「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」とはよく言ったものですが、ついに4月1日、今日から新年度が始まるという人も多いと思います。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
心機一転、今日から頑張るぞという意気込みの方も多いと思いますが、一方でお疲れ気味の毎日を過ごしている人も多いのではないでしょうか? これからの季節は歓迎会が続いたりもします。
そこで今回は「栄養ドリンク飲んでもどうしようもない!」。そんな絶望的な疲れを癒す超疲労回復チート飯レシピを御紹介します。いろんな食材を組み合わせることでバランスのとれた栄養が摂れてしまいますよ。ぜひ試してみてください。
超疲労回復チート飯レシピ:梅ごま玉ドレッシングの温しゃぶサラダ
材料 2人分
- 豚ロース薄切り肉・・・200g
- かぼちゃ・・・50g
- レンコン・・・小1個
- ブロッコリー・・・1/2株
- A
- 玉ねぎ・・・1/4個
- 梅干し・・・2個
- オリーブオイル・・・大さじ2
- 醤油・・・大さじ1
- 酢・・・大さじ1と1/2
- いりごま・・・小さじ2
作り方
1. かぼちゃは種をとり、一口大に切る。レンコンは皮をむき1cm幅の輪切りにし、酢水にさらす。ブロッコリーは小房にわける。豚ロース薄切り肉は片栗粉(分量外:適量)を薄くまぶす。
ポイント:豚肉に片栗粉をまぶして茹でることで、旨味を閉じ込めしっとり柔らかな食感になります。
2. Aをフードプロセッサーで撹拌させる。
3. 1の野菜を耐熱ボウルに入れ、600wの電子レンジで5分程度加熱する。ブロッコリーは1分の時点で一度取り出して取り除く。
ポイント:この際シリコンスチーマーなどがあると便利。最近は100均にも売ってますよ。お湯で茹でない理由は、野菜の水溶性ビタミンがお湯に溶け出すのを防ぐためです。
4. 鍋にお湯を沸かし、1の豚肉を茹で、3の野菜と一緒に皿に盛り2のドレッシングをかける。
さっぱりとした梅風味のドレッシングが豚肉の旨味を引き立ててくれます。もりもりお野菜を食べることができますが、よ~く噛むことをお忘れなく。なんだかぐんぐん元気がわいてきた気がします。まるで仙豆です。
超疲労回復チートポイント!
1. 豚肉で疲労回復!
豚肉には疲労回復効果が期待できるビタミンB1が、なんと牛肉の10倍も含まれています。ビタミンB1は肝臓で糖質をエネルギーに変えてくれます。不足すると摂取した糖質をエネルギーに変換できず、疲労物質の乳酸菌に変わってしますのです。
2. クエン酸、硫化アリルで豚肉のフォローを!
かといって、豚肉を食べ過ぎるのも厳禁。摂取しすぎると、疲れの原因ピルビン酸が増え、乳酸が体内に溜まってしまう恐れがあります。そこで一緒に摂取して欲しいのがクエン酸やタマネギに含まれる硫化アリル。クエン酸が豊富に含まれる梅干しやトマトなどと一緒に豚肉を摂取することでピルビン酸をクエン酸に変えることができますし、疲労物質を体外に排出する手助けもしてくれますよ。タマネギに含まれる硫化アリルはビタミンB1の吸収を助けてくれる効果が期待できます。
3. セサミンパワーで活性酸素を除去!
ごまに含まれるセサミンは抗酸化作用が含まれており、老化の原因である活性酸素を撃退してくれます。しかもセサミンの抗酸化作用は、他の食材のように肝臓に届くまでに消え去ってしまうのではなく、肝臓に届いてから威力を発揮するのです。肝臓が弱ると疲れを感じやすくなりますからね。肝臓に大量に発生している活性酸素をやっつけるにはゴマですよ!
チート飯を食べた次の日はなんだかやる気が湧いてきて朝からランニングをしちゃったくらい元気になりました。疲れているからって食事をおろそかにしちゃうと本末転倒。良質な食事をして、疲労を回復したら明日も元気にお仕事がんばってくださいね。
作者 りな助
1988年5月8日生まれ 福岡県出身 料理研究家、フードコーディネーター。
料理イベント企画運営や料理教室、料理会を年間100回開催し、料理会、料理教室を開催するリーダーの交流会、勉強会や町おこしタイアップ企画など料理の先生が活躍していくプラットフォームを育成している。 食べることで美しくなれる『ついでにビューティーレシピ』を得意としている。
ブログ:http://foodcreativefactory.com/ http://ameblo.jp/linakawase/
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