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東大阪・国際児童文学館で「日産 童話と絵本のグランプリ」受賞作品原画展

絵本の部大賞「さんにんだけのないしょのはなし」の原画

絵本の部大賞「さんにんだけのないしょのはなし」の原画

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 第40回「日産 童話と絵本のグランプリ」受賞作品原画展が現在、大阪府立中央図書館国際児童文学館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)で開催されている。

童話の部大賞「今日にかぎって」の絵本の原画

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 大阪国際児童文学振興財団(同)が「優れた作品や作家を輩出し、夢や想像力あふれる童話と絵本を子どもたちに届けたい」と、1984(昭和59)年に創設した同グランプリ。アマチュア作品を対象とする創作童話と絵本のコンテストで、大賞に選ばれた童話と絵本はBL出版(神戸市)から出版される。日産自動車(横浜市)は第1回から協賛を続け、出版された童話と絵本を全国の公立図書館や同社事業所周辺の幼稚園・保育園、海外事業拠点周辺の日本人学校などに寄贈しており、これまでに寄贈した本は28万冊を超えるという。

 第40回は、2023年7月から10月までの募集期間に、童話の部1490編、絵本の部277編の応募があり、童話の部は、大賞1編、優秀賞3編、佳作20編、絵本の部は、大賞1編、優秀賞3編、佳作10編が入賞した。

 大阪国際児童文学振興財団理事・総括専門員の土居安子さんは「童話は50代以上の女性からの応募が多いが、子どもから90代の方まで幅広く、男女ともに応募がある。絵本も幅広い年齢層から応募があり、昨年度は初めて応募したという人が全体の6割ほどを占めていた。『ワニくんシリーズ』で知られるみやざきひろかずさんは第1回の受賞者。受賞後、プロの作家として活躍されている方も多い」と話す。

 同展では、童話の部大賞を受賞した樺島ざくろさんの絵本「今日にかぎって」の絵を担当した奥野哉子さんの原画、絵本の部大賞を受賞したスージィさんの絵本「さんにんだけのないしょのはなし」の原画、絵本の部優秀賞3編の原画、佳作受賞者の作品パネルを展示。童話の部の絵の担当者は、大賞受賞者と相談をし、過去の同グランプリ受賞者から選んでいるという。会場では、出版された過去の大賞受賞作も手に取って読むことができる。

 土居さんは「筆づかいの分かる絵本原画は、印刷された絵本とはまた違った味わいがある。見に来てほしい」と呼びかける。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。3月8日まで。3月9日からは第41回入賞作品を大阪府立中央図書館1階展示コーナーで展示する。

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