韓国サムスン、マイクロソフト提訴で仲裁申立て スマホ特許関連
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 韓国サムスン電子 は7日、スマートフォン関連の特許技術使用料をめぐって米マイクロソフト(MS) にニューヨークで訴訟を提起されたことを受け、国際商工会議所(ICC)の国際仲裁裁判所に仲裁の申し立てを行ったと発表した。
サムスンの申立先はICC仲裁裁の香港事務所。香港を選んだ理由は不明。
MSは8月、米グーグルの携帯端末用基本ソフト(OS)「アンドロイド」に採用されたMSの特許について、サムスンが使用料の支払いを拒否したと提訴。その後訴えを一部改め、支払いが滞った10億ドル余の使用料に対する延滞金690万ドルを請求している。
訴状によると、MSとサムスンは2011年に特許使用に関する業務提携を締結し、サムスンはMSに対して特許使用料を定時で支払ってきた。
しかし、マイクロソフトが13年9月にフィンランド通信機器大手ノキア の携帯端末事業買収を発表すると、サムスンはこの買収がMSとサムスンの特許契約に抵触すると主張し、使用料の支払いを拒否した。サムスンは後に使用料を納めたが、延滞金は支払わなかったという。
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