デバイス情報の画面より。ソフトウェアバージョンは2.0.2 |
楽天から発売された、6型E Ink電子ペーパー採用の電子書籍端末「kobo Touch」。試用レポート後編は、連携する電子書籍ストア「koboイーブックストア」での購入プロセス、PDFなど自炊データを表示した場合の使い勝手、さらにFacebook連携機能などについて検証していく。
なお試用レポート前編と同様、検証は7月21~23日を中心に行なっており、本稿掲載時点での仕様や挙動とは異なる可能性があるので、あらかじめご了承いただきたい。執筆時点でのソフトウェアバージョンは「2.0.2」である。
●端末から直接電子書籍を購入可能。ただし検索性は課題ありkoboイーブックストアから電子書籍を購入するには、端末から無線LAN経由で直接アクセスして買うか、あるいはPC版サイトで購入したものをUSBケーブルで端末に転送するかの、どちらかになる。本稿執筆時点ではPC版サイトを用いたほうが検索性の面で有利なのだが、やはり端末からアクセスして直接ダウンロード購入するのが王道だろう。そこで今回は前者、端末から購入するプロセスをチェックする。
端末から電子書籍を検索する際に用意されている検索軸は少ない。特集やランキングから探す導線を別にすれば、ジャンルもしくはキーワードから検索する方法しか用意されておらず、他のストアでは一般的な、著者名や出版社名の五十音順検索すら存在しない。
今回は目的となる本があることを前提に、キーワード検索で本を検索してみる。従来のレビュー記事で共通サンプルとして使用していた吉田修一氏「悪人」がkoboイーブックストアのラインナップにないため、今回は新たにうめ氏の「大東京トイボックス」1巻を探すことにする。普通に考えると、検索ボックスに入れるキーワードは著者名の「うめ」、タイトルの「大東京トイボックス」、その頭文字の「大東京」あたりだろう。
まずはホーム画面で「本を探す」をタップ。「本を検索」という画面が表示されるので、検索先として「ストア」が選択されているのを確認した上で、キーワードを入力する。「うめ」と入力するとインクリメンタルサーチで候補語に「うめ」と表示されるので、そのまま検索を実行する。スクリーンショットでは省略しているが、「大東京トイボックス」、「大東京」でも問題なくヒット。ただし読みの「だいとうきょう」ではヒットしなかった。読み仮名は情報として持っていないのかもしれない。
検索結果の表示画面は、サムネイルと著者名/タイトルが並んだごく一般的な仕様に見えるが、どのような並び順かまったく分からず、また並び替えもできないので、目的の本を探すには四苦八苦する(検索のたびに並び順が変わる)。サムネイル表示とリスト表示の切り替えもないので、ページあたり5件の候補が並んだページを延々とめくっていく必要がある。今回は候補が26件と少なかったので計6ページを順に見ていくだけで済んだが、ヒット数が多いとかなり苦痛だろう。
検索していて首をひねらされるのが、価格表示だ。検索結果のリスト画面には価格が表示されておらず、また詳細ページにも価格表示がない。「購入する」ボタンをタップして初めて価格が表示されるといった状況だ。実は今回とは異なる検索方法を用いると価格がきちんと表示されるのだが、設計上のミスなのか、それともなんらかの意図があって価格表示をオン/オフしているのかは不明だ。詳細は以下で詳しくみていく。
また今回がまさにそうなのだが、漫画などにつきものの「巻数」が表示されていないので、シリーズものは同じタイトルがずらりと並ぶ羽目になってしまう。しかも1巻から順に並んでいるわけではないので、例えば今回の「大東京トイボックス」の場合、いちばん最初に表示されている巻をうっかり買ってしまうと、1巻よりも先に2巻を手に入れる羽目になる。
かろうじて表紙サムネイルを見れば巻数が読み取れる場合もあるのだが、そもそもサムネイルに頼ることがおかしい。このあたり、既存のストアを研究すればすぐに分かることだと思うのだが(ちなみに同じく楽天が運営する電子書籍ストア「Raboo」の専用端末「UT-PB1」では問題なく表示される)、なぜこのような仕様なのか大いに疑問だ。
