫しています。
また、映画パロディ、音楽パロディも多分に含まれることが多く、Be Kind Rewindなんかは顕著に大量にパロディされていて、映画ファンはついついニンマリ(場合によっては爆笑)してしまって楽しいんですよね。

そして、このガリバー旅行記はどうだったのかというと、やはり構造は同じで「冴えないデブがひょんなきっかけから小人の国に行く→国王や姫を救ってヒーローになる→有頂天→追放される→呪いの島でジャイアントガールにいたぶられる→なんてちっぽけな自分→励まされる(親友)→やればできるんだよ!→イェア」ざっくりとこんな感じ(原作通り?)でした。
しかし、上記二作のような猛烈なエモーションはそんなになくて、上映時間も軽めなのでそれぞれの段階も結構テンポよく進んでいきます。
中でも、有頂天シーンはサイコーですね。ふんだんに含まれた映画パロディなどなど。
ジャイアントガールにいたぶられるのも結構さらっとしか描かれず、あんまり挫折〜って感じがしなかったけど、全体のテンポを考えるとこれぐらいでよかったのかな、とも思いつつ。
あと、最後は特に訓練描写とかもなくてあっさりとした感じだったけど、全体のテンポを考えるとryといった感じ。色恋沙汰も含めて。

総括すると、いつものジャック・ブラックがスゲーいい感じに3Dでみれるのでオススメですー。時間も軽いので3D疲れるしなぁ〜って人にもオススメです。
メンズデーの夕方だったんですが、そんなに入ってなくて(3人)終始爆笑しながら見ていました。ジャック・ブラックサイコー!!!オーサム大統領!!!

2010/12/29

2010年私的映画ランキング!!!

そろそろ年の瀬。昨年から行っている一年間で観た映画をメモしたり、ランキングしたりしているこの企画。今年もやります。

一応、「今年観た 」映画なのである程度旧作を含みます。それから、私的なランキングなのでわたしの好きな映画を上位にチョイスしているので悪しからず。

去年と同様、ベスト5とワースト5はじらしじらしで。

59位 - クトゥルーの呼び声(劇場・爆音上映)
カナザワ映画祭にて鑑賞しました。まぁ、うん。細かいことはカナザワ映画祭の記事(http://e-jigsaw.blogspot.com/2010/09/2010.html)にて。

58位 - EX
スキーすごかったけどなんなのこれ。

57位 - デイ・オブ・ザ・デッド
あんまりおぼえてないけどつまらなかった。

56位 - REC2
RECは結構面白かったと思うんだけど、REC2は最悪だった。面白くなる要素たくさんあったのに全部轢き潰されてたように思う。

55位 - アドレナリン2
REC2同様、続編で潰れた映画。ジェイソン・ステイサム見れたからそれでいいけどもう。

54位 - トランスポーター3
続編潰れ、ジェイソン・ステイサム。もうこれトランスポーターじゃなかったので最悪。

53位 - ゴールデンスランバー(劇場)
伊坂幸太郎ワールドがいけるかいけないかのような気がするなぁ。

52位 - パラノーマル・アクティビティ(劇場)
事前情報の割にはめちゃくちゃつまらなかった。続編どうなんだろうね。あと、別エンディングが気になる。

51位 - アルティメット2マッスルネバーダイ
前作アルティメットがそこそこ好きだったんだけど、2の最後らへんで全てが台無しになったと思う。あの終わり方は史上稀に見るクソエンディングだった。

50位 - ウルフマン
アンソニー・ホプキンス見たかったりいろいろ面白そうだったんだけど、なんていうかつまらなかった。

49位 - サロゲート
オチがああいう感じになるのは予想できてたことだけど、せっかく世界観よかったのにやっぱりオチでクソッってなった。はいはい。

48位 - テキサスチェーンソー
ただのB級ホラーだった。

47位 - アタックオブザキラートマト
カルト的な人気を誇る伝説のクソ映画。前半はひたすら腹抱えて笑ってたけど笑い疲れというか、後半までテンションが維持できないおしい映画だと思う。

46位 - デス・レース
ジェイソン・ステイサムです。

45位 - 母なる証明
韓国映画。結構いろんな評判を読んだりしていたのだけど、話の受け入れ難さというか、ちょっと、うーん。ただ表現とかはいろいろスゲーと思った。

44位 - シャッターアイランド
予告編に騙された映画。詳しくは記事(http://e-jigsaw.blogspot.com/2010/04/blog-post.html)で。

43位 - アルティメット
ヤマカシっぽい感じのこういうアクション映画は結構好き。ストーリーがもうちょいしっかりしてればなお良し。

42位 - グッド・バッド・ウィアード
韓国映画。まさにグッド!バッド!ウィアード!ってただそれだけの映画なんだけど、それはそれですごいというかそこそこ面白かった。

41位 - マーズアタック!
もう何回か見ているけど、きちんとまた観たので入れておきました。これほんと傑作だと思います。大好きだけど、何回も観てるのでこの辺で。

40位 - ニンジャアサシン
ハズレ臭プンプンだったけど、意外や意外に面白かったので。似非ジャパンアクションの傑作かな(?)

39位 - リング(劇場・爆音上映)
カナザワ映画祭にて。

38位 - グリーンゾーン(劇場)
マット・デイモン。演出とかはすごくよかったんだけど、結局はアメリカ的反省映画でちょっとなぁ。

37位 - ディセント
期待が結構高かった割に普通だったのでこの辺で。

36位 - フロスト×ニクソン
緊迫感みたいなのはものすごかった。もうちょいフロストとニクソンの史実的な説明あるのかと思ってたらあんまりなくてちょっと入り込みにくかった。

35位 - プレデターズ(劇場)
プレデターを楽しんで観れた人への新しいプレデター。そこそこ面白かった。

34位 - バイオハザード4(劇場)
ストーリーはもうスッカスカだったけど、3Dをかなり効果的に使ってるシーンとか多くてアクション映画としてすごく面白かった。

33位 - 女優霊(劇場・爆音上映)
カナザワの記事にも書いたけど、爆音だからこその恐怖がすさまじくて未だにトラウマ。背筋が凍る。

32位 - ベンジャミン・バトン〜数奇な人生〜
話は結構面白かったんだけどなぁ。

31位 - 邪願霊(劇場・爆音上映)
世界に先駆けたフェイクドキュメンタリ。すごく面白かったけど、最後がやっぱり余計。

30位 - ファンボーイズ
かなり楽しんで観れた。SWフリークによるSWフリークのための映画。

29位 - サブウェイ123激突
デンゼル・ワシントンはデンゼル・ワシントンだし、トラボルタはトラボルタ。

28位 - ホステル
タランティーノ大好きだよ、全くもう!!

27位 - SPACEBATTLESHIPヤマト(劇場)
クソな部分も確かに多いけど、よくやってる方だと思うなー。え、これがここっておかしくね?と思ったかもですけど、楽しめたので(いろんな意味で)よしということで。

26位 - 霊幻道士(劇場・爆音上映)
これも爆音だからこそ楽しめた映画だと思う。キョンシー映画みたくなった

25位 - ディスタービア
こういうよくできた映画大好き!!

24位 - ナイトミュージアム2
やっぱ博物館のものが動くのって楽しいわ!!!前回よりもボリュームが増した正統派続編で大変よかった。

23位 - キサラギ
なんかいろいろ非難されてる気がするけど、結構面白かった。

22位 - ショーン・オブ・ザ・デッド
ブラックコメディ系ゾンビ映画。こういうノリの映画好きです。

21位 - トロン(劇場)
非難轟々なんだけど、自分は結構楽しめたので。確かにツッコミ所多いけど、マイナス500点、プラス550点ぐらいなので結果プラスということで。

20位 - モンスターVSエイリアン
確かドリームワークスだよね?これ。ストーリー面白いし、ビジュアルも面白かった。

19位 - ハングオーバー〜消えた花ムコと史上最悪の二日酔い〜
劇場が一杯で観そこねてレンタルしたんだけど、めちゃめちゃ面白かった。劇場でみたかったなぁ。

18位 - 涼宮ハルヒの消失(劇場)
京アニやっぱすげーな、と思った映画。長門かわいいよ長門。

17位 - アイアンマン2(劇場)
いろいろつなぎのための映画だったりとか、キャストが変わってたりとかマイナスも大きいけどプラスもかなり大きかったのでよし。来年はソーとか再来年はアベンジャーズとか楽しみですね。

16位 - Sawザ・ファイナル3D(劇場)
ただのジャンル映画だろ、1以外クソだろとか言う人いるけどちゃんと全部観てからそういうこと言えよ!!!途中までこれはやっぱりもうダメかなぁ、と思ってたけどこの終わり方は好きだよ!!面白かったよ、やっぱり!!!

