キプロス、ロシアに投資と融資延長を要請=財務相
3月21日、キプロスのサリス財務相は21日、同国の債務負担を軽減するため、銀行・エネルギー資源セクターへの投資に関してロシアと協議していることを明らかにした。20日撮影(2013年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ 21日 ロイター] キプロスのサリス財務相は21日、同国の債務負担を軽減するため、銀行・エネルギー資源セクターへの投資に関してロシアと協議していることを明らかにした。また、キプロス向けの既存の融資を延長するよう、ロシアに求めていると語った。
同相は、ロイターに対し「銀行セクターはわれわれが受ける支援の最終的な対象となる。したがって銀行への直接支援になるか、そうでなくとも他のセクターを通じて得る支援は銀行に振り向けられる」とし、「銀行の資本再編がわれわれにとって最大の課題だからだ」と述べた。
同相によると、キプロスはロシアからの既存の25億ユーロの融資を5年間延長することと、金利の4.5%から2.5%への引き下げをロシアに求めている。ロシアからの追加融資は望んでいないという。
同相はまた、ロシアとの協議において障害となる問題はないとした。
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