前回は,"話が分からない"と言われたことがある人向けに,「上手く説明するために,どんなチェック・ポイントがあるか」を藤井と坂本の説明力を比較しながら見ていただきました。
さて,今回も前回の続きとして,藤井に説明力についてアドバイスした際のエピソードを紹介します。今回も,“仕事に役立つ7つの科目”の「(3)説得的会話」に関するノウハウがテーマです。なお,PDFファイルで「"話が上手くない人"が説明時に受ける質問10例と原因,対策表」を用意しましたので,会社の研修,教育にご活用いただければと思います。
「話が分からない」と言われる人は,どんな質問をされているか。
芦屋: | 藤井,前回の打ち合わせで僕は君に「話が分からないと言われたことがあるだろう」と言った。そして,君は不満そうに「YES」と言った。 | |
藤井: | まあ,事実は事実ですので・・・ | |
芦屋: | 君の話は「分かる説明」のルールを満たしていないから,「分かりにくい」と言われるんだ。ルールというのは,前回説明した「上手い説明の10のルール」だ。
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芦屋: | 基本的にこれに注意すれば,最低限の「分かりやすさ」は担保できるように考えてある。これを使ってちょっと前回の君の説明と,坂本の説明を比べてみよう。 |