15位 - エクスペンダブルズ(劇場)
スタローンよくやった!!男たちのきゃっきゃ感がたまらなく萌えな萌え映画。監督演出は他に任せた方がいいかもな気がするけど...続編楽しみ!!我慢がならねェ〜

14位 - アンドロメダストレイン
前後編2部作のなっがいB級ウイルスパニック映画なんだけど、これがすごく面白かった。設定がとにかくしっかりしてて、すごくよくできたB級映画だった。

13位 - 96時間
親父強すぎ!!!!ひたすら強い親父が観れて満足。爽快痛快アクション傑作。

12位 - パリより愛を込めて
いわゆるバディムービー。トラボルタがしんどそうだけど頑張ってるのがイイ。

11位 -シャーロック・ホームズ(劇場)
劇場で観て、BDでも観たけどやっぱり面白い!!ロバート・ダウニーJrがハマり役すぎるし、ワトソンとのきゃっきゃ感もたまらない!!!久々にガイ・リッチー当たりだったよ!!

10位 - エヴァンゲリオン新劇場版-破-
エヴァは意図的に全くみてなかったけど(シンクロ系のロボモノはあんまり好きじゃないので)序ですっかりハマってしまっての破。実相寺演出がゴリ押しすぎて目から水が止まらない。

9位 - THE WAVE
実際に起きた事件を基にした映画で、社会主義がどんなものかを知るために試してみたらえらいことになってしまった、っていう。観ていて途中はすごくおー、これは共感しちゃうなー、楽しいなー、と思ってたら最後に手のひらを270度返される感じが尋常じゃなく背筋を凍らせてくれた映画。

8位 - 第9地区(劇場)
この映画大好き。なんかもう全てに好感がもてる映画だったし、観てる最中もずっと楽しかった。なんていうか、新しい時代が到来することを予感させる映画でもある気がする。

7位 - アウトレイジ(劇場)
久々のバイオレンスマックス北野映画ということで劇場に足を運んでみたらべらぼーに面白かった。北野やっぱスゲーな、と思った。とにかくずっとバイオレンスでめちゃめちゃ楽しいわ、歯医者には怖くて行けなくなるわ、紐超こえーわでほんとスゲー面白かった。

6位 - 秘密結社鷹の爪THE MOVIE3〜http://鷹の爪.jpは永遠に〜(劇場)
鷹の爪映画第三弾。とにかくやりたい放題やっててサイコーに面白かった。六本木まで舞台挨拶をわざわざみに行った甲斐があった。ちなみに1日に2回みちゃった。5に期待!!!



ワースト5
60位 - トランスフォーマー・リベンジ
前作よりもストーリーがぺらっぺらになり、トランスフォームするとこぐらいしか見るとこなかった

61位 - ポゼッション(劇場・爆音)
生理的に全くダメだった。とにかく怖い

62位 - デス・レース2000
よくわかんねーけどとりあえずつまらなかった

63位 - プリズン・ブレーキ
プリズン・ブレイクのパロディだと思ってみてみたのに全くそういう要素ないしとにかくつまらなくてとにかくつまらなかった。つまらない。

64位 - 死霊の盆踊り
もはや映画なのか分からない。とりあえず名誉ある順位をあげます。おっぱいをありがとう。


ベスト5

5位 - 大決戦!超ウルトラ8兄弟
平成ウルトラ映画の総決算というか、平成世代にとってドツボな映画だった。どうしようもない超銀河伝説を観た後だったってのもあるけど、設定がまずよかったし、ストーリーもよかったし、特撮特撮してるのもよかったし、オレたちはこういうのが好きなんだよ!!っていう感じが凝縮されてる映画だった。

4位 - ホット・ファズ〜俺たちスーパーポリスメン!〜
痛快すぎるアクションや、爆笑のストーリーなのに、バディムービーとしての側面も持ちあわせているっていうニクい映画。人生でもかなり上位に入るぐらいの面白さだった。

3位 - カールじいさんの空飛ぶ家(劇場)
ピクサーずるいよ!くやしい!!ってぐらい最近のピクサーは絶好調すぎる。カールじいさんはピクサーが完全に地盤ができたなー、って思わせてくれた。濃厚なストーリー、そしてここまでできるのか!っていう生き生きとしたCGのクオリティ。ピクサーすごすぎる。

2位 - トイ・ストーリー3(劇場)
ピクサー連続だけど、トイ・ストーリーの方がなぜよかったのかというとカールじいさんはやっぱりまだまだ先の話だな、って感じがしてしまうから。それに対してトイ・ストーリーはアンディがまさに自分だし、年代的にもアンディがドンピシャすぎてとにかく入れ込んでしまうからだったりする。幼少の頃からぬいぐるみたくさん持ってたりするのもあるし。最後は嗚咽が止まらなくて3Dメガネが曇るぐらい泣いてしまって、書いてる今でも思い出し泣きしそうなぐらい心に刺さったストーリー。そして、完璧な終幕。

1位 - インセプション(劇場)
アノ、ダークナイトのクリストファー・ノーランが新作を撮ってるって、最初映画館で予告編を観たとき超ワクワクした。そして超ワクワクして期待しまくって観に行って期待していた10000倍ぐらいのクオリティの映画を魅せられて観終わったときはひたすら呆けてた。映像はスゴすぎるし、ストーリーは半端なく複雑なのにそれをしっかりと表現しきれていてめちゃめちゃ面白かった。観ていてさらにスゴいと思ったのは、音響。あの予告編のブォォォンンっていう低音が腹の底から響いてきて映像のスゴさと相まってものすごい体験をさせてくれた。
続編よりも前日譚とかがみたすぎるので早く撮ってくれないかなぁ。設定とか面白すぎでしょ、この映画。それだけで勝ちだよもう!!!


というわけで、今年は64本。今年は劇場に足を運んだ回数が多かったかも。それに伴っていろんな良作とかも観れてすごくエキサイティングな映画ライフだった。

来年もいい映画たくさんみたいなー!

2010/12/06

SPACE BATTLESHIPヤマト雑感

SPACE BATTLESHIPヤマトをみてきました。

メンズデー、1000円だったのでせっかくなので。製作が発表されたときはどんだけアレな作品ができるのかな、むしろ期待しちゃう。どうせダメなんだろ、と思ってもちゃんと観てから文句を言おうと思ってちゃんと観てきました。ちなみに、原作は見たことないけど小さいころにおぼろげに見たような見てないような、という感じなので特に思い入れとかはなかったです。

さて、感想。結論からいうと「普通」でした。

CGはさすがは白組、なかなか迫力のある感じで全編大変楽しめました。ところどころセット感というか、スケールが感じられない感じもあったけど...
爆発表現とか、波動砲発射するシーンとかスゲェかったですね。あと、デスラー総統ね。でもちょっと、ガミラスのメカデザインださかった。

一番気になる森雪が黒木メイサって部分はすごくすんなりでした。というか、途中からツンデレ爆発すぎてくやしいけどかわいいな、黒木メイサ。でもなんだあのラブシーン。

ストーリーとかはまぁ、ツッコミ所満載だけどこれはきっと原作からはらんでる問題なんだろうなー、と思います。ヤマトになんで重力あんの、とかイスカンダルの座標ってなんの座標だよ!!、とか。どうせやるんだったらこの辺も大胆に改変すりゃよかったんじゃないかなー。地球規模の大問題なのになんでクルーが日本人だけなの、とかもね。なんか、原作ヤマトに引きづられすぎな感じもしたけど兼ね合いなかなか難しいよなー。てか、だったらそもそも実写化するなよとか云々。

エアロスミスがテーマ歌ってるのは予告編とかで知ってたんだけど、エアロスミス出てくるのはEDだけであとはヤマトのテーマのアレンジしたやつが流れてて普通にアガった。てかなんでエアロスミスだったんだろな...洋画かぶれにしたかったのかな。じゃあ、ヤマトじゃなくてただのSFを本気でやった方がよかったんじゃないかなぁ。

最後の方は演出も間怠っこしいし(地球がピンチ!!ってときにいつまでもぐーたらぐーたらやってるとか)とにかく全てが微妙。
それが良くも悪くも「普通」なんだと思います。半笑いで見始めたら意外としっかりしてたので本腰入れて見てたら途中やっぱり半笑いになってしまったと思ったら意外と面白くて...の連続。

やっぱり、結論は「普通」。

2010/09/21

カナザワ映画祭2010-世界怪談大会-に行ってきた!

