人類最古の大麻使用の痕跡、発見される 25
ストーリー by GetSet
capra 曰く、
中国北西の吐魯番(トルファン)のシャーマンの墓の埋葬品から2700年前の大麻が発見された(本家記事より)。
大麻は乾燥した状態で789グラムあり、革の籠に入れられ、さらに木製のボウルにいれられており、シャーマンが死後の世界で使うために埋葬されたとみられている。大麻は極めて乾燥した気候およびアルカリ性の土壌によって良好な保存状態が保たれており、独特の臭いは失われているものの、緑色を保っていた。
分析によると、有効成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)は比較的高い濃度があったが、サンプルが古すぎて正確な成分比率を出すには至らなかった。
今回発見された大麻は繊維や食物としてではなく、精神活性を目的として使用されていたとみられているが、パイプなどの埋葬品などはなかったため、どのように使用されていたかは未解明とのこと。研究者らによると薬理活性物質としての大麻使用の証拠としては恐らく最古のものとなるとのことである。
中国最古の薬物学書には大麻が薬草として記載あり (スコア:3, 参考になる)
とあるのだけれど、神農本草経について調べてみると「成立は後漢の頃で、後述する『傷寒論』とほぼ同時代(紀元25〜220)と推定」 [tukada.net]とあり、Wikipedia の記述通り西暦前28世紀に中国で薬草として知られていたかは不明。しかしこの本に取り上げられているから「大麻は悪いものではない」という意見がネット上には多いが、悪いのは大麻ではなく嗜好品として乱用する人間。もしかしたら発見されたシャーマン [wikipedia.org]はある意味、古代の廃人だったのではないかな。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:中国最古の薬物学書には大麻が薬草として記載あり (スコア:2, 興味深い)
日本の大麻繊維利用は縄文時代からずっと続いてますから,おおまかな時期は神農本草経の頃と重なっていますよね.もしその頃の大麻が,中国も日本も品種が未分化だったとすれば,中国ではあまり効かないやつを量でカバーして喫ってたということも考えられる…
それとも神農本草経の頃には既に日中互いの大麻の品種は枝分かれしていて,日本産はあまり吸引に適さず,もっぱら衣類を作ったり土器に装飾を施したりするような用途のまま後代に至り,薬物としての大麻利用の明瞭な文化を形成するに至らなかったのか,私はそのあたりに興味を持ちました.もし古代日本にも「よく効く」大麻があったなら,もっと多く使用の証拠や文献記述が出て来ないとおかしいですから.
「THC)は比較的高い濃度があったが、サンプルが古すぎて正確な成分比率を出すには至らな」くても,例えば遺伝子を調べる事で品種までは解らないものでしょうか.
Re:中国最古の薬物学書には大麻が薬草として記載あり (スコア:1, 興味深い)
古語拾遺(807)によると、日本の麻は神武東征後に島根→徳島→千葉と伝播されたことになってます。だから、縄文期の麻が日本の大麻かというのも怪しいですよね。話半分としても、自生していたわけではなく、農業的に自然破壊していたのは確かですから。
http://www.ceres.dti.ne.jp/~alex-x/wakan/kogo1.html [dti.ne.jp]
天富命に齋部諸氏を率いさせて、鏡・玉・矛・盾・木綿・麻等の財宝を作らせた。櫛明玉命の孫[1]は御祈玉を作った。その末裔は今も出雲に住んでおり、冬季の調(律令の税)と一緒に玉を収めている。天日鷲命の孫は、木綿(ゆう)と麻で布を織った[2]。天富命に日鷲命の孫を率いさせて豊穣な土地に行かせて、阿波国に穀(かじ)[3]・麻類を植えさせた。現在でも、そこに天富命と日鷲命の末裔が住んでいる。阿波国からは大嘗[4]の貢物に木綿・麻布をはじめいろいろな物があった。この縁から、郡名が麻殖(おえ)[5]となった。天富命はさらなる肥沃な地を求め、阿波齋部から分家させて東方で麻・穀の植え付けを広め、麻に適した地を「総国」[6]、穀に適した地を「結城郡」[7]とした。阿波忌部の住所は「安房郡」となった。天富命は、そこで太玉命を祀る社を建てた。これが現在の安房神社であり、その神職に齋部氏が就いているのもこれによる。一方、手置帆負命の孫は、矛竿を作った。その分家は今も讃岐国に住んでいる。その証拠に、讃岐国は調庸(律令の税)とは別に毎年800本の矛を収めている。
[1]櫛明玉命らと太玉命は天孫降臨世代。天富命は太玉命の孫なので、「之孫」は、各々の一族で天富命に相当する世代の人物。
[2]原註の万葉仮名「阿良多倍(あらたへ)」は、「荒妙」のこと。肌理の粗い布。
[3]ここでの穀は、一般的な意味の穀物ではなく、穀木綿(かじゆう)の原料となる梶のこと。無論、綿花でもない。
[4]天皇即位後初の新嘗祭。
[5]廃藩置県後は徳島県麻植郡(おえぐん)。平成大合併で2004年に消滅。
[6]総国(上総国+下総国)は千葉県北部・中部及び埼玉・東京の東部。「麻」→「捄」→「総」。
[7]結城郡は茨城県南東部。木綿は「ゆう」と訓ずるので「ゆう(の)木」→「ゆうき」。
Re: (スコア:0)
でも普通の麻ではなく大麻を使うというのはなにがしか意味があるようで、
やはり薬効云々から来ているのではないかと。
Re:中国最古の薬物学書には大麻が薬草として記載あり (スコア:1)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
まぁ、KY君ですね (スコア:0)
ここは、2chとは違います。どういう趣向の人が集まる場所か、よく考えてから、空気を読んで発言して頂きたいと思いました。
Re: (スコア:0)
「断言」だけでいいんじゃね?
