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コンセプトが伝わるデザインのロジック Kindle版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
「デザインの考え方」が身につく、ノンデザイナーのための教科書
デザインに関する知識やセンスがなくても、誰でもデザインする力を身につけられることを目指した教科書です。これからデザインを学ぼうとする人や、ノンデザイナーだけれどもデザイン力を獲得し仕事に活かしたいビジネスパーソンに向けて、デザインの基礎が身につくレッスン内容になっています。誰に向けて、何を届けるのか。これを突きつめて考え、実践するための方法を、コンセプト・構図・レイアウト・色などを軸に学んでいきます。
- 言語日本語
- 出版社ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日2020/6/16
- ファイルサイズ68440 KB
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出版社より
各章の内容について
1章 デザインとは何か?
そもそもデザインとは何でしょうか?
ポスターやパッケージ、ロゴなどのデザインが思いつくでしょう。
しかし、もっと広い目で世界を見渡すと、あれもこれも、様々な物事がデザインされていることに気づくはずです。
2章 コンセプトとは何か? ―デザイナー的な観察法
デザインには様々なレベルのものがあることがわかりました。
そして、デザインにおいては「コンセプト」が重要となります。
コンセプトを作るために必要なデザイナー的観察法を、商品開発の現場を想定しながら、この章で学びましょう。
3章 構図について
ここからはグラフィックデザインを実践的に身につけるための、解説とレッスンになります。
まずは「構図とは何か」から紐解きます。
前章で学んだコンセプトを、どうデザイン化していくのでしょうか。
4章 レイアウトについて
3章では「構図とは何か」を考えてみました。
4章では構図によって定められた全体像を、より効果的にターゲットに届けるための、モノの配置である「レイアウト」について考えてみましょう。
5章 色について
この章では色についての基本を学びます。
そもそも、色とは何なのでしょう?
色を理解することで、ユニバーサルデザイン(全ての人が使えるデザイン)についても理解することができます。
6章 グラフィックデザインのセオリー
最後に、グラフィックデザインの18のセオリーをご紹介します。
本書のトライアルを終え、実際のデザイン制作に入る前に目を通してみてください。
そして、これらの型を学んだ後に、その型を突破するべく、自由な発想でデザインを模索してみましょう。
卓越したグラフィックデザイナーになる | 要点で学ぶ、デザインの法則150 -Design Rule Index | 要点で学ぶ、リサーチ&デザインの手法 ーResearch & Design Method Index | 要点で学ぶ、色と形の法則150 | コンセプトが伝わるデザインのロジック | 伝わる短文のつくり方 「言語化のロジック」が身につく教科書 | |
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価格 | ¥2,512¥2,512 | ¥2,200¥2,200 | ¥2,200¥2,200 | ¥2,200¥2,200 | ¥2,200¥2,200 | ¥2,200¥2,200 |
発売日 | 2018年07月26日 | 2015年10月16日 | 2018年9月14日 | 2020年7月21日 | 2020年06月16日 | 2022年9月22日 |
判型 | A5判変型 | 四六判変型(12.7x12.7x1.8) | 四六判変型(12.7x12.7x1.6) | 四六判変型(12.7x12.7x1.8) | B5判変型 | B5判変型 |
ページ数 | 184ページ | 320ページ | 208ページ | 320ページ | 160ページ | 160ページ |
商品の説明
出版社からのコメント
【目次】
【1章 デザインとは何か?】
〔コラム〕デザインx日本文化
千利休の観察眼
【2章 コンセプトとは何か? デザイナー的な観察法】
〔コラム〕デザインx進化
人類が次にデザインするべき素材とは?