●シームレスな決済が可能だが、端末にロック機能は非搭載
気を取り直してもう一度チャレンジすることにする。さきほどと違い、今回はストアのトップページから「ストアを検索」を選び、著者名の「うめ」で検索してみた。するとヒット件数こそ同一なのだが、価格もきちんと入ったフォーマットで表示された。意図してページのフォーマットを変えているのか、それともバグの類かは不明だが、こちらの方が分かりやすい。そのまま詳細ページへと進み「購入する」ボタンを押す。
次に表示されるのは「楽天会員のお支払い情報を読み込みますか?」という画面。Yesを選択すると、楽天市場で設定している支払情報が読み込まれ、決済画面へと進む。ちなみにこの支払情報読み込みの画面は初回使用時にのみ表示され、2回目からは表示されない。
購入ボタンを押すとプロセスが完了し、購入が完了したことを案内する文面が表示されるとともに、画面上部に「ダウンロード中…」といったメッセージが表示される。完了すると「同期が完了しました」と出る。後はホーム画面に戻り、本を開いて読むだけだ。ホーム画面に自動遷移はしてくれないので、自分でホームボタンを押して戻る必要があるが、許容範囲だろう。
ダウンロードにかかる時間は、今回の「大東京トイボックス」1巻でおよそ1分半ほど。ちなみにBookLive!で同じコンテンツを購入すると35MBと表示されるので(ただしこちらは.book形式)、サイズが同等であると仮定すると、ダウンロード速度はそこそこ速いことになる。言うまでもないが、テキスト主体の本であればもっと短い時間でダウンロードが完了する。
以上のように、一通り使ってみたが、検索性は問題があるものの、目的の本をみつけてから購入、ダウンロード、読書開始といったプロセスのスムーズさは、他の国産ストアよりもすぐれている。理由は明白で、いったん楽天IDの支払情報を読み込んでしまえば、パスワード入力などのプロセスがいっさい不要だからだ。本は1冊ごとに決済する方式しか用意されておらず、シリーズ作品を一括、あるいは複数の本をまとめて購入する仕組みは用意されていないが、これだけスムーズであれば分割して買ってもストレスは少ない。
こちらはアカウントの画面。ここで表示されるのは楽天IDとFacebookアカウントのみでクレジットカード情報はないのだが、それでも購入画面には請求先住所などの情報が表示されてしまうので、ロック機能はほしいところだ |
しかし、実はここで1つ大きな問題がある。それは本製品にロック機能が用意されていないことだ。本製品のように購入時にパスワードなどの入力を求めない決済システムはKindleも採用しているが、それはあくまで端末を使うのが本人だけという前提があってのものだ。それゆえ、端末にはパスワードロック機能が備わっており(もちろん使わなくてもよい)、パスワードが知られない限り、第三者が端末を使うことはできない。
だが、本製品はロック機能を備えていないので、端末が置きっぱなしになっていたり、あるいはうっかり落としてしまった際、だれでも操作することができてしまう。その結果として、悪意を持った第三者に無条件で本を買われてしまう可能性がある。
端末側が認証情報を持っているといっても、端末側でクレジットカード番号を参照したり、書き替えることはできないので、クレジットカード番号そのものが漏洩することはなさそうだ。ただしストアで本を買う時に請求先住所は伏字なしで表示されてしまうので(上記の確認画面を参照。クレジットカード番号は下4ケタのみが表示される)、よからぬことに利用される危険性はある。これでは外出先で持ち歩くのは、ちょっと怖い。KindleやReaderのように、少なくともパスワード認証機能くらいは実装するべきだろう。