カナザワ映画祭2010-世界怪談大会-に参加してきました。カナザワ映画祭に参加するのは今年で二回目。去年はネカフェに泊まったりしてかなりエクストリームな日程だったのだけど、今年は全日日帰りすることに。

今年も爆音上映a.k.a.霊的爆音上映でした。



前日に徹夜でボードゲーム大会に参加してたので、初日は女優霊から。ゼイリブ見たかった!
ネタバレを盛大に含んでる可能性大であります。

女優霊
一発目にして今回の映画祭で最恐に怖かった映画。映画監督が撮ってた映画に幽霊っぽいのが映ってるのを見つけて...みたいな話。最初はなんとなくクサい芝居が面白かったんだけど、徐々に怖くなっていって最後は本気で泣きそうになった。
何が怖いって、幽霊が高笑いしてるのがスクリーンに大写しになって霊的爆音で笑い声を聞かされるもんだから、もうね。鑑賞後ずっと鳥肌が止まりませんでした。

クトゥルーの呼び声
クトゥルー神話を再現した映画らしい。無声映画で、最後はモーションピクチャーでクトゥルー(?)が降臨するっていうなかなか見ごたえのある映画でした。

邪願霊
アイドルのプロモーションのドキュメンタリー風のホラー映画。ブレアウィッチプロジェクトを10年も先取りしててすごくびっくりした。今見てみるといろいろダサくて面白かった。あと、いろいろツッコミ所も見てるうちから多くて怖いというよりはがんばって作ってるなぁ、と関心しながら見てた。少し残念だったのはラスト。セット自体がダサダサだったのもあるけど、演出もなんだかなぁ、という感じだった。一番残念だったのは、なぜかテープが出てきて幽霊視点も合わせて見れるっていうなんだかよく分からない演出。せっかくそこまでPOVだったのに、それだけが惜しかったなぁ。

霊幻道士
いわゆるキョンシー映画。キョンシーがコミカルですごく面白かった。霊的爆音で良かったなー、と思ったのはボスキョンシーが出てきたあたり。ボスキョンシーが跳ねるたびに、ドーン!ドーン!って体が揺れるのであたかも目の前にボスキョンシーがいるみたいで迫力ありました。演出は古風なコメディタッチでまぁまぁ。なぜか女のユーレイとかいうのが出てくるけど、すごくオマケ感というか、セクシー担当というか、まぁ美人だったからいいや。頭飛んでくるのはちょっとビビったけど。

ポゼッション
エクソシストがフィルムがダメだったみたいで、その代わりに上映された映画。奥さんが妄想が現実になったり(?)して夫婦そろって狂っていく映画。ようは、幽霊なんかよりも人間の方がよっぽどこえーぜ映画。夫婦が喧嘩するシーンは爆音というのもあってめちゃめちゃ怖くてめちゃめちゃ怖かった。主演の女優さんの怪演がスゴかった。後半はひたすらぽかーんってしてた。奥さんが謎の生物とセックスしてたり、もう一人の自分が出てきたりと全く意味が分からなかった。でも、怖い。

リング
Jホラーの大御所、Jホラーのクラシック、金曜ロードショーでトラウマになった人の多いであろうリング。爆音でリングなんか見たら死んでしまうわ!とか思ってたけど、爆音はそんなに影響なくて松嶋菜々子かわいかったし(あと、バカ)、真田広之カッコよかった。警戒しまくってた割には思ってたほど怖くなかった。出てくるだけだしね。

吸血鬼ゴケミドロ
なんか、ゴケミドロっていうエイリアンが地球に侵略してきてテロリストと政治家が乗った飛行機が墜落してサバイバルする話。
設定とかがバカバカしいし、話も大変バカバカしいし、エイリアンもバカバカしいし、全てがバカバカしい映画だった。UFOに接近遭遇するシーンの高い音が非常にウザかった。でも、好きだよ、こういうのも。

バトルトーク2010
平山夢明×宇多丸×高橋ヨシキっていうなかなか見れない鼎談でした。バトルトークというよりは、ダラダラトークでしたね。ひたすら笑ってました。

降霊
見える妻・風吹ジュンとその夫・役所広司の話。幽霊が出てくるけど、幽霊は実際にはなんにもしなくてやっぱり最後は人間が怖いんだよ、っていうのを見えるっていう設定を上手くスパイスにしていて面白かった。


総評
今年も充実のラインナップですごく面白かった!昨年も「これが一番面白かった!」っていうのを書こうとしたけど、どれも異彩の魅力を放ってて甲乙つけがたかったが、今年も同じでどれも面白かったとしか言いようがない。
同じ期間に、ジャズコンサートが金沢の各地で繰り広げられてて金沢の街全体に活気があって、すごく良かったように思う。
来年も楽しみ!

2010/04/14

【ネタバレ】シャッターアイランド

さてさて、シャッターアイランド観てきました。事前からかなり謎解きミステリと喧伝されていたので、どんなトリックを魅せてくれるのかしら、と期待して観に行きました。

あらすじやなんかは割愛。そして、この後はネタバレなどを特に気にせず書くのでまだ未見の人なんかはご注意。

結局、自分が精神異常者でしたーってオチはS・キングの「秘密の窓 秘密の庭」を連想させる感じだった。途中でバレバレだったので、それは映画の「シークレットウィンドウ」っぽかった。



鑑賞後は、え〜なにそれ〜って感じであんぐり、だった。途中からいかにもそうっぽかったけどまじでそれなのかよ!っていうね。結局「怪物として生きるか、善人として死ぬかどちらが良いか?」っていうラストの台詞を言わせたかった、に尽きると思う。良し悪しはともかく。これはこれでそれなりに楽しめたんだけどなんだかなぁ。

だけど、帰り道にこんな終わり方を思いついた。
1.何度も思い出してる、って設定はそのまま
2.でも、今回がラストチャンスという設定を削る
3.全てを思い出した後暗転か何かしてまた船に乗ってる
この方が絶対面白いと思うなー。顔を洗って「しっかりしろ、テディ」って言うのをもう一回見せるとめっちゃ面白いと思うんだけどなぁ。

まぁまぁ楽しめました。上記のようなエンディングだともっと楽しめました。宣伝方法がちょっとな...と思うけど、ああいう宣伝じゃなかったら観なかったと思うしそういう意味では仕方ないのかも。




あと、映画泥棒のCM変わったね。コミケあたりであのパトランプの奴のコスする奴出てきそう

2010/03/20

パラノーマルアクティビティがちょっとイマイチ...だった人のための映画4本+1



日本でも話題になっている「パラノーマルアクティビティ」を先日観てきました。友人たちと観に行ったのですが、絶賛というわけでもなく、かといって面白くなかったわけでもないなぁ、と微妙な感想だったこの映画。わたしも、正直期待が高かった分がっかりなのかなぁ、と思ったけどやっぱりこの映画は結構ダメなところ多いように思う。

まず映画見始めて思うのが
「こいつら、なんで怪奇現象が起きてるのに扉開けっ放しで寝てるんだ?」
ってとこ。扉の「わー」のため、廊下や奥の部屋を撮影するためだけに開放されてるようにしか見えない。これは、一番の見どころシーンである「寝室カメラ」の位置がどうにも絶妙すぎてしっくりこないのと相まって、フェイクドキュメンタリのフェイク感がものすごく際立ってしまってどうにもアガれない。しかも、廊下や奥の部屋の「わー」はさして重要でもないしほんと小ネタ程度の「わー」しかないんだよね。Jホラーみたいな、小便チビってその晩怖くて怖くて眠れないぐらい精神的に揺さぶる怖さが全くない。
あと、カメラの撮影があまりにもいいとこ撮り感にあふれてたり、前半とかがめっちゃ退屈とか、オチがイマイチとか言いたいことはいろいろあるけどそれはまだ良し。
今回、この映画を観るに当たって一番残念だったのは(海外でどうだったかは知らないが)宣伝方法だと思う。
「総製作費135万円!全米1位!」
という宣伝は確かにインパクトはあるけど、これもフェイクドキュメンタリのフェイクの部分を強めるだけに過ぎない。作り物ですよ〜ってことを先に聞いているので冒頭の
「映像を提供してくれた警察に感謝する〜」
みたいなテロップがすごく白々しいんだよね。でも、上のような宣伝が無かったら話題にもならなかったかもしれないし、すごく微妙ではあるんだけども。