【3章 構図について】
〔コラム〕デザインxサイエンス
ビジョンをわかりやすく伝えるデザイナー的視点
【4章 レイアウトについて】
〔コラム〕デザインx経営
経営者はデザイナーとセッションできればよい
【5章 色について】
〔コラム〕デザインxテクノロジー
テクノロジーがデザインもアートも変える
【6章 グラフィックデザインのセオリー】
〔コラム〕デザインxアート
「ゼロ」の前に「ゼロゼロ」がある。最後は感じるか感じないか
著者について
芸大・美大・美術高校受験: 御茶の水美術学院
ゼロからはじめてプロになる: 御茶の水美術専門学校
大人のためのアートスクール: OCHABI artgym
私たちは「世界に文化で貢献する」という理念のもとに、
クリエイティブ力を身につけた人材を世界に送り出しています。
登録情報
- ASIN : B089NDC1M5
- 出版社 : ビー・エヌ・エヌ新社 (2020/6/16)
- 発売日 : 2020/6/16
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 68440 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 162ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 205,378位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 710位デザイン (Kindleストア)
- - 1,994位グラフィックデザイン (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
OCHABIは、1955年創立当初から一貫してデザイン・アート教育の一翼を担ってきました。在学生や卒業生が自然と口にしていた“OCHABI=オチャビ”という愛称は、今日のデザイン・アート界において、特別の響と力を持っています。
それは創立時から単なる美術学校ではなく「世界に文化で貢献する」という高い理想を掲げて創立された学校であるからです。
OCHABIには2つの学校と、1つのGYM(ジム)があります。
芸大・美大受験と美術高校受験のために、中学生、高校生、高卒生を対象として、初めての人にも安心して学べる徹底した基礎の養成や、個性を活かす細やかな受験対策など、個々の目的に合わせて学べる御茶の水美術学院。
「ゼロからはじめてプロになる」を教育理念に、デザイン・アートによる問題発見、問題解決を実践し、社会や企業で必要とされるコミュニケーション力、イメージ提示力などの即戦力を養う事を目的とする、高卒生または同等資格者、大学卒、社会人のための御茶の水美術専門学校。
絵を情報としてとらえ、理解しやすいシンプルな課題で「わかる」「かける」実感を大切にし、ビジネスにも生活にもあらゆる面での活用可能なデザインとアートを、全く新しいプログラムで学べる「大人のためのアートスクール」artgym。
年齢、性別、経験の有無を超えて、本来はどなたにも備わっているはずのデザインとアートの力を伸ばすことができるように、日々研究を続けています。OCHABIが、社会に開かれたデザインとアートへのZEROからの入り口でありつづけたいとつねに願っています。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2021年1月7日に日本でレビュー済み大学医学部で講義コースを担当している教員です。私は専門である感染症に関する講義資料の小冊子を作成しましたが、その表紙のデザインを依頼した際に、デザインを担当してくれた「エリスさん」から紹介してもらったのが本書。本書はイラストが豊富で、そのイラスト自体が、読者の関心を惹くように、よくデザインされており、楽しく勉強でき、通読も容易です。また、デザインとは何かを学べるだけでなく、日々のライフスタイルまで変えるヒントが書かれている点が優れています。
