米Microsoftは米国時間10月18日,マッシュアップ・サービス「Popfly」のベータ版公開と,メディア再生/リッチ・インタラクティブ・アプリケーション(RIA)表示用Webブラウザ・プラグイン「Silverlight 1.0」の対応言語拡充を発表した。
Popflyは,Webブラウザ上のGUIでビルディング・ブロックを組み合わせるなどして,マッシュアップ機能,ガジェット,Webページ,Webアプリケーションを作るためのオンライン・サービス。Silverlightをベースとしている。コードを書く必要がなく,プログラミング経験のないユーザーでも各種機能やWebページを作成して公開できる(関連記事:Microsoft,Webアプリのマッシュアップ・サービス「Popfly」の限定アルファ版を開始)。
Silverlightは,さまざまなWebブラウザ上でメディア再生/RIA表示を実現するためのプラグイン技術(関連記事その1:米MSが「Silverlight 1.0」正式版を公開、Linuxにも対応/その2:Microsoftの「Silverlight」がAdobeの存在をかすませる)。MicrosoftはSilverlight 1.0の対応言語を増やし,中国語(簡体字),中国語(繁体字),フランス語,ドイツ語,イタリア語,日本語,韓国語,ポルトガル語,ロシア語,スペイン語の合計10言語で利用可能とした。
なおカリフォルニア州サンフランシスコで開催中(10月17~19日)のイベント「Web 2.0 Summit」で,米O'Reilly MediaがSilverlightとPopflyによるデモンストレーションを行った。
またMicrosoftは同日,オンライン・サービス「Windows Live」および検索サービス「Live Search」に関する新機能などの提供も始めた。主な内容は以下の通り。
・「Windows Live Photo Gallery」:Windows Live対応の写真編集/管理ソフトウエアWindows Live Photo Galleryをベータ版とし,米Yahoo!の写真共有サービス「Flickr」に対する写真投稿機能を追加した。ベータ版はMicrosoftのWebサイトから無償でダウンロードできる
・「Live Search 411」:電話による地域情報案内サービス。「800-CALL-411(800-225-5411)」に電話すると,地域の企業や交通渋滞,天気,上映中の映画といった情報を音声で調べられる。米国内なら通話料無料で利用可能。同サービスのWebサイトにアクセスすると,携帯電話機から地図も閲覧できる
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