で、この映画を観てて(多くの映画マニアがそうだろう)思ったのが
「あ、これブレアウィッチプロジェクトじゃん!」
 て感想。


フェイクドキュメンタリの走りともいえるブレアウィッチプロジェクトは本当に衝撃だった。こんな映画があったのか!と。メディアミックスで宣伝されていたらしいけど、公開されてから結構経ったときに観たのであまり知らないけどメディアミックスという宣伝方法も先駆けてやっていたのは本当にスゴいと思う。ただまぁ、パラノーマルアクティビティとよく似ていて全体的に退屈でちょっと怖いけどオチがイマイチ、ってそんな映画だった。でも、このジャンルにとても衝撃を受けた。

そして、このフェイクドキュメンタリ(POV形式:Point Of Viewともいうらしい)を昇華させたのが「クローバーフィールド」だ。


この映画はありがちな怪獣パニック映画にフェイクドキュメンタリ要素を盛り込んで大変成功した作品だし、観ていてとても面白い映画だった。また、パラノーマルアクティビティと違って「自由の女神の顔が吹っ飛んでくる」映像をYouTubeで見たときはすごくびっくりした。映画のタイトルも何もないというその予告編にはただただ驚かされた。

クローバーフィールドはあまりに規模が大きすぎて、フェイクドキュメンタリというジャンルに含めてよいかは微妙だけど、「REC」はゾンビパニックものにフェイクドキュメンタリ要素を絡めた作品で後半からはゾンビがわらわら出てくるのですごく盛り上がる。これはすごくオススメ。



そして、わたしが一番推薦したいのが
「The 4th kind」
だ。


これまで紹介した作品はどれもホームビデオ風フェイクドキュメンタリだが、この「The 4th kind」は実際の映像と再現映像を交えるという画期的な試みをしていてそれが絶妙に成功している。これはあれやこれや読んだり見たりしてから見るより何の知識もない状態で観るのがオススメ。なんといっても、わたしがそうだったから。ちょっと面白そうで、時間があったので観に行ったら想像以上に面白くて、想像以上に怖くて、夜寝るに寝れなくなるぐらいだった。観終わってから鳥肌が止まらなかったし、口をあんぐり開けたままになるものすごい映画だった。

さて、一番のオススメ映画を紹介したところでフェイクドキュメンタリ風映画のワーストを紹介したい。
「バトルフィールドTOKYO」
だ。


人生で下から2,3番目ぐらいのつまらなさだった。人生ではじめて映画を早送りで観た。半端な予算で規模を大きくしすぎたため、めちゃくちゃ詰まらない仕上がりになってる。突っ込みどころ満載で、例を上げると
  • ロケ地がどう見てもリトルトーキョー
  • ただの通勤ラッシュを逃げ惑う市民風に撮影してる
  • 前のシーンで服汚れたはずなのに次のシーンで綺麗になってる
  • CGがチャチ
  • カメラのノイズが不自然なくらい入りまくってて細切れ映像をひたすら見せられる拷問
などなど、つまらなさはZ級なので独りで観るより多人数でわいわい騒ぎながら観るのがオススメだと思う。

それって、これまで紹介した映画(The 4th kindは除く)全般に言えることでどの映画も友達同士などでワイワイキャーキャー観るとすごく楽しいと思うんだよね。今回のパラノーマルアクティビティに関しても、恋人同士とか、友達同士で観るのがいいんだと思う。何より、あのエンドクレジットが出てからしばらく続く謎の間はきっと映画館でしか楽しめないと思うから。あの不思議な間は初めて経験したすごく微妙な時間で、「え、終わり?なんだこれ?」とお互いの顔を見合わせるのは皆で見てこそだと思う。

2010/01/18

秘密結社鷹の爪THE MOVIE3~http://鷹の爪.jpは永遠に~を六本木まで観に行ってきた


深夜に映画を見まくる予定だったので、前日は完徹、電車内で爆睡という作戦だったので途中の写真はほとんどない。なので、いきなり六本木からスタート。ちなみに、AM8:00に福井を出発してPM6:30ぐらいに東京に着きました。

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六本木ヒルズすげぇ...

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TOHOシネマズ六本木。ヒルズの割にはちんまりとした感じだった。ストア狭かった。

もっと写真撮っとけば良かったんだけど、人もいっぱいいたし撮ってない。この間、目的だった「秘密結社鷹の爪THE MOVIE3~http://鷹の爪.jpは永遠に~」を鑑賞して、FROGMANの舞台挨拶見て、た~か~の~つ~め~三本締めやって、サイン会でサインしてもらってるときに「福井から来ました!」って報告したらレオナルド博士書いてくれたりしていた。超楽しかった。

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軽くさまよって一風堂を発見。うまかった。うまかった。うまかったあああああ。

で、ここもまた写真がないけど、24:50からの「カールじいさんの空飛ぶ家」27:25からの「鷹の爪(ry」+舞台挨拶を見てる。終わってから日比谷線に飛び乗って帰路に。

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わー、富士山!!!

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雄大だなぁ。日本人の心臓。

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まともに電車の写真撮ったのはこれぐらい。というか、関東圏に入るにつれて急ぐことが多くて写真撮ってる場合じゃなかったのと、眠くて仕方なかったのが原因。

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サァ!戦利品紹介!

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これが超貴重なFROGMANサイン+イラスト入りパンフレット!!!誰にもあげません!!!

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防水シール。どこに貼ろうかな~Macbookに貼ろうかな~

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0巻みたいなの×2。フットワーク軽くていいよね~

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定期入れ!電車とバスの両刀だからどうしようか悩み中...

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博士ぬいぐるみと首だけ博士ぬいぐるみ!!!即買いでした。

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終了後に配られていた号外。もう、サービス満点すぎですッ

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携帯クリーナー!携帯にはつけない。かばんにでもつけようかな。

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クリアファイル!博士の方には「アバヨ!!」吉田くんの方には「頑張れオレ!」って書いてあります。

2009/12/31

2009年今年観た映画ランキング



今年観た映画を一通り振り返るついでに、何が面白かったか決めるためにはやはりランキングがいいと思ったので備忘録的にメモしておきます。来週、超大型映画「AVATAR」が待ち構えているので変動する可能性大です。あとカールじいさんも観に行くかもしれないので。でも、年末忙しくなると思うので暫定のランキングを発表してしまいたいと思います。


年も越したので、09年映画ランキングの完成版になりました。グラン・トリノ観れず仕舞いだったなぁ。

あと、今年「観た」映画であって「公開」映画ではないので悪しからず。ある程度旧作も含んでいます。

トップ5とワースト5は焦らし焦らしでいこうと思います。

54位「今宵、フィッツジェラルド劇場で」


最後までなんだかよく分からなかった。

53位「ウィッカーマン」


不気味なストーリー運びは良かった。オチがううむ

52位「ハプニング」


これもオチが...

51位「リボルバー」


1シーン1シーンは面白いのに、ストーリーはさっぱり分からない謎映画

50位「ロックンローラ」


45と同じく。てか、監督一緒だった気が

49位「バンディダス」


あまり記憶に残っていないが、おぼろげに面白かった

48位「仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」(劇場)


期待していた割に酷い出来。鑑賞後にもやもやしていたけど、後で考えれば考えるほど駄作

47位「ハロウィン」


王道ホラーすぎて面白みに欠けた

46位「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」(劇場)


Togetter - 「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE評価」

45位「ミラーズ」


キーファー・サザーランドのジャックが抜け切れていない映画

44位「俺たちに明日はない」


パブリック・エネミーズを観に行く前に父に勧められ鑑賞。イマイチだった

43位「シューテム・アップ」


ちょっと笑いそうになるアクション、ちょっと間抜けな設定、それなりの面白さ

42位「ハムナプトラ3呪われた皇帝の秘宝」


ハムナプトラの続編でなければ良かった。いや、そうでもないや

41位「ゲット・スマート」


ギャグが欧米寄りすぎて楽しめなかった

40位「20世紀少年 第一章 終わりの始まり」


まだマシだと思った

39位「紀元前一万年」


映像だけで

38位「ナンバー23」


そこそこに面白かった。もうひと押しだと思う

37位「パブリック・エネミーズ」(劇場)


脚本が甘いように思う。途中までは面白かった

36位「K-20 怪人二十面相・伝」


オチが予想通りすぎ。飛行機で見る分には調度良かった

35位「ドラゴン・キングダム」


いろいろベタベタすぎな洋風カンフー

34位「NEXT-ネクスト-」


いい意味でも悪い意味でもニコラス・ケイジ映画

33位「ローグ アサシン」


ジェイソン・ステイサム見たさで。面白かったが、あと1,2押しぐらい

32位「ウォンテッド」


映像だけで

31位「イーグル・アイ」


あんまり記憶にないけど、それなりに面白かった

30位「ターミネーター4」(劇場)


サム・ワーシントンに全部持ってかれてる。いつまで2を愚弄し続けるのだろうか

29位「ワルキューレ」


全てが煮え切らない映画

28位「THIS IS IT」(劇場)


マイケル・ジャクソンを見る分には最高。ただ、映画としては...

