グラスひとつでシャンパンの香りや味わいが変わる!リーデルのシャンパーニュグラスを使ってみませんか?
特別な日に、ちょっとお祝いの気持ちも込めてシャンパンを開けてみた。
そんな体験をしたことのある方も少なくないと思います。
高級、特別、ちょっと贅沢、そんなイメージがあって、そういえば私も結婚式の余興で景品に選んだな…なんて記憶が。
さて、そんなシャンパン、どのようなグラスで飲むところを想像するでしょうか?
細長くて背の高いいわゆるフルートグラスが頭に浮かんだ方が多いのではないでしょうか?あるいはシャンパンタワーでよく見る浅めのクープグラスという方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そのグラスではシャンパンの真の香り、味わいを感じられていないとしたら…それってとてももったいないって思いませんか?
と、こんなお話をしているのは、私がグラスメーカーのRIEDELさん主催で行われたシャンパングラスのセミナーに招待していただき、グラスによって変わる味わいを体験してきたからなのです。
実は以前にもビールグラスとコーラグラスで、飲み物の味が全く変わってしまうことを体験させてくれたのがこのRIEDELさんなんですよね。
今回はリーデル家第11代目当主マキシミリアン・リーデルさんから直々にシャンパンとグラスの相性を体験させていただきましたので、こちらの内容をご紹介したいと思います!
まずはこのワークショップの内容をラクガキノートで描いてきましたのでこちらをどうぞ!
タイプの違う4つのグラスで実際に飲んで体験
今回のワークショップでは以下の4つのグラスを使ってワインのテイスティングを行いました。
1.リーデル・ヴェリタス – クープ/モスカート/マティーニ
2.ヴィノム – シャンパーニュ
3.リーデル・ヴェリタス – シャンパーニュ・ワイン・グラス
4.リーデル・ヴェリタス – ニューワールド・ピノ・ノワール/ネッビオーロ/ロゼ・シャンパーニュ
こちらにリーデルさんの指示でワインを注ぎ、参加者は同じタイミングで香りや味を体験するというのが基本的な流れになります。
まずはピノノワール種のワインを体験するところから始まりました。
鳥の形を模したというデキャンタでワインを空気に触れさせ、香りを開き…
2、3、4のグラスにこちらを注ぎます。
フルートグラスに赤ワインが注がれているというのも珍しい光景ですよね。
そして指示に従い、しっかりとグラスに鼻を入れるようにしてそれぞれワインの香りを確認してみると…。
「おぉっ…」
と、その違いに会場から思わず声が上がりました。
2が形状的に香りを嗅ぎにくいのは分かりますが、一見大きさの違いだけに見える3と4でも明らかに違いを感じられるのです。特に4の方からはイチゴやベリーの華やかな香りを強く感じます。
促されるままワインを口に運ぶとさらに驚きが、グラスの厚みや形状で口への流れ込み方が変わることは想像できますが、それによって味わいも全く変わってくるのです。
「グラスはワインにとってのラウドスピーカーである」
そのワインの持つ特徴をどう引き出すかがグラスの役割であるとリーデル氏がおっしゃっていたのですが、体験した後だとその説得力がさらに増します。
また、ワインによっての良い特徴を引き出すため、これだけのグラスがあるわけなんですね。
ここからメインであるシャンパンのテイスティングに
ここでよく冷えた「アンリオ ブリュット スーヴェラン」が配られ、こちらを指示にそってグラスに注いでいきます。
もちろん赤ワインを注いだグラスは水ですすいでいます。
そして再び香りから確かめていくと…1、2は形状的にも香りを感じにくいのは赤ワインの時と同様なのですが、驚いたのは3と4の違いです。
先ほどは芳醇な香りをしっかり感じさせてくれた4番のグラスよりも、今回は3番の方がレモンなどといった黄色い果実の香りを強調してくれて、相性の良さを感じるのです。
さらにそこから口をつけると、泡の滑らかさに明らかな差があるんですよね。
1、2だと泡が大きく、後味も酸味が強調されてしまうのですが、3は泡が滑らかな上に先ほどの香りの良さも絡み合ってとても豊かな味わいなのです。
正直、今まで飲んでたシャンパンで損してたのかも…
なんて感じたのはこの辺りでした。
いや、2のフルートグラスも美しい泡が立つようにそこにレーザー加工でほんの少しだけ傷をつけているとか工夫はしてあるのですが、3のシャンパーニュ・ワイン・グラスを体験した後だとね…。
続いてはロゼタイプのシャンパンを
もっと飲みたい…!と後ろ髪を引かれるも、今回はテイスティングワークショップということで泣く泣くグラスを洗浄し、次に運ばれてきたのが「モエ・エ・シャンドン ロゼ アンペリアル」です。
今度はこちらを2、3、4のグラスに注いでいきます。
うん、美しい!