私は、当初は表紙デザインというものを軽く考えていましたが、今回、講義資料の表紙デザインを自分で、デザイナーの「エリスさん」に依頼してみて、出来上がったプロフェッショナルな表紙に、素人の私では考えも及ばない発想が込められており嬉しい驚きでした。エリスさんによると、「デザインは基本がわかれば、あとは個々のデザイナーのバリエーションの引き出しの多さなどによって決まってくるもの」とのことで、まずは基本の理解とのことでした。本書を読んで、「デザインの基本」というものが何であるのかということが初学者にも楽しく学ぶことができました。
1章「デザインとは何か」では、デザインという概念は、日々の暮らし方も変えていく、人の意識形成にも関わるものであることなどが述べられています。たとえば、ライフスタイルをデザインするには、“「人そのものへの関心と考察」こそがデザインの基礎p22“としています。なるほど、デザイナーのエリスさんは、人の表面的なところではなく、内面的なところをしっかりと見ている人なので、これはデザイナーの視点から培われたものかもと納得しました。
2章「コンセプトとは何か?-デザイナー的な観察法」では、デザインをするにあたっては、“デザインの裏に隠された「制作意図・意味・意志」と「ターゲットにとっての価値」を読みとる作業p28”が必要と解説しています。これはサン=テグジュペリの「星の王子さま」が述べたように「見えないものを見抜く習慣を身につける」ことで、これがデザイナー的な観察方法としています。つまり、私の場合は、エリスさん曰く「先生(=私)が講義で何を伝えたいのか、そして資料を使う学生さんにとって何が有用かを、(エリスさんが)表紙デザインをする時にまず考える」ということになります。
2章では、さらにアイデアのブレーンストーミング(ブレスト)、「他者に自分の意見を押しつけないという、全てに優先する絶対的なルールp32」、ブレストに慣れてきたら、絵や写真などを使ったイメージブレストを勧めています。また、“デザインを起こすためには、「(ターゲットである)生きている人々を観察する」リアルなマーケティング(人々の共通意識を把握する)を、自らに習慣化する必要があるp34”としています。これは1章のデザイナーの「習慣」に共通するものと思われました。
3章「構図について」では、「構図=composition, 構成、画面の構成、構成された図形」と「レイアウト=layout, 配置」の違いについて解説p49されています. 「構図」は作り手の側の問題であり、“構図を決める(構成する)ためには、「誰」に「何」を伝えたいかという作家(作り手)の意図が明確である必要がある!”としていますp51.
4章「レイアウトについて」では、レイアウトのコツは、伝えたいことを相手に届けるために、優先順位をつけることp79と解説しています。そして、(余白を設けて)グループ化p81、目線誘導p82、左右対称p87、“斜めに角度をつけるなどして、あえて真っ直ぐに配置しないレイアウトp89”、レイアウトの型紹介(三分割p92)、ラフスケッチp102、などを紹介。
5章「色について」ではRGBとCMY(K)p108、色覚多様性者の見え方p110、色相(12色相環p112)、彩度・明度、「補色よりも明度差のある組み合わせが目立つ(白黒コピーを取るとわかりやすいp115)、「同系色に、補色に近い色を加えることで、互いに効果的に引き立てるp118」ことなどを解説。
6章「グラフィックデザインのセオリー」では、18のセオリーを解説。たとえば、セオリー2「自分の気持ちを知る」では、「デザインを志す人は、常に、世の中に対する自分の中の“本当の欲求”に素直であろうとします。“自分の気持ち”を知る人のみが、他者の意識に触れることが可能です。自分をごまかさない力が必要ですp129」と解説。
終章の「おわりに」では、「常に世の中を“デザイナーの観察眼”で眺めることが広義のデザインに関する最適な勉強方法であるp157」。「デザイナーは常に謙虚さが求められる。デザイナーは受け手に謙虚に耳を傾けていく姿勢が大事です。いつも直接聞けるとは限らないので、リサーチする必要もあります。あらゆる手段や機会を通して情報を集め、次はよりよく改善していこうとするプロセスを、デザイナーは求められています」としています。私は、本書を通読してから、これまで素通りして注意することのなかった大学の廊下に貼ってあったポスターのデザインに関心を持ち、それを評価することの楽しさを感じています。また、デザイナーのエリスさんが、表紙デザインにあたって、講義の鍵になるコンセプトついて私の意見を大変謙虚に耳を傾けてくれており、また出来上がった表紙デザインには、講義内容の感染症に関する(エリスさん自身の)深いリサーチがあってはじめてできるデザインが含まれていたことを、思い出しました。