27位「ワールド・オブ・ライズ」


なかなかに面白かった

26位「バンテージ・ポイント」


見せ方が斬新な手法だったと思う

25位「ソウ6」(劇場)


Saw4からの3部作の終結という意味では傑作だが、1には遠く及ばないし映画としても...

24位「ブラックサイト」


ネット事情をホラー、サスペンスによく結びつけていたと思う

23位「ヘルボーイ」


もう少し下でも良かったかも。ヘルボーイのキャラが微妙

22位「バンコック・デンジャラス」


それなりに面白かった

21位「REC:レック/ザ・クアランティン」


POW方式映画。くどかった

20位「ハンコック」


アンチヒーローモノではなかなかの傑作かも。ただ、後半がイマイチだった

19位「ヘルボーイ ゴールデン・アーミー」


2作目の法則に囚われず良かった。面白かった

18位「デュプリシティ」


ジュリア・ロバーツとクライヴ・オーウェンのコンビが良かった。設定とストーリーは良かったけど、もう一押し

17位「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」


作りというか、質感がすごく面白かった

16位「ザ・スピリット」


シン・シティに少し劣る感じがしたが、全体的にとても面白かった

15位「アイアンマン」


オーストラリアで英語字幕で見たのに面白かった

14位「AVATAR」(劇場/3D)


3Dならオススメ。ストーリーは予告編で受けた印象がそのまま感想になる感じ。3Dの映像はスゴい

13位「テネイシャスD運命のピックをさがせ!」


JB映画。爆笑しっぱなしだった

12位「デトロイト・メタル・シティ」


原作は読んでないけど、めちゃめちゃ面白かった。デスメタルの知識は深まらないが

11位「イングロリアス・バスターズ」(劇場)


最近観た、ってせいもあるけどなんだかんだでやっぱり面白かった。あんなヒトラーを撃ちまくった映画は始めて観た

10位「ラスベガスをぶっつぶせ」


こういう映画は大好きです。最後まで読めない展開がとても良かった

9位「少年メリケンサック」


宮崎あおいの役どころとバンドメンバーが最高。パンクが結局何か分からないが

8位「トロピック・サンダー」


コメディ戦争映画。イングロリアスにしても、トロピック・サンダーにしても映画好きなんだなぁ、ってのが伝わってくる作品には弱い

7位「バンク・ジョブ」


すごく出来が良かった。駆け込みで観て良かった!

6位「The 4th kind」(劇場)


めちゃくちゃ面白かった。フェイクドキュメンタリの新しい表現方法を開拓したと思う。







ワースト5

55位「ミスト」


しょっぱなからモンスターが出てくる展開にはガッカリ。そして、ラストであんぐり。最低

56位「24 リデンプション」


24はもうダメだと思った。途中撮影スタッフ映ってるし、ストーリーも面白くないし。でも、s7はかなりいい出来だったので安心した。

57位「バーン・アフター・リーディング」


キャストもストーリーも、予告編で期待させておいて最悪の形でそれを裏切る酷い作品。何も面白くなかった。

58位「ゾンビ・ストリッパーズ」


B級作品はなるべく暖かい目で観るようにしてるけど、これは酷かった。意味不明

59位「20世紀少年 第二章 最後の希望」


最低最悪、酷評するのも面倒なぐらい







ベスト5

5位「マンマ・ミーア!」


ここまではある程度順調に決めてきたんだけど、ここからの5作品は非常に悩んだ。悩んだ結果、5位はマンマ・ミーア!。ABBAの心地良い曲に合わせて展開するストーリー、キャスト、いろんな要素がめちゃくちゃ面白い。今まで見てきたミュージカル映画を凌駕する作品だった。みんな楽しそうで楽しそうで、もうね。













4位「ウォーリー」


号泣だった!オーストラリアで英語字幕で観たけど、字幕なんて必要なくてウォーリーやその他機械たちのコミカルだったり、心暖まる動きに感動した。ディズニー、ピクサーというだけでちょっと敬遠してた節があったけど、いざ観てみると面白くて面白くて。そして、最後は涙が止まらなかった



















3位「ダークナイト」


ストーリーも最高だし、ジョーカーの怪演、デントのキャストも素晴らしいし、バットマン(クリスチャン・ベール)もより磨きがかかっていたように思う。先に書いたが、ストーリーが破格に面白い。バットマンを題材にここまで面白いストーリーが作れるなんて!1位でもおかしくないのだけど、これを超える作品を観てしまった...


































2位「ウォッチメン」(劇場)


予告編に一目惚れしてしまい、公開が待ちきれず原作を買ってしまったが、公開の前に原作を読むのが躊躇われたので冒頭ちょびっとだけ読んだりして、かなりワクワクしながら公開を待って公開日に観に行った。期待通りの最高の映画で、ウォッチメンやミニッツメンのヒーローたちのキャラや描かれ方、重厚なストーリー、目を見張るアクションシーンと上映時間は割と長めだが、それを感じさせない圧倒的な運びで持っていかれてしまった。

鑑賞後に原作を読んで、ラストの違いについて考えたがどちらも良くて(劇場版は少し破綻してしまう面もあるかもしれないが、辻褄は合うし)また映画を観てしまい、原作を読んでしまい、と観れば観るほど、読めば読むほど味が出てくる素晴らしい作品。









































































1位「僕らのミライへ逆回転」


ジャック・ブラック映画ということで借りたのだが、全く予想外に面白かった。これほど映画という媒体を愛している映画はないと思った。終盤まで「あ、こいつらほんとに映画好きだなぁ」と思いながら大爆笑しながら観てたのに、ラストで涙腺を一気に攻め落とされてしまった。こんなに映画好きによる映画好きのための映画は他に存在しないと思う。


これって昨今のハリウッドの風刺なんじゃないか?って思わせるような作品だな、と気付いた。金掛けなくたって面白い作品はいくらでも作れるんだぜ、って。それから、ストーリーの持って行き方もすごく上手い。自分たちの作った映画が、町の人を巻き込んでいって町の人も出演する。あぁ、映画ってこういうものなんだよな、って伝わってくる。みんなで作って、みんなで観て、みんなで想いを共有する。映画ってそういうものなんだよな、って改めて気づかされる。そんなの、ネットの動画共有サイトでも出来る、って言う人もいるかもしれない。だけど、ネットは自分は出演出来ない。声や映像を伝えることは出来ても、体温を伝えることは出来ない。他の出演者の体温を感じることは出来ない。でも、町ってのは、ひとつの映画スタジオとしてはすごく優れてるよね。なんでも揃えられるし、ロケもいくらでも出来る。そういった要素を全て含ませて、エンディングで爆発させる。最後は思わず泣いてしまった。普段映画ではあまり泣かないけど、ついグッときてしまった。

ジャック・ブラックファンとしても、一映画ファンとしてもこの映画は素晴らしい、の一言に尽きる。

さて、ぼくも映画を撮ろう。

映画好きにはたまらない - Be Kind Rewind - I am Electrical machine













以上が、今年の映画ライフの全てです。途中にカナザワ映画祭というイベントがありましたが、あれは評価が非常に面倒なので省きました。省かなかったらワースト5が大変なことになってたかも(ry

ひとまず、先にも書きましたが暫定です。公開中の映画のみならず、グラン・トリノ、レスラー、サマーウォーズ、96時間、トランスフォーマー2、エヴァ破、沈まぬ太陽、母なる証明、X-MEN:ZERO、スラムドッグ・ミリオネア...と羅列しても仕方ないぐらい積み残しがあるのでどうしようかと...