こちらも香りから味を体験するという流れだったのですが、今度は4番のグラスが最も華やかで味わいも豊かに感じられるのです。
その秘密は使われているブドウの品種なんだそう。
こちらのロゼでは製造途中に赤ワインをブレンドしているのですが、その赤ワインに使われているのが、最初に飲んだ赤ワインと同じピノ・ノワールなんですね。
つまりこの形状というのがピノ・ノワールの良さを引き出すものということなんです。
ロゼのシャンパンとオレンジピールチョコ組み合わせがかなりオススメ
さらに驚いたのが食べ物との相性です。
今回はリンツのオレンジピールチョコとロゼのシャンパンを合わせました。
これは本当にオススメなので、機会があればやってみてください!
まず小さなカケラにしたチョコを口の中にいれ、ゆっくりと溶かしていきます。そして飲み込まず、香りが鼻に届いたところでシャンパンを口に入れると…
いやあ、双方の良さを引き立てるってこういうことか!と
特に驚いたのが4番のグラスを使った時で、先ほどのピノノワールの特徴であり香りと果実味がオレンジピールと組み合わさるとまるで「オレンジブロッサム」と言って過言ではない華やかさになるのです。
これは本当に驚きでした。
グラスの凄さは分かった。じゃあ、どうしてリーデル社はフルートグラスを作っているの…?
で、ここまでの凄さを体験すると一つの疑問が頭をよぎります。
「じゃあ、どうしてわざわざフルートグラスを作っているのですか?」と。
こちらについても思い切って聞いてみました。
すると返ってきた答えが
「特に飲食店などで、フルートグラスを求められるから」
というものでした。
つまり、イメージとしてのシャンパンという意味だと、パッと頭に浮かんだのがフルートグラスだったはずです。このイメージのためにフルートグラスが欲しい、という方がいるのはもっともな話です。
あともう一つ、シャンパンってやはり少し高級なイメージがあります。
そのシャンパンがグラスになみなみ注がれていたら…やっぱりうれしくなってしまいますよね。で、それができるのも、細くて容量の少ないフルートグラスだから…なんてお話も。
マキシミリアン氏自身は「Flute is dead !(フルートグラスはダメだ)」とまで言っているんだそうです。
なかなか過激な言葉ではありますが、グラスに対する誇りと、なによりワインやシャンパンへの愛がそう言わせているのかもしれないな、と感じました。
特別な日の、特別な瞬間を演出するためのシャンパン。
どうせならもっと美味しく楽しむために、ちょっとグラスを用意してみるっていうのも、決して悪いことではないと思うんですよね。
あとは贈り物にもぴったりではないかな、と。
そしてもう一つ、「シャンパンにはフルートグラス」という固定観念を疑った先に、新しい発見や価値があるんだな、ということを感じさせてくれたリーデル社のすごさを感じたひと時でした。
シャンパンをもっと楽しむことのできる、あるいはスパークリング日本酒にもぴったりだという3番のグラスはこちらから。
個人的にはこちらを持っていると何かと使えそうだな、と感じましたよ。
あるいはこちらから
<リーデル・ヴェリタス> シャンパーニュ・ワイン・グラス(2個入) / リーデル公式オンラインショップ
ピノノワール種と相性抜群の4番のグラスはこちらから
あるいはこちらから
<リーデル・ヴェリタス> ニューワールド・ピノ・ノワール/ネッビオーロ/ロゼ・シャンパーニュ(2個入) / リーデル公式オンラインショップ
ビールをよく飲むという方にはこちらのグラスを
お酒ではなくコーラの方がという方にはこちらのグラスを
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