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死ぬことと見つけたり(上) (新潮文庫) 文庫 – 1994/8/30

4.4 5つ星のうち4.4 254個の評価

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常住坐臥、死と隣合せに生きる葉隠武士たち。佐賀鍋島藩の斎藤杢之助は、「死人」として生きる典型的な「葉隠」武士である。「死人」ゆえに奔放苛烈な「いくさ人」であり、島原の乱では、莫逆の友、中野求馬と敵陣一番乗りを果たす。だが、鍋島藩を天領としたい老中松平信綱は、彼らの武功を抜駆けとみなし、鍋島藩弾圧を策す。杢之助ら葉隠武士三人衆の己の威信を賭けた闘いが始まった。

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 改版 (1994/8/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1994/8/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 400ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101174180
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101174181
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 254個の評価

著者について

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隆 慶一郎
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(1923-1989)東京生れ。東大文学部仏文科卒。在学中、辰野隆、小林秀雄に師事する。編集者を経て、大学で仏語教師を勤める。中央大学助教授を辞任後、本名・池田一朗名で脚本家として活躍。映画「にあんちゃん」の脚本でシナリオ作家協会賞受賞。1984年、『吉原御免状』で作家デビュー。1989年には『一夢庵風流記』で柴田錬三郎賞を受賞。時代小説界に一時代を画すが、わずか5年の作家活動で急逝。

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
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お客様のご意見

お客様はこの小説について、以下のような評価をしています: 本当に面白い本で、感動の書物だと感じています。日本史を感じるにあたって目からうろこになったという声が多くあります。主人公がカッコいいと高く評価されており、個性あふれる人間ばかりだと好評です。また、清々しく死んでいくための道しるべとなる本であり、清々しさを感じられる内容であると述べています。 死への覚悟についても、いつでも死んでみせるという覚悟があり、犬死であっても構わないという覚悟があると指摘されています。

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10人のお客様が「面白さ」について述べています。10肯定的0否定的

お客様はこの小説について、感動の書物だと評価しています。日本史を感じるにあたって目からうろこになり、道しるべとなる本だと感じています。また、武士道についての理解を深めたという意見もあります。一方で、未完の作品であることや続きが気になっている点については不満の声があります。

"...漫画の『影武者徳川家康』に触れ、物足りないと原作に。べらぼうに面白い。 影武者を十年近く氏の最高傑作として崇めたが、 これこそ男のバイブルだろう。 カッコいい不器用な男達なんて惚れるしかないだろう。" もっと読む

"面白かったです 途中から、なんとなく鍋島藩中の事件簿的になります 一つ一つの事件や登場人物が徐々につながっていく感覚も面白いす" もっと読む

"...という死人の考え方が新鮮であり、武士道についての理解が深まりました。 ただし、未完の作品であり、続きが気になりすぎるので★3つ。" もっと読む

"今まで読んできた時代物小説では終始面白かった。 主人公の”実践的な覚悟と洞察力”が次々と押し寄せる難題を痛快に乗り越えて行く。真の強さを感じました。" もっと読む

6人のお客様が「主人公」について述べています。6肯定的0否定的

お客様はこの小説の主人公について、カッコよく、個性あふれる人間だと評価しています。主人公が本当にカッコいいと感じており、日本人の正義感や美意識の根底を考えさせられる作品だと述べています。また、武士好きや男道好きにとって最適な本だと感じているようです。

"氏の作品で一番好きだ。 『花の慶次』の原作だと『一夢庵風流記』を買ったが「まぁこんなもんか」と呼んでいた。 漫画の『影武者徳川家康』に触れ、物足りないと原作に。べらぼうに面白い。 影武者を十年近く氏の最高傑作として崇めたが、..." もっと読む

"歴史好き、武士好き、男道好きなら是非読んでください。" もっと読む

"...生きる事、死ぬことについて深く考えさせらる本です。 隆作品全てに言えますが、主人公が本当にカッコいい! こんな生き様、死に方に激しく魂を揺さぶられます。 是非本作をはじめ隆作品に触れて頂きたいです!" もっと読む

"...これ,だれだっけ?と読んでいる途中で読み返すと繰り返している私でしが,こちらの本に出てくる登場人物は皆,個性あふれる人間ばかり.すぐに上巻を読み終えました." もっと読む

3人のお客様が「死への覚悟」について述べています。3肯定的0否定的

お客様はこの書籍について、清々しく死んでいくための道しるべとして高く評価しています。いつでも死んでみせるという覚悟があり、死に方に激しく魂を揺さぶられる内容だと感じています。

"...隆作品全てに言えますが、主人公が本当にカッコいい! こんな生き様、死に方に激しく魂を揺さぶられます。 是非本作をはじめ隆作品に触れて頂きたいです!" もっと読む

"まさに生きていくための、そして清々しく死んでいくための 道しるべとなる本である。" もっと読む

"...葉隠において「常住死身」(じょうじゅう・しにみ)という言葉は重要な概念である。いつでも死んでみせるという覚悟、それはたとえその死が犬死であっても構わないということともとれる。しかし、考えてみると犬死という言葉には価値観が含まれている。無駄な死、死に損という損得勘定、謂わば計算がそこにはある。..." もっと読む

上位レビュー、対象国: 日本

  • 2024年12月8日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    この小説が大好きなので、見かけるたびに購入し知人に配っています。
  • 2018年5月29日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    氏の作品で一番好きだ。
    『花の慶次』の原作だと『一夢庵風流記』を買ったが「まぁこんなもんか」と呼んでいた。
    漫画の『影武者徳川家康』に触れ、物足りないと原作に。べらぼうに面白い。
    影武者を十年近く氏の最高傑作として崇めたが、
    これこそ男のバイブルだろう。
    カッコいい不器用な男達なんて惚れるしかないだろう。
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年2月9日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    面白かったです
    途中から、なんとなく鍋島藩中の事件簿的になります
    一つ一つの事件や登場人物が徐々につながっていく感覚も面白いす
  • 2021年6月11日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    歴史好き、武士好き、男道好きなら是非読んでください。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2022年6月8日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    主人公など佐賀の鍋島藩士は、自分を死人と捉え生きていくことで、死を恐れず、一瞬に己の全てを賭けることで凄みが増す。「失うべき何物も持たない死人の方には負けはないのだ。彼等は勝つことさえ望んではいない。勝っても負けても、やるべきことはやる」という死人の考え方が新鮮であり、武士道についての理解が深まりました。
    ただし、未完の作品であり、続きが気になりすぎるので★3つ。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2018年7月3日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    著者の作品は全部読んでますが、私のベストはこの上下巻です。

    生きる事、死ぬことについて深く考えさせらる本です。

    隆作品全てに言えますが、主人公が本当にカッコいい!
    こんな生き様、死に方に激しく魂を揺さぶられます。

    是非本作をはじめ隆作品に触れて頂きたいです!
    14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2020年7月14日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    今まで読んできた時代物小説では終始面白かった。
    主人公の”実践的な覚悟と洞察力”が次々と押し寄せる難題を痛快に乗り越えて行く。真の強さを感じました。
  • 2020年10月28日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    死を覚悟できていて、どういう行動を取るのかが面白い。元気が出るというか、覚悟ができるというか。
    読んで得るものがある
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート