中国で汚染された鶏足3万トン超押収、新たな食品スキャンダル
[上海 26日 ロイター] - 中国の警察当局は、多量の過酸化水素が加えられた鶏足3万トン以上を押収し、販売に関与したとして38人を拘束した。新華社が26日伝えた。同国では食の安全をめぐるスキャンダルが相次いでいる。
浙江省の警察はミニブログで、汚染された鶏足の販売組織を摘発したと発表。新華社によると、当局は江蘇、安徽、河南、広東などの各省で工場9カ所を強制捜査していた。
中国ではこれまで、メラミンが混入した粉ミルクや排水溝に流された廃油を集めて製造された調理油など、食の安全に対する問題が相次いでいる。
先月には、ケンタッキーフライドチキン(KFC)などを運営する米ヤム・ブランズやマクドナルドをめぐり、供給元の中国の業者が期限切れ食肉を使用していた問題が明るみになっていた。
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