私 いろいろなところを旅し、そこで治療をすることがたまにあります。
これも、そんなときのお話。
6年前、北インドのある街ダラムサラにいったとき、その隣町で新しいゴンパ{お寺}の開会式でダライラマの説法を聞く機会が偶然ありました。そのとき、出会ったチベットの人と仲良くなりしばらく飲食をともにした思い出があります。
それから5年たち去年、インドのさらに北 ヒマラヤが近い、チベット文化圏の街 ラダックへいったときのことです。
旅の期間は2週間。滞在して数日目、街中の食堂でいつもどうりチベット風うどん を食べてました。
乾いた風と、強い日差しに慣れだんだん日本人ばなれしてきたとき 隣のチベット系の人が話しかけてきました。。 「以前 あったことがないがな?」 って。。。
新手の、いや古典的なナンパかな・・・
と思う瞬間。再会を喜び合った2人でした。5年ぶり、の偶然の再会。抱擁。会う人とはまた、会えるようなっているようです。
彼とは、しばらくともに過ごし 彼の友人の父が調子が悪いとのことで、治療を頼まれやってきました。
脈をみ、体をみ、いまとっている薬と食事の良し悪しを、テストしてアドバイスしていたところ
明らかに体に悪いものは、添鼻薬で 明らかにいいのは、毒々しい日本ではみれない薬でした。
後者はダライラマの専属医に処方されたもので、 前者はまた彼から使うのをとめられていたもののようです。 そのあと、自分の調整のために持っていった鍼で、お父さんを治療。
よくなったのは、どのくらいかはわからないですが 改善。 何より専属医のアドバイスと私のアドバイスが重なったことが信頼を得たようです。
あれから父は体へ気をつけるようなったと その息子は今でも月に一度 感謝してますとメールをくれます。次回ラダックに来るときは、ダライラマがこられるときに来ると会えるようてはずを整えたいとまでいってくれます。。
旅先で治療をするとき基本的に無償でおこなうようしているんですが、そんなときが一番 人の素直な一面が見れる気がしました。
きっと、そういったところに医療の原点があるよう感じます。。
向こうでチベットのお坊さんは、治療は全部 奉仕でやると聞きました。むこうで経験したそういった時間はあったかい時間でした。そういう治療の日を子どもや障害を持つ方への日として近いうちに一日作ろうかな と今 考え中です。
写真は、その息子から先日 ラダックの宮殿にダライラマがいらっしゃったのでとりました。と、送ってもらったものです。上列の一番左がそのお父さん。渋いいい男です。
ほんと 人の出会いってどこでつながり、縁があるかわかんないもんです。
だからこそ大切にしていきたいものですね。
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