ノルウェーに拠点を置くOperaは現地時間2月10日、来週バルセロナで開催される2010 Mobile World Congressで、新しく「Opera Mini for iPhone」を披露する予定だと発表した。同社は、Opera Miniが圧縮技術のおかげで、より一層高速であると主張している。Operaによれば、Opera Miniはページをモバイルデバイスへ送信する前に、最大で90%圧縮するという。
Opera Miniは、タブブラウジングやパスワードマネージャ、ユーザーのお気に入りサイトとリンクしたサムネイル画像を表示するページであるスピードダイヤルなどの機能も提供する。Opera Link機能を使えば、ユーザーはOpera Miniとデスクトップ向けOperaの間で、スピードダイヤルページとブックマークを同期することができる。Operaは既に、「BlackBerry」などのJavaベースの携帯電話や「Android」搭載スマートフォンに進出しており、一定の成功を収めている。
Mobile World CongressでのOpera Mini for iPhoneのデモは、パートナーと、プレスパスを持つジャーナリストのみに公開される予定だ。しかし、Operaによれば、ほかのポータブルデバイスを対象とするOpera Miniおよび「Opera Mobile」の最新ベータ版を、全ての来場者に公開する予定だという。
しかし、これはすべて非現実的なものになってしまう可能性がある。というのは、Operaの広報担当者が筆者に話してくれたところによると、同社はまだAppleの「App Store」へ何も提出していないということだからだ。Appleの承認が問題になる可能性はあるのかという質問に対し、同広報担当者は、Appleが「ウェブブラウザ体験においてユーザーに選択肢を与えるのを拒まない」ことをOperaは望んでいる、と答えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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