元記事のツッコミどころは… (スコア:1)
このページを見た限りで [webry.info]ドライハーブ系大麻の末端価格が1gで4000円だと仮定すると、日本円に換算して末端価格は300万相当です。(アメリカだと1/4くらいらしいけど)
当時の人には、それ以上の価値があるものだったに違いありませんよね。
でも、中国から、分析の為にイギリスのラボに送るのに手続きなどで10ヶ月かかったっていうのも凄い…
べ、べつに、砂漠気候で土壌がアルカリ質だったおかげで、分析用の試料にまわしてもおつりがくるくらい大量の薬草が発見出来るトルファンがうらやましい訳じゃないからねっ。 どーせ、日本は、気候が湿気てて、四季の温度変化があって、土壌が酸性だよ…orz
本家記事には青い目の白人とあるけど (スコア:0)
な、なんだってー! (AA略
Re:本家記事には青い目の白人とあるけど (スコア:3, 参考になる)
興醒めの解説するのもなんだが、 中国といっても西域なのでコーカソイドは昔からいる。 とりあえず英語版 Wikipedia の 新疆の歴史 [wikipedia.org]。 英語読めなくても、 ミイラの女の子と現代ウイグル人の女の子の写真でも見といてくれ。
Re:本家記事には青い目の白人とあるけど (スコア:2, 興味深い)
・夏殷周の超古代中国文明を作ったのは金髪碧眼のアーリア人だ!
・なぜなら、モンゴロイドが文明を創造できるはずがない!
・秦漢以降の古代中国文明は金髪碧眼のアーリア人が創造した文明を模倣したに過ぎん!!
・遺跡に残された骨片と一致しない?そんなもの、だれかが捏造してるにきまっておろうが!
系の頭のおかしな願望系世界史なんでつきあうな。
Re:本家記事には青い目の白人とあるけど (スコア:1, おもしろおかしい)
なるほど確かに
・神舟7号の宇宙遊泳報道は捏造だ!
・なぜなら、中国ごときが有人飛行の宇宙船を打ち上げられるはずがない!
・中国の科学技術は日本の町工場とかから盗んできた技術を模倣したに過ぎん!!
・映像がある? そんなもの、だれかが捏造してるにきまっておろうが!
なんて荒唐無稽な話は聞いたこともありません。さすが我らが偉大なる大和民族はアーリアの毛唐ごときとは格が違いますね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
「近所」について否定するものでは全くありませんというか当然ながら「世界中の誰も」に含まれるわけですが。
なんで忽必烈汗なんだよ (スコア:0)
Re:なんで忽必烈汗なんだよ (スコア:1)
なんやかんやの末チンギス・ハーンとしてモンゴル帝国を
打ち立てるのですね。
# マジでありそうで困る。
Re:なんで忽必烈汗なんだよ (スコア:1)
第三次世界大戦が始まった時点で、歴史を変える為に誰かの意思で古代エジプトに飛ばされて、
クレオパトラと入れ替わって勝者のオクタビアヌスに会って、共和制ローマは穏やかにエジプトを吸収して世界は違う歴史を進む、と言う話。
冒頭に黒海で戦闘備をしていたミサイル巡洋艦が、歴史改変後は諸国を廻る国際見本市船に変わってしまったり
セーラー服の藍色に由来する染物がエジプト特産品となっていたりで、まあちょっと気軽に読むと楽しかったよ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
http://www.net.pref.aomori.jp/shingo/07sight/sight-christ.html [aomori.jp]