なお、本書にはいくつかの1ページからなるコラムがありますが、その中で「経営者はデザイナーとセッションできればよいp104」は、デザインに関する知識を身につけることは、デザイナーだけでなく、依頼者にとっても大切であることが書かれてあり、優れています。ここでは、「デザイナーは専門職であり、プロのレベルに達するまでは時間がかかります。そこで依頼者はデザイナーになろうとせず、共通のデザイン言語を理解し、デザイナー的観察手法を身につけた上で、“デザイナーとセッションできればよい”、つまり優秀なデザイナーと共創協働できる能力の獲得に集中するのがよい」とアドバイスしています。私は本書を通読して、デザインの奥深さを学び、本書で書かれていたロジックの多くが、エリスさんのデザインに込められていることがわかりました。デザインの初歩が本書で学べたことにより、今後、デザインを再び依頼する時には、依頼側として何を抑えておくべきなのかなどが明確になりました。
最後に、デザイナーのエリスさんは、いつもは私には本の紹介はしない人なのです。ところが、今回、本書を紹介してくれたのは、「デザインを依頼する時には、まずは依頼者もデザインを理解しておくと、よりよいものができますよ」と遠回しに私にわからせてくれたのではと感謝しております。これもエリスさんのデザイナー的な人間観察の習慣から生まれたものではないかと思っています。
以下は誤植。
p20下5行: 正、リデザイン; 誤、リザデイン
p133下4行: 正、背景にする; 誤、背景をにする
- 2020年8月18日に日本でレビュー済みデザインの決まりや法則は何なのか、
言葉ではおそらく耳にタコができるくらい聞いてきました。
言葉で聴いてもつまり実物のチラシやポスターでいうと
どういうことなのか、突っ込んで解説してくれる人はいませんでした。
「いいものをたくさん見てください」言いたいことはわかります。感性が追い付かないです。
「自分なりに解釈してみよう」やってみてもどう解釈するのかわかりませんでした。
この本にはその答えが書いてあります。
こんな本がほしかったんです。
デザインの基礎となる本も過去に数冊購入してみましたが、
法則の羅列。なぜそうなるのか理由が知りたかったのに違うし…。
実物、しかもコンビニやCMでよく見る商品を例に
細かく解説してくれています。何となく手にしている商品には
こだわりがたくさん詰まっていて、手に取るようにできているのだと思いました。
デザイン関係の仕事をしているわけではないのですが
デザインの基礎は勉強してきました。
現在はポスターやチラシ、新聞の構成を勉強中です。
これを読んで急激に変わることはないかもしれないけど
コンセプトを絞り込んでオリジナルをつくりたいと思いました。
- 2024年1月7日に日本でレビュー済みたまにデザインすることがあるノンデザイナーです。小手先でなんとかやっているので、作例集以外の切り口でデザインを学びたく、借りて読みました。
何回読んでもコンセプトと構図のところが腹落ちせず、もやもやしています。
構図とレイアウトが別物である説明がありました。ステップとしては構図→レイアウト。
一方で一般に言われる三分割構図などが、この本ではレイアウト型と書かれています。
ということは構図を考えるステップでは三分割とか日の丸とかそういうことではない、という理解になります。
構成要素を検討する、ということなんですよね……どのように?コンセプトとターゲットが決まってたら自ずと決まるんですかね。
ステップでもって、具体的にデザインを制作していく実例を添えてほしかったです。
消化しきれていませんが、本書の前半はあまり考えてきてないので得るものもあったとは思います。教科書っぽいです。
入試とか演習用のテンプレートとか学生の作例?添削とかが突然入ってくるのがなんか学校の先生みたいだなと思いました。
- 2020年11月12日に日本でレビュー済み余白が上手に使われていることもあり、約一時間で読み終えることが出来ました
四章位までに出てくる、手書き文字(フォントではなく恐らくそのままスキャンされたもの)
