October 23, 2011
「職業に貴賤はない」の例外。
職業に貴賤はないという。名目はそうじゃないとただでさえつらい仕事で心が折れそうな人がくさっちゃうので、そう言わざるを得ないと思う。でも、尊い職業っていうのはあると思うんですよね。ひとつだけ例外的に尊い職業。
以下は、私の個人的な信条であって、正しいとか間違いとかいう話じゃないですので、気に入らない人は適当に無視してくれればと。
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高校生の頃からぼんやり考えているんですけど、この世で一番尊い、貴賤でいえば「貴」の方の職業は科学者だと思うのです。それも応用科学じゃなくて、純粋科学、ハードサイエンスに携わる人々。
人間って、他の動物と違う頭脳という器官を持つ種として発生して以来、ずっと「我々は何者?」「この世界って何?」っていう究極の疑問を抱き続けてきたわけで、科学者っていうのは、その疑問に真っ正面から望んでいる人たちでしょう? 人とは何か、人類とは何か、生命とは何か、世界とは何か、という本質的な疑問に挑み続けてる。
社会っていうのは、私に言わせれば、そんな科学の営みを支えるためにあると言ってもいいくらいです。世界の優秀な才能と、少なくない資金を投入して人類の究極の疑問に望むためには、豊かで安定した社会が必要です。究極の疑問に臨む、選ばれた人々の尊い営みを支えるために、あらゆる社会の営みが必要とされている、そういうことなんじゃないかと。
こんな話をしていると、触れざるを得ない話題は宗教の話だと思いますが、私は、宗教は、科学が究極の問いに挑戦し続けている間、普通の人々が心穏やかに秩序ある社会生活を送るための仕組みじゃないかと思うのです。
星空を眺めたり、人の死に接したり、普通に社会生活を送っていても「我々は何者?」「この世界って何?」っていう疑問はときどき頭をもたげてくる。そして解けない疑問に心が乱されることもある。宗教はそんなときに、心の平安を得るための仕組みじゃないか? 宗教には社会倫理や、芸術、文学などを生み出す力もあるけれど、根っこのところは、答えのない理不尽な世界に生きて行く人々の、揺れる気持ちを抑えるのがその機能なんじゃない?
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「科学 宗教」というキーワードでAmazonで検索したら和書だけでも1800冊以上ある。ここで私がちらっと書いてどうこうっていうレベルの話じゃないのは分かってる。
ただ、純粋科学のプロジェクトには可能な限り予算を割き、そこに世界で最も優れた才能の人々に従事してもらうのは人類の人類としてのライフワークであり、その最先端を行く科学者は「貴」の仕事をしている人々と看做してもいいだろうと思うのです。
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そんな私は、10年以上も前ですが、物理学研究科で原子核物理を修了。でも、それ以上の研究生活を送るだけの才能が自分にはないことをそのとき自覚しましたよ。で、今、純粋科学とはおよそ関係のない仕事をしています。しかし、みんなが社会に参加してそれぞれの才能で社会をもっと豊かにしていくべき、そしてその中でも特別に才能に恵まれた人は純粋科学の世界に挑戦してほしい、そんなことを考えながら、明日も仕事に出かけるのです。
October 11, 2011
ヨハネスバーグ空港の話。
南アフリカの空の玄関口、ヨハネスバーグのO.R.Tambo国際空港。評判良くないです。南アフリカ自体が治安の悪いことで有名なので(といって、全土にわたって旅行者が外出できないほど荒れている、というわけではないんですけどね)、さもありなんという話ではあるんですが、とにかくヨハネスバーグ空港の良くないウワサ、聞いただけで本当かどうか分かんない話も多いですけど、とりあえず書いてみますよ。