2009/11/30

23のサスペンス - Number23




23という数字は不思議な数字で、日常の至るところに存在する。それを23エニグマというらしいが、その23のオカルトめいた謎とサスペンスが組み合わさったなかなかに面白いサスペンス映画でした。

主人公はひょんなことから「The Number 23」という古本を見つけてしまう。書かれている内容は自分の過去と酷似していて・・・。過去と現在、主人公と家族を巻き込んで23が彼らを翻弄していく。

23はよく日常に潜んでいる。

  • 親は子に23本の染色体を授ける
  • 2012年12月23日はマヤ暦最後の日付
  • QWERTY配置キーボードの23の間のキーはアルファベット23文字目のW
  • 円周率の3.14159の各桁の合計は23
  • アメリカがドイツに宣戦布告した日12月11日12+11=23
  • ヒトラー自殺1945年4月1+9+4+5+4=23
  • 終戦日である8月15日8+15=23
  • タイタニック号が沈没した日1912年4月15日1+9+1+2+4+1+5=23
  • 東京は23区

などなど。はっきりいってこじつけばかり。しかし、このこじつけに深みを持たせるサスペンス的なシナリオとテンポのよい展開が非常に面白かった。加えて、何か様々なことについて考えさせられる展開でもあった。愛とは何か、過去とは何か、運命とは、家族とは、父親とは。

2009/11/18

THIS IS IT


見てきましたよ、Michael Jackson's THIS IS ITを。先週のタマフルのお題映画だったので、師匠評を聞く前に劇場に足を運ぼうと思ってたんですが、なんだかんだしてるうちに行く機会を逃してしまい師匠評を聞いてから観に行くことになりました。

結論からいうと大変難しい映画でした。DVDの特典映像のような感じ。本当に淡々とリハーサルの映像を見せる映画なんだけど、なんせあのマイケルだからとにかくカッコいい。とにかくスゴい。すごく元気だし、見終わったら「あ、今から本編があるわけですね」っていうつぶやきが漏れるくらいに。

Wanna Be Startin' Somethin'は始まった!っていうwktkが止まらなかったし、Jamはめちゃカッコいい。Human Natureで美声に癒され、Smooth Criminalでタモリ倶楽部の「朝から運動 表参道 赤信号」空耳を確認し、I Just Can't Stop Loving Youで惚れ、Thrillerでノリまくって、Beat Itのライブバージョンに入れ込み、Black Or Whiteを楽しんで、Billie Jeanでまた惚れ、Man In The Mirrorのラストを感慨深く感じる。そして、エンディングにThis Is Itが流れてめっちゃいい新曲にうっとりする。思い出すだけで身震いするぐらい、彼のパフォーマンスはスゴかった。

MJの前情報があればあるほど入れ込めると思う。その意味で、タマフルもとい西寺郷太先生にすごく感謝してる。自分のMJ感ががらっと変わったし、初めてちゃんとMJの楽曲を聞いた。その上で、この映画を観ていかに偉大な人物であったかを知った。

ただ、である。

この映画は彼がいない、という特殊な事情を考慮して感想を言うとベタ褒めしかすることないんだけど一本の映画として感想を言うとそうはいかなくなる。・・・といって、気になったことを書くのもいいけどやっぱりそれは違うんだよな。。。

だから、非常に難しい。THIS IS MJじゃなくてTHIS IS ITなのが、、なぁ。




劇場を後にして、Heal The Worldを鼻唄で歌いながらほろりと目頭が熱くなる、そういう映画だとわたし自身はそう思う。

2009/11/07

Sawのススメ - Saw6


私のHNの由来ともいえるSawが公開されたのは2004年。毎年この時期になるとSawが楽しみでならなくなったのは、3以降だと思う。私は元々洋ホラー(というかスプラッター)は苦手というか、嫌いだった。しかし、少し興味があったSawのノベライズを読んで衝撃を受けた。そして、映画を観てさらに衝撃を受けた。面白い。面白すぎる。Sawはストーリーにハマっていたのだが、シリーズを重ねる度にJigsawの哲学に入れ込むようになり、自分もどこかでテストを受けたがってるのかも(ノベライズの訳者あとがきにあったが)しれないと思うようになった。

Saw2はイマイチだったが、3から持ち直しはじめ、4,5はめちゃくちゃ面白かった。5は劇場に足を運ばなかったのが悔やまれるくらい面白かった。なので、今回6は公開初日に観に行こうと決めていた。見終わった今では、全ての作品が6のためにあったのじゃないか、というくらい。2もSawの方向を決める舵を取ったという意味で重要な作品だし前半3部作の完結編となる3も新章4、6への巨大な伏線を張り巡らせた5、そして何より全ての始まりとなった1。全てがSawを構成しているジグソーパズルの一部であり、全体はまだ見えない。

今からでも遅くはない。7はまた装いも新たに幕を開けるだろう。3Dかもしれない、とパンフレットにあった。その前に、これまでのSawを観て、6を観てほしい。この衝撃を、Jigsawの哲学の重みを、ぜひ劇場で味わってほしい。そして、生きる意味、生き方、生に関するあらゆることを考えてみてほしい。

スプラッタはちょっと・・・と敬遠せずに、勇気を出して観てみることを多いにオススメする。




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パンフレット。中央部の回転木馬はちゃんと回転する悪趣味でもファンには涎垂モノのパンフレットだ

<以下軽くネタバレるよ、たぶん>

Saw6ではSaw,Saw2から続く一連のJigsaw事件が一応は幕を降ろす。しかし、Saw6でもまだまだ謎は残っている。Sawではちゃんと死なないと死んだことにはならない。なんといっても、ベレーズは生きていたのだから。その生死不明の彼らがまだまだ関係してくるんじゃないか?ジルは紙袋を誰に投函したのか?ホフマンはどうなったのか?Jigsawの仕掛けたゲームは全て終わったが、真の後継者は一体?謎は尽きない。全ては来年までのお楽しみ。それがSawなのだ。




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後半3部作の完結編となる6のパンフレットでは、これまでの事件が全ておさらい出来るようになっている。一通り読むと過去作をつい観たくなってしまう。あぁ、裏ではこんなことがあったんだな・・・とか考えながら観るとまた違うだろうと思う。

2009/10/29

ABBA!ABBA!ABBA! - MAMMA MIA!



マンマ・ミーア! [DVD]







いろんなミュージカル映画を観てきたけど、その中でも素晴らしい作品だと思う。

元々舞台だっただけあって、ABBAの曲とストーリーのシンクロ率もすごく高かった。I have a dreamからはじまったのは意外。ABBAのカバーでもあるサントラを先に聞き込んでいたので、「この曲こんなシーンで、こんな歌詞だったんだー」の連続。とにかくABBAが聞きまくれます。ひたすらABBAです。それがイイんだけどね!

Honey,HoneyはABBA版を聞いたことが無かったけどいい曲だった。Money,Money,MoneyやDancing Queen,Mamma Miaなど名曲がミュージカルをすごく盛り上げる、素晴らしい作品だ。







母子家庭で育ったソフィーが母ドナの日記を発見し、父親候補が3人もいることを知る。ソフィーは結婚式に父候補を3人とも呼び、誰が本当の父か見極めようとする。・・・ざっくりいうとこんな話。ラストはすごく意外なオチ。

あんまり考えさせられることはないけど、とにかく楽しいのでオールオッケー。

2009/09/23

カナザワ映画祭に行ってきました! - 四日目


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無事、全てのチケットが半券になりました。

カナザワ映画祭も四日目。資金的にも時間的にも今日が限界だったため今日がラストでした。今日は今日でまた・・・




恐怖女子高校 女暴力教室


それきた!今日AKIRA並みに期待していたこの作品。終了後には拍手が起こるぐらい、痛快*1な作品でした。この映画祭を通して思ったことでもあるんですが、「こんな映画があったのかー!」って思った。ヤンキー系の映画(とかドラマ)ってたくさんあると思うけど、こんな露骨というか、ガチなものははじめてでした。ごくせんとかの比じゃないです。昔の女子高校ってあんなんなのかな・・・さすがにないか。授業中パンツとか、ゴムとか投げたり、自慰にふけってたり。。。

書きたいことは山ほどあるんですが、いくつかにしぼって書きます。

  • おっぱいおっぱいいっぱい

とにかくおっぱいが出まくります。こんなおっぱいが頻出する映画は観たことないです。

  • いい人は救われない

よくドラマとかで出てくるような熱血先生*2は救われません。闇討ちぐらいならまだいいけど、後半のあの仕打ちはひどすぎます。

  • 喧嘩描写がとにかく激しい

女の子が本気で喧嘩しまくってるのは一見の価値アリ。パンツが見えるなんてなんのその。ナイフ持ち込みを禁止した喧嘩に銃持って乱入したりもします。

  • 悪い奴はどこまでも悪い

理事長親子は最低最悪です。でも、最後は成敗されるのでちょっとスッキリします。成敗の仕方もなんだかなぁ、っていう感じですがこの映画にはあの成敗が一番なんですよね。

何がなんだか分からないかもしれないですが、とにかく面白いんです。観る機会がありましたら、ぜひ!