が、クセがあるのと小さいのとで、読むのが大変でした
実際に専門学校らにて授業を受けているような気分にさせてくれる内容でした
小中学生時分にこちらに出会えていれば、ポスターの課題で入賞が狙えただろうなと
思えました
中学で習ったことのあるもの、何となく知っていたテクニック等の既知の内容もありました
元々センスのある人は、この本だけで足りるのでしょうが、そうではない自身としては、
第二段第三弾も出して欲しい、と思えてしまいました
- 2020年11月23日に日本でレビュー済みデザインと言うと、ついつい「デザイン集」的な感覚的、右脳的アプローチばかり思い浮かべがちですが、本書はそれをロジックで分解した上で実施フローに落とし、万人が再現性高く高品質なデザインをアウトプットできるよう目指された本です。
なのでまず最初にデザインとは何か、その存在意義から冒頭問われます。
考えてみれば至極当然で、純粋なアーチストでもない限り、デザインとは本来「手段」であって、それにより達成すべき「目的」が個別にあるはず。そしてそれは「コンセプト」と呼ばれるものです。
本書ではそのコンセプトの定め方を1章使って解説してますが、その内容も決して"戦略コンサルがチャートを使って云々"みたいな使い古されたものではありません。
もっと全脳的、右脳と左脳、直感と論理が調和するよう、色んなアプローチが平坦な文書でもって紹介されている。
以降、そのコンセプトを達成するための構図、レイアウト、キャッチ、配色等、具体的なデザインのHow toが、豊富なデザイン例と共に、効果的なアプローチが具体的にレクチャーされます。
ロジックと言うと小難しい感じがしますが、本書はそこはまずキッチリ抑えつつも、「更にもう一歩」の余地(それは感性、と呼ばれるものでしょう)を残すよう、人の気持ちに寄り添う重要性、迷ったときに複数の他人から意見を求める事で新たな気づきを得るチャンス等、忘れてはならないアプローチについても紙面を割いてます。
これは著者が評論家ではない、現役の実務家だからこそ、書かずにいられなかったエッセンスなのだと思います。
以上本品、実務家による実務家のための多面的で実践的な教科書だと思います。★5つ!
- 2020年8月12日に日本でレビュー済み本書の最終章にこんなコメントがあります。
「コンセプトはネーミングに表れる」
なるほど。それでは、この本のネーミングを見てみましょう。
「コンセプトが伝わるデザインのロジック」
ふむ。デザイナー向けでしょうか。
おそらくコンセプトを伝えることが苦手なデザイナー向けに書かれた、デザインをロジックで紐解く書籍でしょう。
表紙のイラストも今風で可愛いイラストがあしらってあり、いかにもデザイナーが手に取りそうです。
が、実は違います。
何とこの書籍の中身は、ノンデザイナー向けの書籍です。
誰がこのネーミングからそんなことが予想できるでしょうか。
表紙には、ノンデザイナーと一切書いていません。
が、なんと取ったら分からなくなる帯に、小さい文字で書いてあるではありませんか。
これでは、あまりに不親切ではないでしょうか?
ノンデザイナー向けというだけあって、内容はかなり初歩的な簡単なことです。
書体は大別すると2種類ある。や、余白は大事である。それならまだいいかもしれませんが、RGBとCMYKの違いの話なんてのも出てきます。
これでは、私のように「コンセプトを伝えることが苦手なデザイナー向けに書かれた、デザインをロジックで紐解く書籍」として購入した人は面を食らうと思います。
ノンデザイナーの人にとっては、有益な情報でしょう。本の内容については否定しません。
むしろ、重要なことが端的にまとめられ読みやすく書かれています。
しかし、デザインのプロとして、書籍を出した以上、このタイトルと内容の違いは見過ごせません。
ターゲットは誰か?コンセプトは何か?と本書では何度も繰り返し述べていますが、
この書籍のターゲットは?コンセプトは?そんな疑問が頭にチラつき、何ともモヤモヤしました。
昨今のローソンのPB問題しかり、本当にデザインが難しいものだと痛感します。
数々の場数を踏んできたプロでさえ、こういうミスを犯してしまうのですから。
ただ、タイトルと内容の乖離だけで、星1というのはあんまりですし、
実際問題ノンデザイナーが読んだら有益なので星2とさせて頂きました。