まず、預け入れ荷物が紛失する、中身が盗られる件。空港職員がグルらしく、X線検査装置を使って金目の物が入っているスーツケースを特定しピンポイントで盗むという話です。私もやられましたよ。スーツケースを開けられて、お土産用の腕時計(安いヤツですけど)だけを抜かれました。腕時計の箱は残っていたのがまた腹が立つ。
空港職員がグル、というレベルではなく、シンジケートがあるとの話もあります。ビジネスとして一定の割合でスーツケースを盗っているのだとか。疑いのある空港職員を解雇しても、新規に雇用される職員がシンジケートにつながっているので改善しないらしい。
一度、イギリス系のコンサルト会社に空港での荷物のハンドリングの改善業務を委託したけれど、そのコンサル会社は途中で業務を降りたというウワサも聞きました。その理由は「命が危ないので。」だったそうです。
それで、乗客側の対抗策として、預け入れるスーツケースをプラスチックフィルムでぐるぐる巻きにすることが始められました。フィルムでぐるぐる巻きにすればスーツケースを開けにくくなる、開けようという気を失せさせるということで効果的なようです。が、あるときヨハネスバーグ空港を利用したら、前回までなかったフィルムぐるぐる巻き屋さんが空港内にたくさんできていてびっくりしましたよ。荷物の盗難、紛失に抜本的対策が打てていない中、とりあえずフィルムぐるぐる巻きサービスでお金を稼ごうというその魂胆がまた腹立たしい。。。
私の場合、ヨハネスバーグ空港を経由してジンバブエのハラレの空港で荷物を取り出す時に荷物が出てこず、出てきた時にはスーツケースに開けらた痕跡があって、そこで荷物のクレームをしたんですが、ハラレの空港の人が言うには、「荷物のことでクレームがつくのはほとんどヨハネスバーグからのフライトばっかり。ナイロビやアディスアベバからくるフライトではそんなにクレームない。」とのこと。やれやれです。
ヨハネスバーグ空港に着いたある乗客が、宿泊するホテルへの行き方を空港職員に聞いたら、その職員が悪党とつながっていて、行き先のホテルで待ち伏せされたという事件もあったと聞きましたねぇ。
それから、犯罪ではないんですけど、ヨハネスバーグ空港では自分のフライトのチェックインカウンターがどこか、非常に分かりにくいんです。電光表示板では2時間先くらいまでのフライトについてしかチェックインカウンターの番号が表示されておらず、それも表示板ごとに表示内容が違う。国際、地域、国内でなんとなく分けられているようにも見えるけど、徹底していない感じ。それで、広い空港をウロウロ探しまわることになるんですが、乗り継ぎ時間に余裕がない時はかなり焦ります。ときどき、空港職員やポーター風の人が教えてくれるんですが、言っていることが間違っていたり、教えたんだから金払えとすごまれたり。空港職員ではなくお目当ての航空会社の人に聞くのがいいんですけど、なかなか見つからなかったり、質問するにも長い列に並べと言われたりするし。はぁ。
それからそれから、空港自体の停電という経験もしましたよ。航空管制、チェックインくらいは予備電源でなんとか動かしたようでしたが、他は真っ暗。お店もキャッシャーは開かなくなるし決済もできなくなるしで、麻痺。私の乗った飛行機も2時間位くらい遅れて、しかも機長が「停電の影響で預け入れ荷物の仕分けができていません。当機にもお客様全員分の荷物が載っていないのは承知していますが、これ以上出発を遅らせることができませんので、離陸します。」とか言う。案の定、到着地で荷物は出てきませんでした。
しかしまあ、空の表玄関がこの調子で、よくワールドカップ(2010年)が開催できたものだと、違う意味で感心します。たぶんワールドカップの時は、国を挙げて治安維持と交通機関の秩序維持にがんばったんでしょうねぇ。
私自身は、15回くらいヨハネスバーグ空港を使っているはずですが、上記のように腕時計を抜かれたのが1回、空港の停電のせいで荷物が遅れたのが1回、普通に荷物が出てこなかった(2、3日後に出てきた)のが1回。百回は使っているはずの日本の国内線で荷物が出てこなかった記憶はないので、やっぱりトラブルの確率は高いですね。