日本暗殺秘録


日本の暗殺事件をオムニバス形式で撮影した映画。桜田門外の変とかは淡白だったけど、後半になるにつれてドラマもありすごく見応えがありました。里見浩太朗や、高倉健、菅原文太、千葉真一、藤純子っていうキャスト。さすがのわたしでも、その豪華さはがっつり分かりました。

暴力では解決しないよ!




THE MASTER OF SHIATSU 指圧王者


ショートフィルムです。


都会の高層ビルの一室。優雅でエキセントリックな空間の中で施される指圧は、女性を悶えさせ、やがて都市をもうねらせていく。


と、ガイドブックに解説されているんですがこの文面を映像化したらこんな感じ・・・っていう映画でした。

ごめんなさい、意味分かんなかったっす。




・・・しかし、これはまだマシな方だった。




アジアの逆襲 REMIX LIVE VERSION


ショートフィルム。

なんとなく雰囲気は伝わってくるんですが、全体的にパンクでノイズだらけで爆音で観てるとすごく疲れます。音声はないのですが、ちょっとカッコよく英語で字幕が入ってるんでなんとなくそんな感じであるのは伝わってくるんですが、意味が分からなかったです。




・・・ノイズに辟易してきました。しかし・・・




半分人間 アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン


ショー(ry

もう二度と観たくない映画No.1確定です。爆音だったのと相まって、すごく不快でした。50分よく耐えたよ、ほんとに。ノイズ・ミュージックってこんな感じなの?

もっと明和電機な感じを予想してただけにしんどかったです。音は不快な音にボーカルの叫びが加わってまさに地獄でした。映像も最低で、もう二度と観たくありません。

クレジットを見たらですね、このショートフィルム3本の監督が同一人物なんです。なるほど、どれもわたしには合いそうにないです。







AKIRA


やっとまともなのが観れる、あぁ、良かった。と、ショートフィルムでボコボコにされた後思ってました。

AKIRAは父が原作を持っていて*3、原作は既に読んでいました。その原作ファンにしてみると、映画版はすごくコンパクトでした。途中から、「あれ、これってもしかして・・・」と思っていたんですが、ほんとに再構成されて2時間に収められていました。2時間に収めたのは正解だと思うし、まとめ方のすごく上手いな、と思った。原作ファンとしては、ぜひ完全版を作ってほしいなぁ、なんてね。

お客さんはめちゃくちゃ入ってました。すげぇ、AKIRAすごいよ。そういえば、映画祭で唯一のアニメーション作品ですよね?たぶん。










総括


映画祭というイベントに参加したのは、これが初めてでした。こんなに続けて映画を観たのもはじめてだったし、もちろん爆音上映もはじめてでした。全体を通してみると、やっぱり楽しかった。映画ってほんとにいろんな楽しみ方があるなぁ、って認識させてくれました。あと、このラインナップは他では体験できないんじゃないでしょうか。嫌がらせだとか、拷問だとかいろいろ呪ったりしましたが「こんな映画もあるんだぁ」ってことを教えてくれました。ほんとうにありがとうございました。

またあったらぜひ参加させていただきます!

初めてがカナザワだったので、カナザワがどれくらい異質なのか*4分かってないと思います。・・・他の映画祭にも行きたくなってきた。



*1:完全な勧善懲悪じゃないけど、そこそこね

*2:この映画はいきすぎてるけど。生徒に平手打ち食らわしたり、背負い投げしたり。でも、女の子にもみくちゃにされるのは羨ましい限りです

*3:しかも、映画のレーザーディスクを持ってるらしい。知らなかった

*4:異質だってことは分かりましたよ。もうボロボロですからね

2009/09/22

カナザワ映画祭へ行ってきました! - 三日目


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今日はもしかしたら、日程の中で一番ハードだったかもしれないです。なんせ朝10時からほとんど休みなしで22時ごろまであの小さい椅子に座ってたわけだから。

エッセネ派


フレデリック・ワイズマン監督作品。エッセネ派と呼ばれるキリスト教の宗派の修道院の様子を淡々と撮影した作品。ずーっとだらだらインタビューだか雑談だか分からない話をしたり、即興で歌を歌ったりする映画でした。ネカフェ泊まりで寝不足の私には耐えられない映画でした。恐らく、途中意識が飛んでたと思う。ほんと、下らないことをだらだらだらだらやってるだけの人たち。うん、斬新。うん。




ツァイトガイスト


出た!今日1、2を争う目玉映画です。

ツァイトガイストとは、時代精神という意味のドイツ語だとか。1部はキリストのうんちく話というか、宗教の欺瞞の話。タキトゥスとか出てきて、古代ローマファンとしてそこだけテンション上がった。あとはなんだかなぁ、だった。2部は9・11テロ陰謀説の話。これは、昔アンビリーバボーでやってた特集を見てたので映画で語られている話にはずっと「なんじゃそりゃ、なんじゃそりゃ」って思いながら見てました。トークショーのときにヨシキさんがおっしゃってましたが、全くのデタラメということ。そりゃそうだよな。3部は世界政府がどうのこうのって話。話が飛躍しまくっててずっとハァ?って感じだった。

ツァイトガイスト:アデンダム


それで!ツァイトガイストを観てもう飽き飽きしてるところにさらなる追い打ち!もはや嫌がらせ。

1部は金を刷ると借金が増えるよ、っていうなんだか意味の分からない話。意味不明な計算をずっとしていました。2部は企業がどったらこったら言ってた。もう眠気との戦い。3部は今までの欺瞞に変わる新秩序ヴィーナス計画の全貌を語る。なんか、科学技術がすげぇから人間は働かなくていいんだって!それで、働かなくてよくなったらお金がいらなくなるんだって!それで、みんな無料になったら犯罪がなくなるんだって!それで、犯罪がなくなったら法律がいらなくなるんだって!飛行機は有害だからリニアモーターカーにするんだって!そしたら世界がひとつのユートピアになるんだってさ!!!

ほんの数時間前に世界政府を作るつもりだぁ~って捲し立てときながら、自分らも世界政府作るつもりなんかーいって叫びたくなるぐらい。

これは両方に共通することだけど、メディアを信じるな、宗教を信じるなっていうプロバガンタ映画ってなんか矛盾してない?しかも、アデンダムではラストにああせいこれせいって言ってくるし。それってさっき仰々しく語ってたモーゼの十戒の欺瞞と変わらないじゃんかよ!って。しかも、インターネットが正しいなんてよく言えたもんだわ。ほんとひどい映画でした。まだナチのプロバガンタ映画観た方が楽しめたわ

この映画も含めて、世の中には欺瞞だらけってことが分かりました。はい。

ノストラダムス戦慄の啓示


出たぁぁぁ!幸福の科学映画なんてこんな機会でもなかったら観ることは無かっただろう。ちなみに、客の入りでいうとFRAG>ツァイトガイスト>アデンダム>ノストラダムスって感じでした。ノストラダムスは結構すいてた。アホくさいシーンとかはみんなで笑って楽しかったなぁ

なんか話はよく分かりませんが、とにかくそれっぽいオカルトが全て凝縮されていました。大川隆法って絶対ムーとか好きそう。9次元がどうだとか、天使がどうだとか、リヴァイアサンがどうだとか中2ですよね。

エッセネ派、ツァイトガイスト*2ときてへろへろのわたしにとどめを刺してくれました。途中からは「もうわけわかんねぇ、もういいから、早く終わってくれ...これ以上苦しめないでくれ...」とひたすら祈ってました。

FRAG


洋ゲーマーとして、やっぱり楽しみだったこの映画。思ってたよりゲーム自体をフィーチャーしてなかったのでちょっと残念。でも、プロゲーマーっていう概念すらない日本人からしてみれば斬新。トークショーについてくる一回分で観よう人が多かったせいか、すごくお客さんが入ってました。でも、ゲームとかに詳しくないとちょっとキツかったかも。あ、それをいうとエッセネ派もそうかな...でも、あれはただおっさんがゆるふわ雑談するだけだしなぁ。

ま、普通に面白かったです。

宇多丸×高橋ヨシキトークショー


いやぁ、今日はこのために一日耐えてきたようなものです。しかし、当日券は販売されなくてキャンセル待ちの切符を握りしめて他のお客さんが入って行くのを待ってるときは、どうなることかと心配で仕方なかったです。でも、席が空いてたっぽいので無事参加することが出来ました。ちなみに、同じくキャンセル待ちだったおねえさまもエッセネ派からマラソンしてたらしく、軽く意気投合したりしてました。ノストラダムスの話とか笑うしかないっす。

トークショー自体は今日の映画を振り返って、質疑応答して終わりって感じでした。それにしても、生宇多丸師匠評は面白すぎでした!とくに、ヨシキさんがアデンダムを観てなかったのでアデンダムの紹介のくだりのとことかめっちゃ面白かったです。

そして、最後に紹介されていた映画の予告編がめっちゃ面白そうだった!


