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21世紀日本への期待: 危機的現状からの脱却を 単行本 – 2001/11/22

4.6 5つ星のうち4.6 5個の評価

21世紀の日本に何を期待するのか-現在,日本の社会が,政治面でも経済面でも行き詰まった状態にあり,精神面の荒廃さえ叫ばれる.暗いトンネル内の低迷から抜け出して,どうしたら明るい将来の光明をつかむことができるのか.

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

21世紀の日本に何を期待するのか。現在、日本の社会は政治面でも経済面でも行き詰まった状態にあり、精神面の荒廃さえ叫ばれる。低迷から抜け出し、どうしたら明るい将来の光明を掴むことが出来るかを検証する。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2001/11/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/11/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 175ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000242040
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000242042
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 5個の評価

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都留 重人
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2002年3月31日に日本でレビュー済み
    ・90歳にして、尚旺盛な読書量と問題意識を維持されていることに感服した。論理建てが散文的な感じはしたが、「今日の日本の状況をどう捉えるか」という問題を整理するにあたって示唆の多いものであった。
    ・本書のキーポイントは第三章にある。その①「技術革新の見通し」では、科学技術の発展により、労働は主要生産要素としての地位を急速に失いつつあり、資本の役割が拡大するので、このままでは労働力の過剰が恒常化し、社会的不均衡が発生するということが述べられる。そしてその②「宇宙船地球号でのグローバル化」では、現在においては地球全体としての賦存資源にほぼ限界のあることが明瞭となってきており、諸物質の排泄・廃棄が環境上の問題を惹き起しているため、こうした点に配慮しない経済活!!動は人類の存続そのものに危機をもたらすということが述べられる。
    ・そして大事なことは、こうした危機の中で「先進国」本位の、或いは「市場至上主義」の旗印の下でのグローバル化が地球の危機を深刻なものとしてきており、いま地球は二つの問題を同時に解決する新たな道に踏み出すことが求められているということである。
    ・ではその新たな道とはどんな方向なのであろう。その答えは「豊かさ」と「成長」というものを見直すところに求められる。筆者は第四章④「ものの豊かさを超えて」で、技術革新が労働生産性を高めている反面、労働それ自体が楽しくないものになっているという問題と、「経済成長」として把握されているものの生産やサービスには社会福祉にプラスのものもあればマイナスのものもあると!!いう問題に触れ、国民の福祉増進の課題を、従来の「ものの豊かさ」という概念にとらわれずに見直すことを提案している。
    ・このような新しい富のあり方を求めることは資本の論理との競合の中で果たして可能なのであろうか。効率的経済活動の契機としての資本を超える、合理的な経済社会活動の契機となるものが新たに創り出せるのであろうか。より深い検討が求められるところである。
    8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2009年12月2日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    元共産主義者だったこともあり,極端かつ矛盾した論旨もありますが,「経済成長」についての記述は興味深かったです.

    そもそも「経済成長」って何でしょうか?一般的に,経済成長の計測は「GDP(国内総生産)」を用いて行います.しかし都留氏は「蚊の輸入」という極端なモデルを使い,如何にGDPが役立たないかを力説します.同様に,無理やり戦争を発生させれば軍需産業は潤う,無理やり治安を悪化させれば○コムや○ルソックは潤う,といえるでしょう.さらに例えば,全国の「専業主婦」が一斉に「家政婦業」を起業し,これまで「無償労働」だったものを「有償労働」として夫が妻に「年間三百万円」を支払うとしたら,妻の所得は「GDPの中に計上」され「八十兆円ぐらいになる」ともいいます.

    では,「経済が成長する」とはどういうことか?残念ながらその答については明確な説明はありませんでしたが,「経済成長≠GDPの増加」であることを知り,「経済成長とは何か」を考えるよいキッカケとなりました.
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2002年7月28日に日本でレビュー済み
    日本を,代表する経済学者である。そもそも,経済人という概念が,もう,必要ないのでは,ないかと,提言される。また,環境問題の重要性の指摘,マネーゲームの危険性の指摘,会社が生み出す負のコストの指摘などすこぶる示唆に富む。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2007年4月25日に日本でレビュー済み
    人心の荒廃、経済の挫折、政治の混迷による低迷から抜け出し、明るい将来の光明を如何につかむか、必要な転換と未来のあるべき方向性が述べられていました。

    筆者は、戦前と連続した国家的イデオロギーやその体現事象と訣別すること、日本の自立が完うできるよう現行の日米安保を根本的に見直すこと、真の豊かさは経済の成長率を指標とするものではないことを確認すること、これら三つの大転換を実現し、世界に向けた21世紀のモデル社会づくりのリーダーシップ発揮にむけ、人間尊重・自然との共生・文化国家としての振興・公害と無縁の都市創造を進むべき未来として掲げています。

    第一回の経済白書を執筆した経済学者である筆者の日本への期待に関する提言が、経済学の範囲を大きく超えたものであり、現在の問題が経済外に原因をもつことを感じさせてくれます。筆者が一流の経済学者であるからこそ問題の本質を経済外に見出せたのかもしれません。1912年生まれの筆者が、孫の世代にあたる我々に示す、日本のより良い未来への導きの書です。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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