Excel2013でQRコードを作る
はじめに
Access2013に含まれているActiveXコントロール「Microsoft Barcode Control 15.0」を使用してQRコードが作れます。
Access2013が無い場合は、「Microsoft Access 2013 Runtime」をインストールすれば「Microsoft Barcode Control 15.0」が使えるので、フリーでQRコードを作成することができます。
「Microsoft Access 2013 Runtime」のダウンロードはこちらから。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=39358
「Microsoft Barcode Control 15.0」が格納されているフォルダとファイル名は以下の通り。
- フォルダ: C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office15 ※64bitOS
C:\Program Files\Microsoft Office\Office15 ※32bitOS - ファイル: MSBCODE9.OCX
※ファイル名は「9」ですが、ファイルのプロパティを参照するとバージョンが「15」となっています。
作り方
- Excelの「開発」タブの「挿入」-「コントロールの選択」を選択。
※Excelの「開発」タブが表示されていない場合は「ファイル」ー「オプション」-「リボンのユーザー設定」画面で「開発」タブにチェックを入れてください。
- 「コントロールの選択」画面で「Microsoft Barcode Control 15.0」を選択し、「OK」を押す。
- シート上にバーコードをドラッグ。
- バーコードの種類を変更。
配置したバーコードを右クリックして「Microsoft Barcode Control 15.0オブジェクト」ー「プロパティ」を選択。
- スタイルのドロップダウンメニューを開き、「QRコード」を選択する。
既定では「2 - JAN-13」になっています。
- バーコードのプロパティを表示する。
配置したバーコードを右クリックして「プロパティ」を選択。
- 参照先のセルを設定。
A1の値を参照するように「LinkedCell」項目に「A1」を設定。
※値を直接設定したい場合は「Value」項目に値を設定します。
- セル「A1」に値を入力。
文字列として「’0123456789」を入力して、Enterを押す。
※文字列として表示するために先頭に「’」(シングルクォート)を入れています。
セルに入力する内容を変えれば、URLなどでのQRコード作成も可能。
注意点
バーコードを印刷して使用する場合には、プリンターで出力したバーコードが読み込めることを十分確認してから使用してください。
補足
Access2013でもExcelと同じようにフォームにQRコードを作成できるようです。
Word2013でQRコードを作成する方法は、Microsoftのサイトに紹介されていました。
「QR コード付きのオリジナル名刺を作ってみよう (1) - 初心者 - Office.com」
http://office.microsoft.com/ja-jp/novice/HA104016221.aspx?CTT=5&origin=HA104016241#_Toc349762242