D

Iron Skyっていう自主映画だそう。これはクオリティ高すぎだろ、うん。でも、宇多丸師匠も言ってたけど予告編おなかいっぱい映画っぽい感じするね。まぁまぁまぁ、期待ということで!




明日は「恐怖女子高校女暴力教室」「日本暗殺秘録」「半分人間/指圧王者/アジアの逆襲」「AKIRA」を観て帰ります。明後日の「アレキサンダー」「釈迦」や金曜日の「ラザロ」とかも観たいんですが、予算的にも時間的にも厳しいので明日でラストです。

2009/09/21

カナザワ映画祭に行ってきました! - 二日目


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カナザワ映画祭は今日が二日目。今日は3本立て、時間にすると9時間近く映画を観ていました。シアター21の座席が狭すぎてちょっと足腰にきています。そして、今日から金沢に2泊します。ホテルが空いてなかったのでネカフェですが...

タバコ臭いのをなんとかしてほしい。あと、マットとかマッサージ席空いてなくて椅子席なんだよね。眠くなってきたし、寝れはすると思うんだけど。。。

フィッツカラルド


さーて、本日一本目は「フィッツカラルド」という映画でした。正直な感想







わけわかんない!




アマゾンの奥地にオペラハウスを作るという狂気じみた夢をもつフィッツカラルドという男が主人公なんですが、ほんとにこの人なにがしたいのかよく分からない。そのくせことあるごとに「オペラハウスを作るんだ!」って言う。作りたいならもっとなんかすることあんじゃないのか!と序盤から心の中のツッコミが止まらなかったのですが、終盤になっても相変わらず。

なぜか船で川を上って、なぜか船を山に運んで、はてなの連続でした。うーん。

ただ、映像はCGなしとあってかなり迫力はありました。




地獄の黙示録


そして、二本目!ここまで音楽がスゴい映画ばかりだったけど、ついにSEがスゴい映画がきました。それだけじゃなく、ヘリの急襲シーンの「ワルキューレの騎行」は超有名ですよね!

ちなみに、まだ観たことがなかったので楽しみにしていました。

ベトナム戦争の悲惨さ、米軍の傲慢さはビシビシ伝わってきた。でも、長い。途中のフランス人のあたりとかいるのかなぁ。そして、重い。戦争描写自体がヘビーだし、米軍の描写も観ていてイライラするぐらい。「これが戦争なのよね...」ってずーっと苛まれます。それだけに主人公にもカーツ大佐にも共感をおぼえてしまう、そんな映画でした。

爆音で観る「ワルキューレの騎行」は鳥肌が立ちまくりで、涙もなぜか出るくらいでした。爆発や、ヘリの音なども今目の前で行われてるのか!と錯覚するくらいでした。

あと、高橋ヨシキさんが隣の隣で観ていました。明日のトークショー、絶対行くよ!

宇宙戦争


三本目!トム・クルーズ×スピルバーグのリメイク版「宇宙戦争」です。これは劇場で観ていて、DVDも家にあるくらいです。エンディングが気に食わない以外はだいたいいいと思っています。これもSEが楽しみ映画でした。というよりかは、トライポッドの「ぶぉぉぉおぉおーん」が聞きたい映画です。

これ観てて気になったのが、ここ笑うシーンなの?ってところで笑いが漏れていたところです。トムが父親ぶろうとして失敗してるとことか、後半でおっさんの地下室に逃げ込んで宇宙人のカメラをやり過ごすとことか笑うとこなのかなぁ。滑稽だから笑ってるようにしか感じられなかった。うーん。

終わり方はもうどうこう言ってもしょうがないんですが、*1やっぱりあれは気に入らないなぁ。そんな何万年も前から計画してたんだったら、なんで大気が自分たちにとって有毒だってことを考えずに攻めてくるの?

ま、仕方ない仕方ない。。




明日は、朝から一日中ずっとマラソンします。「エッセネ派」「ツァイトガイスト」「ツァイトガイスト:アデンダム」「ノストラダムス戦慄の啓示」「FRAG」そして、「宇多丸×高橋ヨシキトークショー」です。申し訳ないとの缶バッジつけてる人とか、明らかにタマフルリスナーの人がちょいちょい見受けられました。なんとか、明日トークショーの当日券買わないと...



*1:だって原作がそうなんじゃ仕方ない...

2009/09/20

カナザワ映画祭へ行ってきました! - 一日目


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石川は金沢、21世紀美術館内のシアター21でシルバーウィーク中開催されているカナザワ映画祭へ行ってきました。

カナザワ映画祭2009 新世界秩序サバイバルガイド|かなざわ映画の会

かなざわ映画の会主催で開催されているイベントで、今年で3年目になるのかな。今年は「新世界秩序サバイバルガイド」として多種多様な映画が連日上映されます。そして、この映画祭の一番の目玉といえば「爆音上映」です!

ライブ並みの音響で映画を観よう、っていう企画です。今日、その爆音を体験してきたので軽くレポートします。

2001年宇宙の旅


さぁ!一発目!爆音で観たい映画No.1かもしれない「2001年宇宙の旅」を一発目に観てきました。この映画は2度ほど観ているのですが、2回とも途中うとうとしていたので今回こそはッ...と意気込んで行ったのですが...







やっぱり眠い!




正直「ツァラトゥストラはかく語りき」と「美しき青きドナウ」だけでおなかいっぱいだった。。。

父に聞いて、ある程度ストーリーは知っていたのですがやっぱり難解ですよね。モノリスの謎の話とHAL9000の反乱はぜんぜん別の話だけど、ぜんぶぶっこんであるからはじめて観た人は「え、あの板は?」ってなると思う。それからいろいろ冗長じゃないかな。2時間半くらいあるし、宇宙のシーンとかテンポが...うーん。その後にはじめて観たらしいおばちゃんが同様のことを言ってました。

とりあえず、「最初の猿のシーンの猿が特殊メイクだ」ってのが一番の驚きです。この映画は。途中もあんまり眠いんで、宇宙のシーンとかをどうやって撮影したんだろうなぁ、って考えてました。

あと、結構傷ついたフィルムで上映していたらしく途中でフィルムトラブルが発生。しばらく上映が中止されるハプニングがありました。

そして、爆音上映です。これ、シアターのスクリーンの下に巨大なスピーカーがいくつも設置してあって身体が振動します。文字通り身体が振動するくらいの音で観る映画はやっぱり面白いです。




メトロポリス伴奏付き上映


そして!二発目!これは、1927年の無声映画「メトロポリス」をピアノ、セロ、アコーディオンのトリオ演奏を中心に伴奏付きで観る...っていう企画です。

メトロポリスを知ってはいましたが、観たことはありませんでした。なので、楽しみに行ったんですが...

2001年とはまた違った難解さで、途中ちょっと眠気が。昔の映画なので、やっぱり分かりにくいところも多々あって(しかも音声ないし)ちょっと難しかったかな。でも、ラストあたりは引き込まれるものがありました。伴奏も映画にマッチしてて、ただ無声映画を観るよりは遥かに楽しむことが出来ました。

さーて、明日は「フィッツカラルド」「地獄の黙示録」「宇宙戦争」の三本立てです。楽しみだなぁ