●自炊PDFの表示は実用以下、CBZは実用レベル本製品はPDFの表示もサポートしているので、一般的なPDFドキュメントや、自炊したPDFデータについて、どのくらい実用的に閲覧できるのかも気になるところだ。また、ZIP圧縮JPGファイルの拡張子を「.cbz」に変更したComicBookZipファイルの閲覧にも対応しているので、手元にZIP圧縮JPGが大量にある場合、本製品で楽しむことは容易だ。これら2つのファイルフォーマットについて、実用度を見ていこう。
まずはPDF。自炊に似たデータということで、Jコミで配布されている赤松健氏「ラブひな」高解像度版の1巻をPCからコピーし、表示してみる。とくに解像度に合わせてサイズを最適化していない状態だが、細かい文字の潰れやモアレについてはソニーReaderやKindle Touchとほぼ同等で、細かい文字はお世辞にも読みやすいとはいえない。
気になるのは、前のページの一部が描き替えられずに残ってしまい、ページ上に紙の切れ端が乗ったような状態になってしまうことだ。Kindle 2と3でZIP圧縮JPEGを表示した際にも発生していた症状だが、PDFで表示されるのはあまり聞いたことがない。いったんスリープモードにして解除すれば直るが、かなり目障りだ。
赤松健氏「ラブひな」高解像度版の1巻のページを、kobo Touch(左)、Reader(右)で表示したところ(レベルのみ補正済み)。細かい文字の潰れやモアレなどの症状はほぼ同じだ | ページの右端に、前のページ(35ページ)の画像の端が不自然に残ってしまっている。横幅いっぱいまで画像がない場合に発生するようだ |
また、テキストデータなどと比べて、ページめくり速度が劇的に遅くなる。詳しくは以下の動画をご覧いただきたいが、同じファイルをソニーReaderで表示した場合と比較すると、その差は明らかだ。手製の自炊データは、一般的にJコミのPDFよりもファイルサイズが大きくなることを考慮すると、こと自炊PDFデータのビューアとして使うには、あまり実用性は高くない。ダブルタップがズーム操作に割り当てられているため、ページを早くめくろうとすると不意に画面が拡大表示されることがあるのもストレスだ。
【動画】Jコミで配布されている赤松健氏「ラブひな」高解像度版の1巻を表示しているところ。ページめくりの速度はお世辞にも速いとはいえない。また若干わかりにくいかもしれないが、ページの左右が切れてしまい、吹き出しの一部が見えなくなっている場合がある |
【動画】ページめくり時の挙動を、Reader(右)と比較したところ。基本的に指の動きに追従するReaderに比べて、本製品はタップが空振りしたり、ツーテンポほど遅れて反応する例がよくみられる。冒頭2ページ目から、前のページの一部が右端に残ったままになっているのもよく分かる |
これに対して意外にも実用的なのが、CBZファイルだ。CBZというと耳慣れないファイル形式だが、これはつまりZIP圧縮JPEGファイルの拡張子を「.cbz(ComicBookZip)」に書き替えただけファイルだ。こちらであればPDFに比べて画質が圧倒的に綺麗で、細かい文字もきちんと読み取れる。また、PDFにみられたページの一部が描き替えられずに残る問題も発生しない。
また、外部のPDFやCBZファイルを扱う上で大きなネックになるのが、microSDに入れた日本語PDFコンテンツのタイトルなどが文字化けすることだ。まったく同じコンテンツでも内蔵ストレージにコピーした場合は問題ないのだが、microSD上だとなぜか文字化けする。容量的にも使い勝手の面からも、自炊データはmicroSDにコピーすることが多いと思われるので、早期の改善を期待したいところだ。
●本のタイトルや本文の一部を引用し、Facebookに投稿できる
