近畿大学がマグロの完全養殖に成功した「近大マグロ」を食べられる「近畿大学水産研究所」
大阪梅田に新しくできた知的エンターテインメント空間「ナレッジキャピタル」内にある「近畿大学水産研究所」は、近畿大学で養殖された魚のみを提供する養殖魚専門店で、2002年に近畿大学が世界で初めて完全養殖に成功したクロマグロ「近大マグロ」も食べることができます。
近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所|ナレッジキャピタル
http://kc-i.jp/facilities/fls/introduction/kinki.html
近畿大学水産研究所はナレッジキャピタル6階にあります。バーカウンターが店頭にはあり、一般的な魚専門店とはひと味違って、おしゃれな内装。
店頭にあるバーカウンターには、来店日に出される料理に使われている魚の「産まれた日」「養殖地」などの情報を調べることができるiPad miniが設置されていて、食事を楽しみながら、魚や養殖についての知識を得ることができるようです。
テーブル席には、着席時にiPad miniがメニューと一緒に手渡されるそうです。
バーカウンターの奥にはオープンキッチンがあり、実際に魚をさばいているところを見ることが可能。
キッチンの中で次々とさばかれていく近大マグロ。
キッチン横にあるショーケースには、さばかれた後のマグロが展示されています。
ショーケースの1番上には巨大なマグロのカマが。
近大マグロの切り身がドンッ。
オープンキッチンを通り過ぎて奥に進むと、テーブル席が並んでいます。
これが近畿大学水産研究所のメニュー。
メニュー内で近大が養殖する魚のみを料理に使用しているのをアピール。
メニューの見開き1ページを費やして近大マグロを紹介しており、店側としてもかなり近大マグロをプッシュしているようです。ちなみに、「本マグロ三昧お造り盛り」が2800円。
お造りは近大マグロを始めとしたシマアジ、ブリ、カンパチなどを用意。
近大で養殖した魚を使用した前菜や酒肴など多様な料理が食べられます。
実際の近畿大学水産研究施設は和歌山県にあり、この店舗では紀州南高梅酒や紀州完熟みかん梅酒など、和歌山の特産品を使ったお酒も楽しめます。
これは、大トロ・中トロ・赤身が入っている「本マグロ三昧お造り盛り」
「特選 本マグロ トロかつ」は近大マグロのトロにパン粉をつけサッと揚げたもので、中が少しレアに仕上がっています。
近大卒のブリに和歌山名産の金山寺味噌塗って焼き上げた「鰤の金山寺味噌焼き」
干し柿であるあんぽ柿にクリームチーズを合わせた一品である、「和歌山あんぽ柿とクリームチーズ」
展示されていたお刺身の横には、使われている魚が近畿大学で養殖されていたことを証明する近畿大学の卒業証書が。
近畿大学水産研究所は、ナレッジキャピタルがオープンする4月26日(金)に同施設内にオープン予定で、養殖専門の魚料理店ではありますが、近畿大学の研究成果を発信する役割をもっており、ナレッジキャピタルのコンセプトにぴったりな「食」と「知」がコラボレーションした施設になっています。
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