Zohoが米国時間12月2日、「CloudSQL」を公開した。企業開発者はこのレイヤーを介し、データベース問い合わせ言語であるSQL(Structured Query Language)文の様々な方言を使ってZohoアプリケーションのデータにアクセスできる。
これにより、Zohoサービスに保存されたデータ(現在のところ「Zoho DB & Reports」しかないが)には、従来のAPIだけでなく、JDBCやODBCのような標準化されたデータベース用ドライバから接続可能になる。これまでのクライアント、サーバ型技術がサポートされたことで、クラウド型技術への移行が促進されるものと思われる。
筆者はまだこのミドルウェアレイヤの新サービスのパフォーマンスを試していないので、これが有用なソリューションかは分からない。しかし、クラウドベースのアプリケーションやストレージをテストしたい人にとっては打ってつけのツールなのではないだろうか。
サービスは現在のところ無料。Zohoの広報担当は利用状況や人気ぶりを見て「有料化の必要があるかを判断する」と述べる。Zohoからも予算に組み込めるようなコスト体系はまだ提示されていないが、ユーザーの側にとってもまだお試し期間であるということだ。
Google App Engineで動作し、CloudSQLを用いたデモを公開している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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