Facebook連携機能についても触れておこう。この機能は、今読んでいる本の情報を、Facebookに投稿できるというもの。あらかじめFacebookアカウントを登録しておき、「Facebookに投稿」を押して表示されるフォームでコメントを記入し「投稿」ボタンを押すことにより、本のタイトルやコメントなどがFacebookのウォールに表示される。本製品はTwitterとの連携機能はないので、SNS連携はこのFacebook連携機能のみということになる。
ちなみにこの機能、漫画とテキスト主体の本では挙動が異なる。漫画では本全体に対するコメントしかつけられないが、テキスト主体の本ではページ内のテキストを引用し、そこにコメントをつけられる。これにより、印象に残ったフレーズなどをそのままFacebookに投稿して共有したり、自分宛にメモを残すといった使い方が可能になるわけだ。
ただ、前編でも述べたように、タッチ操作でテキストを範囲選択する操作が至難の業なので、引用したいフレーズを範囲選択しようとしてうまくいかずイライラさせられることも少なくない。今後この機能が使われるか否かは、範囲選択機能の操作性の改善にかかっていると言っていいだろう。
●レコメンド機能やブラウザを搭載
最後にここまで触れられなかった機能についてまとめておこう。
まずはホーム画面にある「ディスカバリー」。耳慣れない名前だが、これはいわゆるレコメンド機能で、ユーザーのこれまでの購入履歴から、好みと思われる本を推薦してくれるシステムだ。内容は定期的に入れ替わるようだが、本稿執筆時点ではまだ数冊程度しか本を買っていないため、冊数が増えていくことによりどのような挙動を示すかは不明だ。
ざっと挙動を紹介しておくと、表示されているサムネイルをタップすると、本の詳細情報が表示される。「購入する」ボタンを押してすぐさま購入することもできるし、気になる本についてはピンマークをタップして「気になる本」に追加し、あとから参照することもできる。いわばブックマーク機能だ。
また、このページでは、ストアの使い方の章でも紹介した「プレビューを読む」という機能が用意されている。これはいわばお試しの機能で、本の一部分を無料でプレビューできる。ここで表示されるのは、過去の購入履歴にもとづいてストア側がおすすめしてきた本なので、どんな本なのか中身がまったくわからないことも多い。この「プレビューを読む」を使えばそうした本の中身を確認できるというわけだ。決して目新しくはないが、合理的な機能だと言える。
問題があるとすれば、さきの「ディスカバリー」にせよこの「プレビューを読む」にせよ、いま国内の電子書籍ストアで使われている用語とはやや乖離していて、直感的に機能を把握しにくいことだろう。とくに後者は普通に「立ち読み」「試し読み」でよい気がする。
続いて「その他」の機能。E Inkのインターフェイスを活かし「スケッチブック」、「数独」、「ブラウザ」の3つの機能が搭載されている。スケッチブックはタッチ操作に対応した手書きメモ、数独はその名の通り数独ゲーム、ブラウザはインターネットアクセスだ。本製品ではオンラインからPDFなどをダウンロードして閲覧できるので、ブラウザについては通常の読書時も利用価値が高いだろう。
●結論。「期待値込み」で評価するのはもうやめよう
以上ざっと使ってみたが、気になる機能はなくはないが、現時点ではそれ以前の使い勝手、というのが率直な感想だ。電子書籍事業のスタートにともなって新たに投入された端末に、使い勝手がこなれていない部分があったり、バグがつぶし切れていないことはよくある話だが、そもそもkobo Touchは海外で1年2カ月も前に発売されていた「枯れた」ハードウェアである。
基本的にはソフトウェアの部分だけ手を入れれば済むはずであり、ここまで(サーバーサイドとみられる問題も込みで)完成度が低いまま端末を投入してくるというのは、個人的にはちょっと予想できなかった。海外版のkobo Touchを手にとって「これいいな、早く日本でも発売してくれないかな」とワクワクしていたのが、はるか昔のことのように感じる。