これから南アフリカに行こうという人を脅かそうとかそういう気はないですし、すてきな観光地もたくさんある国です。それに、なんといってもヨハネスバーグ空港は南部アフリカのハブ空港です。上記の話も私が聞いた話ということで、ウワサの域は出ないです。しかし、何かと面倒の多い空港なのも確からしいので、利用される方は十分にお気をつけて、乗り継ぎの場合には十分に時間の余裕を持ってお出かけくださいませ。
まず、預け入れ荷物が紛失する、中身が盗られる件。空港職員がグルらしく、X線検査装置を使って金目の物が入っているスーツケースを特定しピンポイントで盗むという話です。私もやられましたよ。スーツケースを開けられて、お土産用の腕時計(安いヤツですけど)だけを抜かれました。腕時計の箱は残っていたのがまた腹が立つ。
空港職員がグル、というレベルではなく、シンジケートがあるとの話もあります。ビジネスとして一定の割合でスーツケースを盗っているのだとか。疑いのある空港職員を解雇しても、新規に雇用される職員がシンジケートにつながっているので改善しないらしい。
一度、イギリス系のコンサルト会社に空港での荷物のハンドリングの改善業務を委託したけれど、そのコンサル会社は途中で業務を降りたというウワサも聞きました。その理由は「命が危ないので。」だったそうです。
それで、乗客側の対抗策として、預け入れるスーツケースをプラスチックフィルムでぐるぐる巻きにすることが始められました。フィルムでぐるぐる巻きにすればスーツケースを開けにくくなる、開けようという気を失せさせるということで効果的なようです。が、あるときヨハネスバーグ空港を利用したら、前回までなかったフィルムぐるぐる巻き屋さんが空港内にたくさんできていてびっくりしましたよ。荷物の盗難、紛失に抜本的対策が打てていない中、とりあえずフィルムぐるぐる巻きサービスでお金を稼ごうというその魂胆がまた腹立たしい。。。
私の場合、ヨハネスバーグ空港を経由してジンバブエのハラレの空港で荷物を取り出す時に荷物が出てこず、出てきた時にはスーツケースに開けらた痕跡があって、そこで荷物のクレームをしたんですが、ハラレの空港の人が言うには、「荷物のことでクレームがつくのはほとんどヨハネスバーグからのフライトばっかり。ナイロビやアディスアベバからくるフライトではそんなにクレームない。」とのこと。やれやれです。
ヨハネスバーグ空港に着いたある乗客が、宿泊するホテルへの行き方を空港職員に聞いたら、その職員が悪党とつながっていて、行き先のホテルで待ち伏せされたという事件もあったと聞きましたねぇ。
それから、犯罪ではないんですけど、ヨハネスバーグ空港では自分のフライトのチェックインカウンターがどこか、非常に分かりにくいんです。電光表示板では2時間先くらいまでのフライトについてしかチェックインカウンターの番号が表示されておらず、それも表示板ごとに表示内容が違う。国際、地域、国内でなんとなく分けられているようにも見えるけど、徹底していない感じ。それで、広い空港をウロウロ探しまわることになるんですが、乗り継ぎ時間に余裕がない時はかなり焦ります。ときどき、空港職員やポーター風の人が教えてくれるんですが、言っていることが間違っていたり、教えたんだから金払えとすごまれたり。空港職員ではなくお目当ての航空会社の人に聞くのがいいんですけど、なかなか見つからなかったり、質問するにも長い列に並べと言われたりするし。はぁ。
それからそれから、空港自体の停電という経験もしましたよ。航空管制、チェックインくらいは予備電源でなんとか動かしたようでしたが、他は真っ暗。お店もキャッシャーは開かなくなるし決済もできなくなるしで、麻痺。私の乗った飛行機も2時間位くらい遅れて、しかも機長が「停電の影響で預け入れ荷物の仕分けができていません。当機にもお客様全員分の荷物が載っていないのは承知していますが、これ以上出発を遅らせることができませんので、離陸します。」とか言う。案の定、到着地で荷物は出てきませんでした。
しかしまあ、空の表玄関がこの調子で、よくワールドカップ(2010年)が開催できたものだと、違う意味で感心します。たぶんワールドカップの時は、国を挙げて治安維持と交通機関の秩序維持にがんばったんでしょうねぇ。
