なにやら漫画家やイラストレーター、お絵描きっ子たちの間でワコムの小型液晶ペンタブレット「Cintiq 13HD」が話題沸騰である。ちなみに「液晶ペンタブレット」というのは、簡単に言えば “液晶モニタに専用ペンでそのまま絵が描ける” といった商品だ。
これまで発売された液晶ペンタブのサイズは22型〜、価格も安くて約20万円〜と、リアルに手が出しにくい商品だった。……だがしかし! 本日3月19日に発表された「Cintiq 13HD」は……なんと9万9800円! しかも頑張れば持ち運びもできる13.3型ッ! 小さくて安いッ! さらにさらに!
・「どんな描き味なのか!」と妄想しまくり
サイズは375x248x14mmで重さは1.2キログラム! 液晶部分は1920×1080ドットのフルHD! 2048レベル筆圧機能を備えた新デザインのプロペンを採用! どんな描き味なのか! どうなんだ!! ……と、ペンタブユーザーたちはまだ見ぬ液晶ペンタブの使い心地についてモンモンと妄想している状況なのである。
ということで今回は、4月に登場する予定の「Cintiq 13HD」について、現役プロ漫画家のマミヤ狂四郎先生にスペックと商品動画を見た限りでの感想を聞いてみることにしたぞ!
マミヤ「まあね、これまで液晶ペンタブは高かったからね。しかもデカいし。とても手が出せない商品だったんだよね。でも今回のは小さいね。しかも安い。俺のMacBook Airの液晶とほぼ同じサイズで、そのまま液晶ペンタブに描けるとなったら……かなり気になるね。正直、欲しい。
ペンも “2048レベル筆圧機能” って書いてあるから描き味も全然問題なさそう。いま俺、Intuos5のsmallサイズを使ってるのね。外でも描くから持ち運んでる。重さは約0.7kg。これに500グラム足すだけで液晶が付いちゃうわけでしょ。考えちゃうね。
入力エリアもIntuos5のsmallサイズは157.5×98.4mm。対してCintiq 13HDは293.8✕165.2mm……って、めちゃくちゃ広く使えるじゃん! 外寸サイズの375x248x14mmは少し大きな気もするけれど、これはまあしょうがないか」。
――とのことである。なお、発売は4月予定。最後にマミヤ氏に「すぐに買うか?」と聞いたところ、「とりあえず家電量販店で実機見て、いじくりまくって、しばらくはユーザーのレビューとか見たりしつつ、様子見てから判断する」との返答。なかなか慎重派である。
参考リンク:ワコム「Cintiq 13HD」、YouTube wacomwcl
執筆:GO
協力:マミヤ狂四郎