Twitterを眺めていたらこんな人がいました。
明日何つくろっかなー。プチご馳走にふさわしいメニューとは何だろう
— ラグ (@Lagty_in_2D) 2015, 6月 1
※アイコン怖い。
今日が結婚初日だそうで、記念日としてプチご馳走を作りたいそうです。ということで、考えてみました。
ポイント
メニューを考えるポイントを列挙します。
- 初めてでも失敗しないぐらい簡単であること
- 食材の入手は困難でないこと
- 料理器具は分散できてボトルネックが発生しないこと
- 調理のために頻繁に席を立つ必要がないこと
- 「こんなの作れるんだ!」と驚かれること
- お酒に合うこと
- ただ出てきたものを食べるのではなく何か手作業があること
こんな感じでしょうか。特に4,7が重要ですかね。4については、頻繁に席を立つことになるとせっかくの記念日に二人で一緒に顔を合わせて話せる時間が減ってしまうので。7については、食べる方が多少作業がある方が一方的に食べさせられているという気持ちにならずに済みます。
これらのポイントに適した料理を紹介します。
ちなみに、身バレを防ぐために料理の写真はアップロードしませんし、特にお勧めのレシピがあるわけでもないので細かいレシピやレシピへのリンクは貼りません。アイディアだけ持って行ってください。
ディップとクラッカー
お勧め理由:ディップ(クリーム状のソース)は非日常感がある割に作るのが簡単でお勧めです。野菜につけてもいいですが、ここはクラッカーにしておいて、シャンパンを飲みましょう。
調理手段:エビやジャガイモを茹でる以外は基本混ぜるだけで火は使いません。
調理時間:最大30分
作り方:ディップの種類は2種類あれば十分です。アボカドのディップ、タラコとジャガイモのタラモディップ、カニやエビを使ったサワークリームのディップがお勧めです。色合いも綺麗だし、基本的に混ぜるだけなので。出来上がったらタッパーウェアに入れて冷蔵庫に入れておくこと。これですぐに一品目が出せます。
どれを食べようかと悩めるので、食べる方も楽しいです。
※クラッカーは特にどの銘柄でも。
バーニャカウダ
お勧め理由:ディップ+クラッカーがあればバーニャカウダはなくてもいいかもしれませんが、相手が野菜を食べるのが好きなのであれば、バーニャカウダもいい。野菜がたくさん食べられます。しょっぱいからお酒も進む。
調理手段:電子レンジ
調理時間:15分ぐらい?
作り方:バーニャカウダは、ソース部分と、生野菜部分に分けられます。
ソースの方は、200円ぐらいで売っている市販のアンチョビの缶詰と、生クリーム(なければ牛乳)、チューブのすりおろしにんにく、オリーブオイル(なければ普通のサラダ油)を混ぜて、電子レンジで温めればできます。細かいレシピは検索してください。
冷めたらラップをかけてまた電子レンジで温めればいい。
※高級スーパーの特別なアンチョビは使わなくていい。
生野菜は何でもいいです。入手しやすいその時の旬の野菜がいいかもしれません。今の時期ならきゅうり、パプリカ、ミニトマトですかね。ニンジンやカブも定番。洗って、短冊形やくし形に切るだけです。これも切っておいて、ラップをかけて冷蔵庫に入れておけばすぐ出せます。
追記:かぼちゃスープ
あまり品数を増やすと手間なのと、一緒に食べることを重点に置いていたので含めていませんでしたが、このレパートリーだと冷たいものばかりになっていますので、ここで温かいスープもあってもいい。
スープは市販のちょっと高いインスタントでいいと思いますけどね。簡単な割に手間がかかっている感じがしてお勧めなのは、なんちゃってかぼちゃのスープ。かぼちゃを電子レンジで温めて皮を剥がしてスプーンでぐちゃぐちゃにしてナベで牛乳と混ぜて温めて、市販のポタージュスープの素を入れるだけ。かぼちゃはやる気があるなら裏ごしして、なければ裏ごししなくても家庭料理としては気になりません。塩気が薄まる分優しい味になります。容器は事前に電子レンジやお湯で温めておくこと。
冷製パスタ
お勧め理由:メインに入る前にパスタです。日本人はパスタが好きなので大抵喜ばれます。そして、温かいパスタは美味しいタイミングで提供するのが大変な一方、冷製はそういう気遣いが不要。簡単な割に作る人は少ないし、夏場は食が細い人も食べやすい。
調理手段:パスタを茹でるためのナベのためコンロ一つ(電子レンジでもいい)
調理時間:麺の茹で時間+食材を切ってソースと混ぜる時間で15分ぐらい?