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私自身は、15回くらいヨハネスバーグ空港を使っているはずですが、上記のように腕時計を抜かれたのが1回、空港の停電のせいで荷物が遅れたのが1回、普通に荷物が出てこなかった(2、3日後に出てきた)のが1回。百回は使っているはずの日本の国内線で荷物が出てこなかった記憶はないので、やっぱりトラブルの確率は高いですね。
これから南アフリカに行こうという人を脅かそうとかそういう気はないですし、すてきな観光地もたくさんある国です。それに、なんといってもヨハネスバーグ空港は南部アフリカのハブ空港です。上記の話も私が聞いた話ということで、ウワサの域は出ないです。しかし、何かと面倒の多い空港なのも確からしいので、利用される方は十分にお気をつけて、乗り継ぎの場合には十分に時間の余裕を持ってお出かけくださいませ。
October 09, 2011
ディズニーランドは夢の国。
消費者の王国、日本は素晴らしい。手に取る商品はどれもきれいで完璧だし、サービスは快適だし、単純に素晴らしいと思う。その「行き届き」の水準は世界中どこにもないもので、すてきです。日本に帰るたびに、日本は素晴らしいとつぶやき、日本人でよかったと感謝しますよ。
* * *
だたね、その消費者の王国はみんなで作った王国であって、王国の王様気分を味わう人と、王国の僕(しもべ)は同じ人なんだよね。
ディズニーランドとは違う。あそこは、お客様が王様気分を味わい、ディズニーランドの従業員があなたに尽くしてくれる。でも、なんだか、消費者の王国とディズニーランドを混同している人がたくさんいる気がするんです。
すべての製品、すべてのサービスが、誰かによって完璧なものとして提供されているべき、国が、役所が、企業が、誰かが完璧なしっかり仕組みを動かしているべき。マスコミもそれに乗っかって、もっと国がしっかりしてなくてはいけない、もっと企業は責任を持たなければならないと書き立てます。そしていろんな不都合や理不尽を国の、役所の、企業の、自分じゃない誰かのせいにする。
それじゃもう、回らない時代になっていると思わない?王国は広がりすぎて、以前のようにすべてをお金で解決することはもうかなわないし、王国の進歩も早くて、誰かが「しっかりとした仕組み」を作るのをいちいち待ってはいられないし。
すっきりした結論があるわけじゃないけど、王国のお客様気分で生活し続けるのは無責任だし、それはまた今の時代を生き延びるにはリスクでもあるんじゃない? 僕らは王国の王様であって、同時に僕(しもべ)。ディズニーランドのお客様とは違うんだよね。
だからディズニーランドは、現実ではない、という意味でも「夢の国」なわけでさ。
October 02, 2011
サファリの宿。
ジンバブエで観光客が来るといえば世界三大瀑布のひとつ、ヴィクトリア・フォールズ。しかし、ジンバブエという国の評判が世界的にはすこぶる悪いので(2009年2月までで終わったハイパーインフレの話がまだ語られてるし)、観光旅行は南アフリカからヴィクトリア・フォールズに直接飛行機で入って、また飛行機で帰ってくるというパターンが多いようです。
しかし、ヴィクトリア・フォールズを含めてジンバブエには5か所のユネスコ世界遺産があって、先日はそのひとつ、マナ・プールズ国立公園に行ってきました。ザンビアとの国境、ザンベジ川沿いの動物保護区です。タンザニアのセレンゲティなんかに比べたら動物の密度は低いようでしたけど、それでもゾウやカバやバッファローの類は見飽きるほどいます。そして豊富な水量があるザンベジ川の水辺というのがきらきらした景色でよかったですよ。
ジンバブエの首都ハラレから車で6、7時間、ヴィクトリア・フォールズからも同じ位かかると思われ、しかも4WDじゃないとアクセスできないし、雨期になる11月〜3月は4WDでもアクセス不能になるので多くのロッジが閉鎖するし・・・、ということで気軽に行くことはできないですけど、その分、行けたらスペシャル感が倍増。
