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2014.06.10
# 雑誌

この人たち、信用できない——勉強はできても人間はできてません 顔と名前を全員公開!「おかしな判決」を書いた裁判官はこんなにいる

〔PHOTO〕gettyimages

「可能性はゼロではない」という理由で有罪判決を書き、ときには死刑を下す。それが誤りだったとわかっても、罪にも問われず、国から褒章を受けて恥じない。そんな裁判官が多すぎやしないか。

なにがなんでも有罪

〈大飯原発(関西電力)の3号機及び、4号機の原子炉を運転してはならない〉

真っ当な判決だった。

コストと国益を盾にした関西電力の抵抗を、福井地裁の樋口英明裁判長は5月21日、こう退けた。

〈本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている〉

同じ日、横浜地裁では厚木基地における自衛隊機の夜間飛行差し止め判決が出された。住民たちが手にしていたプラカードのとおり、「司法は生きていた」と、希望が湧いた瞬間だった。

だが、喜ぶのはまだ早い。原発運転差し止め裁判はこれまで全国各地で起こされたが、認められたのは今回を含めてわずかに3度。過去2度は高裁と最高裁でひっくり返されている。

今回の真っ当な二つの判決は、残念ながら、「きわめて異例な判決」だったと言わざるを得ないのだ。

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