作り方:パスタは細打ちのパスタを時間通り茹でておいて、氷水でしめます。
※カッペリーニほど細くなくてもいい。スパゲティのできるだけ細いもので。平打ちのきしめんみたいなパスタはそれはそれで非日常感があっていいと思う。
パスタに絡める具材は、トマト、缶ツナぐらいが楽でいいです。もちろん、缶ツナの代わりに、ベーコン、生ハム、サーモンでもいい。ソースを作るのは面倒なので、市販のトマトソースやイタリアンドレッシングでいいです。個人的には、ジェノベーゼソースが好き。自家製バジルで作ります。
※普段使いしないならこういう小分けのソースで十分。
なんちゃってローストビーフ
お勧め理由:ローストビーフも特別感がありますよね。赤ワインに合うし。本気で作れば手間がかかりますが、なんちゃってなら簡単です。しかも、なんちゃってであることはなかなかバレない。
調理方法:お肉の表面を煮込むコンロ一つ
調理時間:10分ぐらい+半日
作り方:何でもいいので牛肉のブロックを買ってきて、ナベに醤油、酒、にんにく、水を入れて沸騰してきたら、6面をそれぞれ1分45秒ずつ煮込みます(煮込むというか、さらすというか。)。お肉は少し奮発していいものを買ってもいいかもしれない。
その後、その煮汁が冷めたらジップロックに入れて先ほどのブロック肉を放り込み、冷蔵庫で半日ぐらい漬け込みます。
※ジップロックは旭化成の商標登録です。
漬け込んだら、食べる直前に出してスライスして提供します。ジップロックから出すところは見せないで、できあがったブロック肉を目の前で切ってもいい。いい演出になります。
この方法がなんちゃってなのはローストしていないからです。細かいレシピは、『ローストビーフ+きのう何食べた?』で検索してください。
デザート
ここまですればデザートぐらいは作らなくてもいいと思いますけどね。市販のカップアイスを買ってきて、スプーンで繰り抜いてお皿に乗せて、イチゴやバナナを添えるぐらいで十分。お皿を冷蔵庫で事前に冷やしておくとプロっぽくなります。
もし家にオーブン(もしくはオーブントースター)があるなら、焼きリンゴを作るのもいいですね。メインを食べ始めるぐらいのタイミングで焼き始めると、香も楽しめます。「次、何が出るのかな」ってワクワクする。アイスに添えてもいいし、単品でもいい。シナモンパウダーをかけるのは忘れずに。
※今時は100円ショップでも売っています。
最後に
飲み物は好き嫌いがありますから相手の好みを聞いておくように。自分はお酒が飲めないので炭酸水を必ず用意します。最後にドリップ式のコーヒーや紅茶が用意されていると幸せですね。
ちなみに、毎回こういう料理を作ると期待値が上がってしまってよろしくありません。「特別な日のために作ったから」と言っておくこと。
慣れれば、レパートリーに、マリネ、カルパッチョ、生ハムの○○巻き、スペアリブ、ラザニア、炊飯器パンケーキなんかも加えてみるといいかもしれません。楽に品数を増やしたいなら、生ハムやトマトやチーズをそのまま盛りつけるのでもいい。できるだけ、事前に準備できるものを増やし、その場で調理をする必要があるものを減らすこと。二人の大切な時間をより長く楽しめます。
なお、お分かりの通り、これらの料理はホームパーティにも適しています。Let's party!
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※関係無いですけど、ハレグゥの金田一蓮十郎さんのマンガ。ニコイチにしても、ライアー×ライアーにしても設定が好きです。一部Webで読めます。