私が泊まったのは、ザンベジ川からはちょっと離れた森の中にあるロッジ。けもの道を自動車が通れるように広げただけの悪路を、「○○km北に進んだら左に折れてさらに西へ△△km・・・」みたいな地図とGPSを頼りに進むのですが、本当にこの先にロッジなんかあるのか?と不安になるばかりの道のりでした。後続車も対向車もなく、日本だとラリー大会にでも出場しない限りはまず必要とされることはない運転テクニックが要求される森の中の細い悪路を進むと、一番上の写真のようなロッジのレセプションが現れてほっとした、という次第でございます。
マナ・プールズの「マナ」は現地語で「4」という意味で、乾期には川の周辺の湿地が4つの池を残して干上がってしまうことから「4つの池」ということでマナ・プールズと呼ぶらしいのですが、そのロッジでは乾期には干上がる窪地にポンプで少し水を汲み上げ、その周りに宿泊用のテントを組んでいました。テントといっても、ウッドデッキの上に張った大型のもので、中には清潔なキングサイズ・ベッドにサファリっぽいテイストの調度。半屋外に作られたトイレは水洗で、シャワーもたっぷり温水が出るし、デザインは現地の自然素材を活かしたアフリカ風。どうしてこんな辺鄙な森の中にこんなもの用意できたんだろう?って不思議なくらいの贅沢さでしたよ。
で、ポンプで窪地に水を上げてるので、そこに動物が寄ってくるわけです。レセプション&ダイニングのエリアではソファーに座って冷えた南ア産白ワインを飲みながら、野生動物を眺められるという趣向。昼はゾウ、シカやサルの類ですが、夜になれば、ディナーを楽しみながらレパード、ライオン、ヤマアラシ、アナグマ、バッファローなどがやってくるのが見られました。
そのロッジで一晩に受け入れるゲストは12人が最大。私たちがそのロッジに泊まった最初の日本人客だとオーナー夫婦が言ってました。(ちなみにオーナー夫婦は元農場主の白人ジンバブエ人。ムガベ大統領統治下で行われた「土地改革」で農地をムガベ大統領与党支持の黒人に強奪されてしまったので、ロッジの経営を始めたそうです。)
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実は日本国内の旅行経験はあんまりないんですけど、でも、日本国内にこういう土地の特色を活かした宿って少ないような気がするんですよね。観光地のホテル、旅館、民宿って、どこも同じような雰囲気でつまんない。料理もその土地で出す必然性のないマグロ刺身とかが出てくるし。少々アクセスが悪いところでもいいから、その土地の特色を活かして、ホスピタリティに溢れて、かつ外国人でも快適に泊まれるようにして、でもただ高級感だけを打ち出すのではなく一泊二食で2万円か3万円くらいで泊まれる、そんなのがもっと普及すればいいと思うんですがねぇ。そういうリトリートっていうかリゾートの文化が日本でも広がればいいと思うよ。
ん?、でも、これって、要は星のやの星野リゾートが打ち出して成功させてるコンセプトですね。既に気付いている人は気付いていらっしゃる。今どきネットで宿を探して予約するのが当たり前になってるし、ちゃんと情報をネットに載せておけば、外国からでも探し出してやってきてくれるお客さんはいるでしょう。マナ・プールズのロッジも、欧米からネットで予約してやってくる人が主なお客さんみたいだったし。
そういえば、数年前に京都を一人旅したとき、どう調べても宿がつまんないので、寺がやってる宿坊を訪ねて泊まったことを思い出した。で、それが本業でやってるはずのホテルや旅館よりずっと素敵な体験で、もうちょっと本業の方々にがんばっていただきたいと思ったわけです。
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マナ・プールズの素敵なロッジは隠れ家っぽくて、みんなに知られてしまうのはちょっと惜しい気もするので、あえて名前は書かずに残しておきます。本気で行ってみようと思う人は、ネットで探してみてくださいな。
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