2013/09/15に開催されたPHPカンファレンス2013でVagrantに関する発表をしてきました。
発表資料はこちらです。
(2013/10/09追記)
PHP開発環境を構築するサンプル Vagrantfile をアップしました。
PHP開発環境のサンプルVagrantfile
第7回関西PHP勉強会で発表した下記の内容をベースに、より実践的な内容を追加しました。
PHPシステムの開発環境をVagrantで作ることを題材に、基本的な流れをお話しました。
ポイントは、プロビジョニングにシェルを使う部分と、やはり synced_folder ですね。AWS上にも同じ環境を構築できる部分ももう少し深くお話したかったのですが、時間が足りませんでした><
また、Vagrantfile があるディレクトリ(vagrant upしたカレントディレクトリ)も synced_folder となっていて、仮想マシンでは /vagrant としてアクセスできるということも知っておくと便利です。これを利用するとChefのtemplateリソースのように設定ファイルをあらかじめ用意しておいて、所定の場所にコピーするなどが簡単にできます。
発表後には何人かの方にフィードバックを頂いて、Vagrant + Chef-solo を一気にやって躓いたという方やPHPでプロビジョニングをやることもできるという点に気付いた方もいて、シェルスクリプトをプロビジョニングに使う方法もあるよということが伝わって良かったです。
なかには、PHPを使っていないけど、Vagrantの話を聞きにきました!という方もいて、個人的にはとても嬉しかったです。
ちなみにスライドにある「Vagrantが見せる夢」は、今年のPHPカンファレンスのテーマが「PHPの夢を語ろう。」となっているからです:D Vagrantを使うとより多くの人が簡単にPHP開発環境を手にすることができる、というのは実際に思うところです。
今回は 2F 小展示ホールで発表したのですが、ここは以前のPHPカンファレンスではメイン会場として使われていた場所で、落ち着いて発表することができました。会場の雰囲気も良く、あっという間に発表時間が過ぎました。参加頂いたみなさんありがとうございました!
発表でも触れましたが、Vagrant はじめの一歩として執筆したVagrant入門ガイドは下記です。こちらも合わせて、よろしくおねがいしますm(_ _)m
PHPエンジニア養成読本
9/13に発売された「PHPエンジニア養成読本」をイベント会場内のジュンク堂さんにて販売して頂きました。おかげさまで持ち込まれていた在庫は全て完売ということになりました。ご購入いただいた、みなさんありがとうございましたm(_ _)m
途中、サイン会なども開かれていて、購入して頂いた方と少しお話することができ、楽しかったです。
LT 司会
カンファレンスの最後といえば LT 大会!今回も WordCamp Tokyo とPHPカンファレンスとで合同の LT 大会だったのですが、PHPカンファレンス側の司会として登壇しました。スタッフでも無いのに申し訳ない気もしたのですが、後で聞くと皆さんオーバーワークだったようで(5トラックもあったので。。。)、少しでも負担減に協力できたのなら良かったです。
ただ、もしかするとスタッフの中でやってみたい方もいたかもしれないので、次回は手を挙げると良いと思います。
カンファレンスセッション
今回は特に色々とやることが多かったので、他の方のセッションはほとんど参加できませんでした。。。PHP言語系やRubyからPHPへの話、あとインフラ系の話は面白そうだと思っていたのですが、自身のやることと、あと久しぶりに会う人と話すのが楽しく、気がつくと終わっていました。TLを見ると、かなり面白そうな内容だったようなので、あとでUstやスライドを見てみます。
今年は 5 トラックということで、運営は大変だったと思うのですが、スピーカーとして参加した私はとても快適に過ごすことができました。運営スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。