「完成度が低い」といってもいろいろあるのだが、問題は大きく2つに分けられる。1つはメーカーとして製品を世に送り出すまでのレビューおよびフィードバックのプロセスが、何サイクルか省略されているように見えること。昨今は出荷後にファームアップという手法が認知されたことで、課題を残したまま出荷してユーザー側にファームアップの作業を強いるケースは少なくないが、今回は最低限の検証すら十分に行なわないまま出荷に至っているように感じられる。筆者が過去にレビューした電子書籍端末でも、ここまで挙動に首をひねった製品は記憶にないし、またネットで見るユーザーからの苦情の種類がバラバラであることは、さまざまな使われ方を想定した動作確認を怠った結果であるように感じられる。
もう1つは、ここ2年ほどの電子書籍ブームの中、さんざん議論されてきたインターフェイスにまつわる問題が反映されておらず、論点が先祖返りしていること。例えば、ここ最近の電子書籍ストアでは、漫画の複数巻をまとめ買いするためのインターフェイスについての議論が盛んだ。ラインナップの中に漫画がほとんどないKindleなど海外端末なら1冊ずつ購入するインターフェイスでも問題ないが、漫画の多い日本市場では独自の実装をする必要があり、各事業者とも専用のまとめ買いボタンをつけたり、あるいはセット商品を用意したりと、工夫を重ねているわけだ。
ところが今回のkoboイーブックストアでは、そもそも漫画の巻数表示がなく何巻なのか見分けがつかないなど、論点が一歩も二歩も後退している。ほかにも、著者名にリンクがないので同じ著者の作品を探すのにあらためて検索し直さなくてはいけないなど、過去にすでに出てきている問題点がここにきてまた表面化している。過去に他社が直面した問題は何か、それをどう解決したのか、これらを事前に知ることができるのが後発メーカーの役得だと思うのだが、あまりそうした考えがないのかもしれない。結果として、本来kobo Touchの特徴としてピックアップされておかしくない読書データ機能やバッジ機能が、まるで話題にならない有様だ。
読んだ時間やページ数をカウントして表示してくれる「読書データ機能」。ウェブサービスの「読書メーター」がもつ機能とよく似ている | 読書により一定の条件をクリアするともらえる「バッジ」。パスポートのスタンプのような形で保存される | これは「速読家」のバッジ。その効果はともかく、電子書籍端末としての基本機能さえしっかりしていれば、koboならではのユニークな機能としてもっとピックアップされてもいい機能だ |
同じく楽天が運営する電子書籍ストア「Raboo」の専用端末である「UT-PB1」(右)との比較。「Raboo」は将来的にkoboに統合されるとのことだが、コンテンツは共通でないだけに、スムーズな統合ができるかは未知数だ |
といったわけで、端末、ストア、そして日本語電子書籍の点数に至るまで、発売直後の現時点では課題は山積みだ。現在も専用端末を中心にReader Storeを展開しているソニーも、汎用端末に切り替わったもののGALAPAGOS STOREを展開するシャープも、スタート当時はさまざまな部分で粗が見られたが、オープンから約1年半が経過した現在では使い勝手は劇的に改善されており、ラインナップも書籍とコミックを合わせて5万点とも6万点とも言われる数にまで増加している。これに比べてkoboは、2万点を切る日本語書籍、直感的でない使い勝手、あちこちに見られるバグと、他の電子書籍ストアと比較してあえて選ぶ理由が見当たらない。
こうした状況下でユーザーがすべきことは「今後に期待して」本製品にいますぐ投資することではなく、現在起こっている不具合の解消を見届け、また事前にぶち上げられた「毎日1,000タイトルの増加」、「年内に20万冊のラインナップ」といったロードマップが本当に実現するのかを見極め、それによって投資するか否かを決定することだろう。事前に大風呂敷を広げた結果がこれだった以上、ユーザー側としてもそれくらいの慎重さはあってよいはずだ。
(2012年 7月 25日)
[Reported by 山口 真弘]