滝と温泉のテーマパーク!伊豆「河津七滝」の続篇。熱川(あたがわ)バナナワニ園の思い出です。
バナナワニ園…よい響きです。「バナナ!ワニ!めっちゃ南国っぽいよなー!なんかワクワクしてくるやろ?」という意気込みが伝わってくる。
↑植物園で家族に対するストを行う子供
バナナワニ園は本園(植物園)・本園(ワニ園)・分園(果樹園)の3ゾーンに分かれていて、分園は500メートルほど離れたところにあるので無料マイクロバスで行き来します。このときは植物園→分園→ワニ園の順でめぐってみました。
植物園
温室のスイレンも美しい。
こちらは食虫植物コーナー。でも目玉になっているのは…
ボヨヨーン
マナティです!アマゾンマナティが日本で見られるのはここだけというプレミア感にも関わらず、水槽の前は閑散としている。
マナティは温かい水が好きな動物らしいので、伊豆で飼育するのはいい環境なんでしょうね。レタスやセロリをボリボリと食べています。これを人魚と誤認するのはさすがに無理があるのではないだろうか…。
親子連れが何組か立ち止まるものの、早足で去っていきます。そう、給餌タイムはマナティの口まわりの卑猥さが白日のもとにさらされてしまうの…男性器に似ているとも女性器に似ているとも言えない玉虫色の卑猥さで、マナティがお子さんのヰタ・セクスアリスになってしまったらのちのち面倒なことになりそうですからね。
「レタスゲットー」
ときどき「○○なマナーの奴とは食事したくない」的な記事をネットで見かけることがありますが、「相手がマナティじゃないだけマシ」と思えたら幸せになれるような気がする!
果樹園
果樹園は他の施設より高いところにあるので海を望める。パパイヤやマンゴーが生えているのを眺めたり、フルーツジュースを飲めるところもあります。しかしいちばん人気があるのはフルーツではなく…
悟り顔をしたリクガメでもなく…
レッサーパンダです!!(グゴー)
「上にのぼってみたら多少すずしかろか」
「うんしょ」
「ホイサー」
「なんもかわらへん…」
「せいぜい俺様の愛らしさで地道に集客してクーラーを買ってもらえる日を待つか(ペロリンチョ)」
レッサーの舌だしは卑怯の一言に尽きる…!
レサ男「ワイがいくら稼いでもワニのゴハンが多すぎて追いつかんワー。あのゴクツブシどもがクソ腹立つわ。おねむでチュー」
メレ子「いくら最後カワイイ感じにしても抑えきれない毒素があふれてますよ!」
レサ「そもそもバナナワニ園という名前が時代錯誤じゃ。バナナは叩き売られとるしワニも多摩川とかにおるやないか。ワシが稼ぎ頭なんじゃけ『レッサーパンダとその仲間たち園』にしたらええんじゃ」
メレ「も…もうヤメテー!カメラ止めてー!」
ワニ園
レッサーにさんざんディスられていた(メレ子の脳内で)ワニたちに会いにワニ園にやってきました。レサ男はあんなこと言ってたけど、ワニかっこいいぜ!
折り重なるワニ。けっこう寒がりorさびしがりなのかもしれない。
ワニ捕獲器具(さすまたみたいなものなのか?)と、ワニにすすんで足をあたえているように見えるガゼルのイラスト。
上あごがないわりにえらそう。
ガバーと口を開けているワニはこっちを食物として吟味しているのかと思いましたが、どうやら口の中まで日光浴をしたいと思っているようです。
それならとお口をズームアップ。ワニの口って袋みたいにのどのところで閉じてるんですねー…ん?なんか口の中に…
なんと!もう一つニコヤカな顔がある…じっと見ていると顔はブツブツと語りかけてきます。
「こっちはとてもええ所やで…年中お花が咲いとるし、アンタの好きな坦々麺もマンゴーもごま豆腐もたんとある…日本酒を『これは飲みやすいよ』と無理にすすめてくるオッサンはおらんし、『攻殻機動隊ぐらいは観ておかないと』と言われることもない…まさに夢のようなところやで…」
ついついウットリと身を乗り出してしまうような囁きですが、これはワニのエサ捕獲テクニックなので耳を傾けてはいけない!
いろいろなものを見たわりにおもに脳内からダダ漏れる幻聴に支配されていたような気がしますが、バナナワニ園は今も昔もトロピカルワンダーランドであるということですね!ワニのゴハンやレッサーにクーラーを買ってあげるために、みんなバナナワニ園で散財したらよいと思います。