2007年度の国内ゲーム市場規模は6679億円――メディアクリエイト調べ

メディアクリエイトは、2007年度〜2008年第1四半期の国内ゲーム市場規模を発表した。2007年度はソフト・ハードともに対前年度比ほぼ横ばい。同社によると「モンスターハンターポータブル 2nd G」は発売2週で実売で140万本を達成。

　メディアクリエイトは、2007年度（2007年4月2日〜2008年3月30日）および2008年第1四半期（2007年12月31日〜2008年3月30日）における、国内ゲーム市場の市場規模を発表した。

2007年度はハード・ソフトともに対前年比でほぼ横ばい

　発表によると、2007年度のテレビゲーム市場規模（ハード・ソフト合計）は、2006年度の6557億円に対して、前年比101.85％の6679億円を記録した。内訳は、ソフトが6586万本で3358億円（前年比99.40％）。ハードが1564万台で3320億円（前年比104.46％）と、ほぼ横ばいの結果となったとのこと。

　ハード機種別動向では、販売台数・販売金額ともにトップはニンテンドーDSで、628万台（販売金額：1005億円）となっている。次いでWiiが370万台（販売金額：883億円）、PSPが355万台（販売金額：690億円）。WiiとPSPはともに前年比150％以上の高い成長を見せている。

　ソフトの販売本数でもニンテンドーDSソフトが3312万本（販売金額：1454億円）で昨年につづき首位をキープ。次点がWiiソフトの1322万本（販売金額：787億円）で前年比300％を記録している。また、2007年度のソフト売上ランキングをみても10タイトル中、ニンテンドーDSとWiiで9タイトルを占めている。

ニンテンドーDS、Wii、PSPが三つどもえに――2008年第1四半期

　また、今年の行方を占う2008年第1四半期の市場規模は、ソフトが1540万本で836億円（前年比93.81％）、ハードが377万台で818億円（前年比84.91％）となり、ハード・ソフト合計では前年比89.19％の1654億円。2007年第1四半期と比較すると、ニンテンドーDSソフトが落ち着きをみせたのに対し、Wiiソフトが2倍近く販売本数を伸ばしていると同社。これらの要因としては、「大乱闘スマッシュブラザーズX」「Wii Fit」のヒットを要因として挙げている。

　一方ハード市場では、PSPが前年同時期と比べ販売台数161.98％と急進しており、その結果ニンテンドーDS、PSP、Wiiの3機種がほぼ肩をならべる形となっているようだ。

　なお、3月27日に発売されたカプコンの「モンスターハンターポータブル 2nd G」は、先日カプコンより出荷本数が150万本を突破したことが発表されたが、メディアクリエイトによると実売本数でもミリオンを達成。同社の調べでは、発売初週（3月24日〜3月30日）に88万本を販売したほか、発売2週目には実売本数140万本を達成したとのことだ。これにより、PC版と海外版を除く、「モンスターハンター」シリーズ累計の販売本数は500万本を超えた。